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ゲームでひと足早く東京オリンピックを体験! 「東京2020オリンピック The Official Video Game」プレス発表・試遊会レポート
2019年4月24日 10:50
セガゲームスは、東京2020オリンピック公式ゲームであるプレイステーション4/Nintendo Switch用ソフト、「東京2020オリンピック The Official Video Game」のプレス発表・試遊会を、東京都の秋葉原UDX THEATERにて4月23日(火)に開催した。
「東京2020オリンピック The Official Video Game」は、自分の分身となるアバターを選手として操作し、オリンピック競技で世界中のプレーヤーと対戦ができるスポーツアクションゲーム。今年3月に、同じく秋葉原で開催した「セガフェス2019」でも発売を公表した東京2020オリンピック公式ゲームのひとつで、発売日が東京オリンピックの開会式ちょうど1年前にあたる、7月24日に決定したことが発表された。
会場には、ゲストとして本作のPR大使に就任した、オリンピックの競泳種目で4つのメダルを獲得し、現在はスポーツジャーナリストとしても活躍する松田丈志さんが登場。「東京にオリンピックがやって来るだけでもうれしいのに、ゲームのPR大使もさせていただくことになったので、とても興奮しています」という松田さん。
「15種目以上が収録され、BMXのフリースタイルパークなどの新種目もあります。オンライン対戦もできますし、パーティーゲームであるとも思いますので、みんなでワイワイやってほしいですね」と、本作の特徴を紹介していた。
本作の説明後、松田さんはステージに用意されたプレイステーション4版を使用して、競泳の200m個人メドレー、卓球のトレーニングモードと、陸上の100m走のオリンピックゲームスモードに早速チャレンジ。最初にプレーした200m個人メドレーは、松田さん自身の専門種目ということもあり、操作方法を実況・解説しながらでも余裕で泳ぎ切り、タイムはなんと1分53秒999。「フェルプスにも勝ちました!」と松田さんは大喜び。続いてプレーした卓球でも、危なげなくCPUキャラに勝利した。
オリンピックゲームスモードで挑戦した100m走でも、予選と準決勝を危なげなく勝ち抜くと、決勝ではそれまで失敗していた「スーパーベストスタート」と呼ばれる上級操作を見事に成功させ、爆発的な加速からの独走で金メダルを獲得。さすがはオリンピックのメダリスト、本番に強い”持っている男”ぶりを、ゲーム上でも見事に発揮した。
すべての種目に勝利してプレーを終え、PR大使の役目を見事に果たした松田さんは、最後に「みなさんが見ている前で緊張感を持ちながらプレーしたので、実際に大会に出ているような気持ちになりました。我々の国で行われる東京オリンピックを盛り上げるという意味でも、ぜひみなさんにもゲームで予行練習をしていただいて、ともに盛り上げていけたらいいなと思っております」とコメントしていた。
「東京2020オリンピック The Official Video Game」ファーストインプレッション
試遊会場ではPS4版が遊べるようになっていたので、筆者も早速6、7種目ほどプレイした。
各競技とも、初回選択時には基本操作の説明画面が表示され、なおかつ操作はどれもシンプルだったので覚えやすかった。最初に事前知識がまったくない、新種目のBMXをあえて選択してみたが、×ボタン連打による加速と、ジャンプしたいときに左スティックを倒すという2種類の操作だけで、簡単に遊べるようになっていたのがうれしかった。
松田さんが実演した、200m個人メドレーも遊んでみたところ、バタフライでは左右のスティックをそれぞれ異なる方向に回転させることで泳ぎ、自由形ではクロールする左右の腕が着水するタイミングに合わせてスティックを倒すなど、泳法ごとに操作がそれぞれ異なっているので、単なる連打ゲームになっていないところが好印象だった。また、スタミナの配分を間違えると途中でバテてほとんど進まなくなったり、ここぞという場面では一時的にスピードがアップする「スパート」が使えるアイデアも面白かった。
また、各競技には基本操作のほかに上級操作も別途用意され、こちらもマスターすればより好成績が出やすくるのも、本作ならではの特徴だ。例えば、100m走などの陸上や競泳種目では、前述したようにスタート直前にタイミングよくボタンを押すと「スーパーベストスタート」が発動したり、野球ではバッティング時に強振・バントなどの選択が可能になり、サッカーではフェイントやオフサイドトラップなどが使えるといった具合だ。
トレーニングモード、オリンピックゲームスモードに登場するCPUキャラの強さは、どの競技でも基本操作さえきちんとマスターすれば、メダルがもらえる3位以内に入れるよう、程よく調整されている印象だ。スポーツゲームや連射スピードに自信のあるプレーヤーであれば、CPUが相手ではおそらく物足りないだろう。よって、ある程度慣れてきたら、走り幅跳びやハンマー投げのような個人競技であっても、友人同士での同時プレーか、またはオンライン対戦ができるランクゲームスモードで遊んだほうが数段盛り上がるのではないだろうか。
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