ニュース

ALIENWARE、パーツ交換前提のゲーミングノートPC「AREA-51m」を2月1日より日本で販売

55インチ、4K/120Hzの“有機EL”ゲーミングモニターも開発中

1月25日 発表

 デルは1月25日、ゲーミングPCブランド「ALIENWARE」の17インチノートPC「NEW ALIENWARE AREA-51m」などの新製品に関する発表会を開催した。

 発表会の趣旨は、CES 2019にて発表された新製品を2月1日より日本で販売開始するというもの。製品ラインナップについては既報の通りだが、発表会の最後には55インチ、リフレッシュレート120Hzの有機EL搭載モニターが開発中であることも明かされた。本稿では発表内容を中心にご紹介したい。

 発表会では、デル ALIENWAREマーケティングシニアマネージャーの柳澤真吾氏が、デル本社の共同創業者であり、ゲーミング&XPS担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーのフランク・エイゾール氏を呼び込む形でスタートした。

デル ALIENWAREマーケティングシニアマネージャーの柳澤真吾氏
デル ゲーミング&XPS担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーのフランク・エイゾール氏

 フランク氏は、昨年のゲームビジネス市場は前年比10%アップの1,160億ドルに達していること、その中でeスポーツ・ストリーミング市場は9億ドルにまで拡大してきたことを前置きした上で、15インチノートPC「New Dell G5 15」の紹介へと入っていった。

 「Dell G5」シリーズは、PCゲームを始めやすい安価なゲーミングPCを作ってほしいというニーズに応えて立ち上げた製品ラインナップであり、シリーズとしてアップデートを続けていたが、「New Dell G5 15」ではまた一から製品を見直しているという。

 スリムベゼルを採用し、CPUに第8世代Coreプロセッサー、GPUにGeForce RTX 2060を搭載。さらにオプションでリフレッシュレート144Hzのディスプレイ、4ゾーン構造のRGBバックライトキーボードも選択可能となっている。またユーティリティソフト「Alienware Command Center」もプリロードされているとした。

【New Dell G5 15】

 続いて紹介されたのは、15インチノートPCの「NEW ALIENWARE m15」。もともとALIENWAREとして最薄、最軽量の製品として販売されており、2月1日よりCPU構成にGeForce RTX 2070、2080搭載版が追加される。

 そのアップグレード版の「NEW ALIENWARE m17」も2月1日より販売開始となる。Core i9kシリーズプロセッサー、GeForce RTX 2070、2080を搭載可能。薄型軽量で、重さは2.6kgとなっている。

【NEW ALIENWARE m17】

 そして新製品の目玉となっているのが、「NEW ALIENWARE AREA-51m」だ。

 ALIENWAREではこれまで、3種類のデザインコンセプトを打ち出して来たが、「NEW ALIENWARE AREA-51m」では「LEGEND」と呼ばれる第4のデザインコンセプトをもとに制作されている。

【ALIENWARE LEGEND】

 フランク氏は「22年の歴史の中で、ALIENWAREのデザインはコピーされてきた。似通ったものが溢れている状況を見たときに、ゲーム業界にインパクトを与えるような破壊的なことをやりたかった」とし、7カ月かけて「LEGEND」のデザインコンセプトを練っていったという。

 参考にしたのは世界のありとあらゆるSFカルチャー。映画、テレビ、書籍、コミック、アートなどから様々な刺激を受けながら、「誰も見たことがないが間違いなくALIENWAREだと思えるもの」を仕上げていった。その第1弾となる製品が「NEW ALIENWARE AREA-51m」となる。

【「NEW ALIENWARE AREA-51m」紹介映像より】

 「AREA-51」というネーミングはALIENWAREの中でも特別であり、製品としてベストであること、業界でも見たことがないような製品に付けられるとした上で、その具体的なスペックを紹介していった。

 CPUはデスクトップ用のCore i9プロセッサーを搭載し、標準TDPが95ワットのところ199ワットまでオーバークロック可能となる。また4つのメモリスロットが用意されており、最大64GBのDDR4メモリが搭載可能。加えて初めて、2.5GbpsイーサネットLANを搭載する。さらにGPUはGeForce RTX 2080を選択可能。TDPは150ワットから最高180ワットまでオーバークロックできる。

 そして「NEW ALIENWARE AREA-51m」は、メモリ、ストレージデバイス、CPU、そしてGPUに至るまで、それぞれ自分自身でアップグレードできるようになっている。フランク氏は単なる最高パフォーマンスを誇るPCとしてだけなく、「本当の意味でのデスクトップPCに代わるもの」と考えているとした。

【NEW ALIENWARE AREA-51m】

 たとえばCPUのアップグレードは標準のデスクトップ用プロセッサーを使用し、GPUのアップグレードはオンボードのグラフィックスモジュール(発売日未定)を交換できるようになっている。自身でのアップグレードによる破損などは自己責任になってしまうそうだが、交換手順を極力簡単にし、またウェブサイトなどで方法を紹介することでユーザーのサポートを行なっていくとした。

会場にはパーツごとに並べられた「NEW ALIENWARE AREA-51m」が。むろんパーツ交換でここまで分解する必要がないが、パーツ交換を前提とした設計になっているそうだ

 そしてフランク氏が最後に明らかにしたのは、4K、55インチの有機ELゲーミングモニターを開発中だということ。注目は有機ELでありながら、リフレッシュレート120Hzに対応すること。カラーコントラスト、色域、そしてレスポンスと、「今までに経験できなかったビジュアルを実感できると思う」とフランク氏は述べた。

 販売時期ははっきりと決まっていないが、今年の夏くらいを目処としている。ネーミングもまだ未定だが、「LEGEND」のデザインが採用されるという。ALIENWAREが打ち出す「LEGEND」世代の展開に、今後とも期待したい。

今回の発表会での初公開情報だという55インチ、4K、リフレッシュレート120Hz対応のゲーミングモニター。詳細の公開が楽しみだ
このほかフランク氏からは、ALIENWAREとしてのeスポーツへの取り組みとして、Team Liquidへのトレーニングファシリティの提供、Riot Gamesとの提携による「League of Legends」eスポーツシーンへの機材提供なども紹介された