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【Square Enix LIVE】己の力を信じ、誇りを取り戻せ! 「Marvel’s Avengers」は数年にわたり展開、新ステージや新ヒーローは無料で提供

5月15日発売予定

 今年のE3のスクウェア・エニックスで、最大の注目は「Marvel’s Avengers」だろう。映画でおなじみのヒーロー達が集う「アベンジャーズ」をテーマに、「トゥームレイダー」のCrystal DynamicsとEidos Montrealがゲーム化、スクウェア・エニックスがワールドワイドに展開する。日本でも世界と同じ、5月15日発売予定だ。日本語版はローカライズも期待したい。

 本作ではゲームオリジナルのストーリーとなる。「マーベル」の世界は様々な時間軸、物語が展開し、例えば映画はコミックスの「アベンジャーズ」とは全く異なる。これはマーベルコミックス自体が多次元宇宙の存在を作品に取り入れているからでもあるだろう。今回明言されていないが、ヒーローのデザインや、構成など、「Marvel’s Avengers」は映画の「アベンジャーズ」シリーズに近い設定のようだ。

【Marvel’s Avengers: A-Day | Official Trailer E3 2019】

 「Marvel’s Avengers」は重厚なストーリーを体験できるストーリーモードだけでなく、最大4人のマルチプレイ協力モードにも対応している。今回公開されたヒーローは「キャプテンアメリカ」、「ソー」、「ハルク」、「ブラックウィドウ」、そして「アイアンマン」の5人。物語は未知のエネルギーを搭載し、空中を浮遊する「ヘリキャリア」をサンフランシスコでお披露目の日、そのエネルギーを奪おうとする敵との戦闘になってしまい、街は壊滅してしまう。ムービーではキャプテンアメリカも犠牲になったような描写がある。

 この事件の責任を問われアベンジャーズは解散、5年の月日が流れる。世界は邪悪な存在に脅かされる。世界を救うにはヒーローの復活しかない。プレーヤーは好きなヒーローを選び、マーベル特有のヒロイックな物語を体験できるという。本作は逆境の中で自分を肯定、己の力を信じる心と、団結力を求められるという。北米版の音声は有名声優を起用し非常に豪華なキャストになるという。会場でも大きな声援が上がっていた。

ブラックウィドウやアイアンマンの装備に映画と共有されるデザインが認められるが、人物の顔かたちはまったくことなる
「Marvel’s Avengers」はキャラクターが3人称視点で描かれるアクションゲームが基本となりそうだ

 「Marvel’s Avengers」はゲームが出てそれで完結というわけではなく、複数年にわたってコンテンツが提供される形になるという。そしてオンラインでチームを構成、自分のプレイスタイルに合わせてヒーローをカスタマイズ可能だという。ストーリーを追うだけでなく、オンラインゲームとして自分のヒーロー像を追求、他のプレーヤーと協力して戦えるという。今後、新ヒーローや新エリアは無料で提供、ルートボックス(ガチャ)といった要素は入れないという。

5年後、ヒーロー達は誇りを失っている
参加声優は非常に豪華だ。会場からは大きな歓声が上がっていた

 ムービーは圧倒的なグラフィックスと縦横無尽のスーパーパワーをふるうヒーロー達が描かれている。基本は三人称視点で展開し、他のヒーローに切り替えたりすることで様々な場面をプレイするようだ。ソーヤハルク、アイアンマンなど超人レベルのキャラクターだけでなく、極めて高い身体能力は持つが人間としての領域にとどまるブラックウィドウやキャプテンアメリカのテクニックを活かした戦い方も気になるところ。E3会場ではシアターにてより濃密なプレイデモを見ることができるとのことだ。

 最後に登場したのは「ハンク・ピム」、初代アントマンである彼は、映画では冷戦時代に活躍した老人として描かれていたが、今回は若々しい姿を見せている。ゲームオリジナルのストーリー、今後の展開もとても気になる。弊誌でも取材していきたい。

4人での協力プレイに対応、ヒーロー達は自由にカスタマイズできるという
最後に出て来たアントマンことピム博士は、映画と大きく設定が異なる