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デルとALIENWARE、レジェンドデザインの新機種「ALIENWARE Arena 51-m」など新機種を一挙に発表

1月9日 発表

 デルとALIENWAREは、米国ラスベガスで開催中の「CES 2019」において、GTX 20シリーズを搭載し、これまでのALIENWAREとは一線を画したレジェンドデザインの新モデル「ALIENWARE AREA-51m」と、軽量薄型で持ち運びやすさにフォーカスした「ALIENWARE m15」および「ALIENWARE m17」などゲーミングPCラインナップの新モデルを発表した。

【The Dell Experience @ CES: Live from Sugarcane!】

【フランク・エイゾール氏のコメント】

 今年のCESにおいて、より多くの皆様にPCゲーミング体験をお届けし、業界の進化に貢献する画期的な製品や次世代のソフトウェア、戦略的パートナーシップを紹介できることを嬉しく思います。レジェンド デザインは、より多く、より良いものを求めるゲームコミュニティーからの要望に応えるものです。またDell Gシリーズ ノートPCの新製品によって、低コストでハイパフォーマンスなゲーミングを求めるユーザーの皆様がこれまで以上に簡単にPCゲーミングにアクセスできるようになります。

フランク・エイゾール氏/ALIENWARE、Dell GシリーズおよびXPS担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー

ALIENWAREのレジェンドデザイン

 レジェンドデザインは、最新の熱制御と冷却技術で最適化され、オーバークロッキングパワーを実現、維持するとともに、AlienFXライティングを改良し、非常に薄いディスプレイベゼルと全体のサイズを抑えながら組立て強度を高めるスリーナックルヒンジデザインを新たに採用。すべてを組み合わせることで究極のゲーム体験を生み出す。レジェンドデザインにはLunar Light(ルナーライト)とDark Side of the Moon(ダークサイド オブ ザ ムーン)の2種類の異なる表面仕上げのカラーオプションも新たに追加されている。

 新製品のラインナップは以下の通り。なお、それぞれオプションを選ぶことができ、最上位のオプションで構成した場合のスペックを紹介している。

「ALIENWARE AREA-51m」

【販売開始時期】
2019年1月29日より2,549米ドル~にて販売開始
※日本での販売時期や価格は未定

 「ALIENWARE AREA-51m1」は、新型のレジェンドデザインを採用した初の製品。アップグレード可能なかつてないパフォーマンスを出せるノートPCとして、初めて第9世代8コア デスクトッププロセッサーを採用し、64GBのメモリー×2、2.5Gbps Ethernetテクノロジー、アップグレード可能なグラフィックスを唯一搭載している。また、144Hzのスリムベゼルディスプレイを搭載することに加え、最新の熱制御・冷却テクノロジーを備えており、ボリュームを32%低減しつつパフォーマンスを50%向上する(従来機種と比較)。さらに、ALIENWARE最新の主力モバイルゲーミングPCとして、Tobiiのアイトラッキング技術や最新のALIENWAREコマンドセンターなど、ゲーミングに必須のさまざまな機能や能力が詰め込まれている。

【ALIENWARE Arena 51-m】
CPU:Core i9-9900K
GPU:GeForce RTX 2080
チップセット:Z390 チップセット
メモリ:64GB(4×16GB)DDR4 2400MHz
ストレージ:512GB RAID0(2×256GB PCIe M.2 SSDs)/1TB(+8GB SSHD)Hubrid Drive
光学ドライブ:オプション
ディスプレイ:17.3型1,920×1,080ドット表示(フルHD、144Hz)IPSカラースクリーン液晶、ノングレア、NVIDIA G-SYNC + Tobii eyetracking technology
サイズ:約410×402.6×42mm(幅×奥行×高さ)
重量:約3.87Kg
OS:Windows 10 Home 64ビット

【ALIENWARE AREA-51m】

GeForce RTX 20シリーズ搭載「ALIENWARE m15」、「ALIENWARE m17」

【販売開始時期】
「ALIENWARE m15」:最低価格1,379.99米ドル~にて販売中
「ALIENWARE m15」(NVIDIA GeForce RTX 20シリーズ GPU搭載):2019年1月29日より1,579.99米ドル~にて販売開始
「ALIENWARE m17」:1月29日より1,649.99米ドル~にて販売開始
※日本での販売時期や価格は未定

 ALIENWAREは、どこでも持ち運べるよう本体の重量や薄さにこだわった、ゲーマー向けの「ALIENWARE m15」に続き、ALIENWARE史上最薄・最軽量の17インチゲーミングノートPC「ALIENWARE m17」を発表した。高度なグラフィックスゲームにも十分対応できるパワーを持ちながら、最も軽量な構成で「ALIENWARE m15」は約2.1kg、「ALIENWARE m17」でもわずか約2.6kgと容易に持ち運びができる。第8世代Intel Core i5およびi7プロセッサーとNVIDIA GeForce RTX 20シリーズGPUの組み合わせにより、リアルタイムレイトレーシングや人工知能(AI)、プログラマブルシェーディングをはじめとする高度なゲーミング機能を提供する。

【ALIENWARE m15】
CPU:Core i9-8950HK
GPU:GeForce GTX 1070(8GB) Max-Qデザイン
チップセット:未発表
メモリ:32GB DDR4 2666MHz(2×16GB)
ストレージ:1TB PCIe M.2 SSD×2
光学ドライブ:-
ディスプレイ:15.6型ワイドIPSカラースクリーン液晶、HDR-400、ノングレア3,840×2,160ドット表示(UHD、60Hz)
サイズ:約363×275×21mm(幅×奥行×高さ)
重量:約2.16Kg
OS:Windows 10 Home 64ビット

【ALIENWARE m15】

【ALIENWARE m17】
CPU:Core i9-8950HK
GPU:GeForce GTX 1070(8GB) Max-Qデザイン
チップセット:未発表
メモリ:32GB DDR4 2666MHz(2×16GB)
ストレージ:1TB PCIe M.2 SSD×2
光学ドライブ:-
ディスプレイ:17.3型ワイドIPSカラースクリーン液晶、HDR-400、sRGB 100%、ノングレア3,840×2,160ドット表示(UHD、60Hz)
サイズ:約410×292.5×23mm(幅×奥行×高さ)
重量:約2.63Kg
OS:Windows 10 Home 64ビット

【ALIENWARE m15】

Dell GシリーズのゲーミングノートPCをアップデート

【販売開始時期】
「Dell G5 15」:1月29日より999.99米ドル~にて販売開始
「Dell G7 17」:1月29日より1,380米ドル~にて販売開始
「Dell G7 15」:1月29日より1,099米ドル~にて販売開始
※日本での販売時期や価格は未定

 新しくなったDell Gシリーズは、低価格でありながら強力なゲーミングシステムを求めるユーザーや、初めてゲーミングシステムを購入するユーザー向けとも言える。「Dell G5 15」および「Dell G7 15/17」は、デザインを一新し、洗練された本体に高度な機能を搭載することで、パフォーマンスが強化されている。

 史上最薄でスリムベゼルの美しいスクリーンを搭載する新製品は、第8世代Intel CFL-Hクアッドおよびヘキサコアプロセッサーと最新のNVIDIAグラフィックスを搭載し、要求の高いAAAタイトルのゲームや日常のあらゆる用途に適している。オプションの144Hz高リフレッシュレートやG-SYNCディスプレイパネルに加え、「Dell G5」と「Dell G7」はALIENWAREコマンドセンターとカスタマイズ可能なバックライトを装備した4ゾーンのRGBキーボードを今回初めて提供する。底面にクリアパネルを用いて冷却用のブルーのファンを際立たせたアルパインホワイトの「Dell G5 15インチ スペシャル エディション」も発売される。

ALIENWAREコマンドセンターの機能をアップデート、最新情報はArenaアプリでキャッチ

 ALIENWAREは、コミュニティーからのフィードバックに応えて、ALIENWAREのカスタマイズができる「ALIENWAREコマンドセンター」に30以上のアップデートを加えた。このソフトを使えば、システムや照明、電源管理、熱制御、オーバークロッキング、オーディオ、コンテンツ構成など、ゲーム体験のあらゆる面におけるカスタマイズを可能にする。最新のALIENWAREコマンドセンターでは、GPUオーバークロッキング(およびアンダークロッキング)を提供し、システムレベルで効果的な変更を可能にした上、熱制御だけでなくCPUとRAMも連動して機能させることができるようになった。

 また、CESでは、PCゲームのダウンロードコードなどを手に入れることができるAndroid/iOS用アプリ「ALIEN Arena」も紹介された。このアプリは北米で配布されているもので、ゲーマーは数量限定で提供されるフルゲームコードやベータコード、DLCに関するプッシュ通知をあらゆる場所から即座に受信できるようになる。さらに、1月8日から11日の間、DAリワードやArenaリワードのポイントとして最高1,000米ドルが獲得できる日替わりのインスタントゲームも実施されている。

ALIENWAREはTeam Liquidの継続的な拡大を通じ、eスポーツへ積極的に投資

 2018年初頭のCESで、ALIENWAREは、「Team Liquid」との初めてのALIENWARE Training Facilitiesに関して協力することを発表した。米ロサンゼルスにある1万平方フィートの施設とスタジオを、eスポーツ界の有力チームである「Team Liquid」の米国本部として、ワールドクラスのテクノロジーや多彩な設備、サポートスタッフを提供している。

 また、Team Liquidに所属するアスリートの能力をさらに向上させるためにプロフェッショナルな環境やワークライフバランスの確立も支援している。2018年3月にこの施設がオープンして以来、「Team Liquid」の「League of Legends」メンバーは、米国国内の「LCSチャンピオンシップ」において、連戦連勝の快進撃を続けている。「Counter-Strike」メンバーは10大会以上で決勝に進出するなど、「Team Liquid」は圧倒的な力を示し続け、世界で最も多くの賞金を獲得するeスポーツチームの1つとなっている。

 2019年には、最先端の設備を備えた2つ目のALIENWARE Training Facilitiesをオランダのユトレヒトにオープンさせ、引き続きレベルの引き上げに努める。この施設は、将来的にチームの欧州本部として世界中で戦う「Team Liquid」のアスリートのためのトレーニン中核施設となると目されている。

 ALIENWARE とTeam Liquidはさらに、ハードウェアでの広範で包括的なパートナーシップも開始させる。「Team Liquid」のアスリートは、トレーニング用、競技用、ライブストリーミング用のハードウェアの提供を受けるだけでなく、デスクトップ、ノートPC、プレミアムディスプレイ、ゲーミングヘッドセット、周辺機器に至るまでのALIENWARE全製品の開発支援を受けることができる。こうしたエンドツーエンドのハードウェアにおける連携を行なうことで、ALIENWAREとTeam Liquidは完全に一体化してエリートクラスのゲーミングハードウェアと周辺機器の設計や改良を主眼とした新たなサイクルを作り出す。