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「EVO Japan 2019」は福岡とベストマッチング! 髙島宗一郎市長「官民学一体となってサポート」

2月15日~17日 開催予定

会場:福岡国際センター

 EVO Japan 2019実行委員会は、「EVO Japan 2019 Presented by NTT DOCOMO」について記者陣に向けての概要発表を行なった。

 「EVO Japan 2019」は、2月15日から17日まで福岡国際センターで開催される格闘ゲームの祭典。15日と16日は入場無料だが、最終日となる17日のみ有料での観覧となる。特別協賛はNTT DOCOMOで、協賛はIndeed、日産、日清食品、ベスト電器。機材・技術協賛はイープラス、デル、AKRACING、NEC、BenQ。

 「EVO Japan」は、1996年から米国で始まった格闘ゲームの大会「EVO(Evolution Championship Series)」の理念を受け継いだ大会として、2018年1月に第1回大会が開催された。想定以上のプレーヤーが参加し、入場者数12,000人、生中継番組も1千万Viewを記録したという。

 第2回目となる今回の大会では、今後も「EVO Japan」を継続的に開催していけるよう、プレイ環境の整備などいくつかの問題点に対して、福岡市から「一民間企業ではなかなか難しい(ほど充実した)ご提案を頂いた(EVO Japan 2019実行委員会の藤澤孝史氏)」事により、福岡市で開催されることとなった。たとえば、福岡市の単位認定を受けられる専門学校生数百名がボランティアとして参加するなど、手厚いバックアップが行なわれており、藤澤氏は「自治体が選手をバックアップするということで、選手のステイタスアップにも繋がると思う」と続けた。

 メインステージで行なわれるのは、「鉄拳7」、「BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE」、「SOULCALIBUR VI」、「THE KING OF FIGHTERS XIV」、「STREET FIGHTER V ARCADE EDITION」、「GUILTY GEAR Xrd」の6タイトル。これ以外にも各コミュニティによるサイド大会も20大会以上企画されている。すでに多くのエントリーが寄せられているが、、1月31日23時59分まで受付が行なわれている。

大会の概要を発表したEVO Japan 2019実行委員会の藤澤孝史氏
メインステージで行なわれるタイトルは6タイトル

 発表会には、福岡市の髙島宗一郎市長も登壇。「世界中から多くの選手を迎え入れられて嬉しい」と挨拶。福岡市は官民学をあげてゲーム関連産業に力を入れていることでも知られており、現在はeスポーツ分科会も設立され、一層力を入れている中での「EVO Japan」の誘致となる。髙島氏は「福岡の街を挙げてお迎えしたいと思っており、期待感も上がっている。ぜひ成功させて開催後のレガシーを残していきたい」とした。

 福岡地域戦略推進協議会の石丸修平事務局長によれば、西日本鉄道のICカード「nimoca」が「EVO」仕様のカードを発売されるほか、福岡市の駅前にあるベスト電器では「EVO Japan」のクリアファイルを作成して配布するなどの盛り上がりを見せているという。

福岡市の髙島宗一郎市長
福岡地域戦略推進協議会の石丸修平事務局長

 特別協賛のNTT DOCOMOは「EVO Japan 2019」特別仕様のオリジナルdポイントカードを1万枚限定で配布。利用登録することで200ポイントを全員に進呈するほか、100名に1,000ポイントプレゼントされる。海外からの来場者には、訪日外国人旅行者向けプリペイドSIMサービス「Japan Welcome SIM」にて300MB分のクーポンが特別にプレゼントされ、滞在中の快適な通信環境をサポートする。この他にも無料のWi-Fを数多く設置する。

 発表会には、プロゲーマーの板橋ザンギエフ選手とたぬかな選手が登場。福岡について「今はインターネットでゲームの攻略の共有化が広がっているが、昔は各地域の強いプレーヤーのプレイスタイルなどが影響して、その土地の特色があった。福岡の『ストリートファイター』のプレーヤーは粘り強いプレイをするイメージがあります」とコメント。

 一方、「鉄拳」プレーヤーのたぬかな選手は「『鉄拳』は昔から福岡に強い選手が多く、避けて通ることはできない」と強豪がひしめく地域であると語り、「福岡は個性的なプレーヤーが多い。どうしても大会は東京で行なわれることが多いので、仕事の都合などで出場できない福岡のプレーヤーも多いと思う。今回のような機会にぜひ出場して欲しい」とアピールした。

 最後に意気込みを聞かれた板橋ザンギエフ選手は「『ストリートファイターV』は12月に新しいフェーズに移行してから初めての大会となる。今後を占う意味でも、今回の大会に合せて準備している。しっかりと勝っていきたい」と力強く語る。たぬかな選手は「『鉄拳7』は出場します。最近少しプレイしている『SOULCALIBUR VI』にも出てみようかなと思っています」と様々なタイトルに出場する意向を示す一方で、「前回は体調が悪く棄権してしまったので、今回はトップ8……いや、欲張って優勝を目指したい」と語った。

板橋ザンギエフ選手
たぬかな選手