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エイベックス、ゲーム事業をエイベックス・テクノロジーズに集約

エイベックスのゲームIPを使ったクラウドゲーム事業が本格化へ

5月29日発表

 エイベックス・テクノロジーズは、同じエイベックスグループのエイベックス・ピクチャーズが展開するゲーム事業および、それに関する権利義務を継承することを官報内吸収分割公告で明らかにした。効力発行日は7月1日を予定。

 エイベックス・テクノロジーズは、5月14日に設立されたばかりのクラウドゲームメーカー。具体的な活動内容はまだ明らかにしておらず、その実態はまだ謎に包まれているが、少なくとも今回の発表で、エイベックス・ピクチャーズのゲーム事業、IPを受け継ぐ形で、それをクラウドベースのパブリッシング、あるいはブロックチェーン技術によるIP管理によって、エイベックス・テクノロジーズが主体的に展開していくことことが明らかとなった。

 エイベックス・ピクチャーズは、最新作である「トリニティセブン -夢幻図書館と第7の太陽-」をはじめ、「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-」、「深夜!天才バカボン」、「おそ松さんのへそくりウォーズ」など多くのスマートフォン向けアプリを展開。今後はこれらのタイトルはエイベックス・テクノロジーズによって運営されていくことになるが、過去には「マブラヴ」シリーズを手がけるイクストルを子会社化しており、こちらの動向も注目される。

 大本命と言えるのは、「バストアムーブ」(1998年、エニックス)のように、エイベックスの本丸であるミュージック分野のIP、リソースを活かした音楽ゲーム。それを載せるクラウドプラットフォームと、IPをしっかり守るブロックチェーン技術によって、グローバル展開されれば、「ROCKBAND」、「Dance Central」シリーズで音楽ゲームの分野を制覇したHarmonixのように、エイベックスが音楽ゲーム新たな覇者になるかもしれない。正式発表が待ち望まれるところだ。

【官報】