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プロトタイプ、Nintendo Switch用「サマーポケッツ」を2019年春に発売

Joy-Conをセットした携帯モードやタッチスクリーン操作にフル対応

2019年春 発売予定

価格:未定

CEROレーティング:審査予定

メインビジュアル

 プロトタイプは、Nintendo Switch用恋愛アドベンチャー「Summer Pockets」(サマーポケッツ)を2019年春に発売する。価格は未定。

 本作は、6月29日に発売されたPC用恋愛アドベンチャーゲーム「サマーポケッツ」のNintendo Switch版。「サマーポケッツ」は、「CLANNAD」や、「リトルバスターズ!」、「Rewrite」などを世に送り出してきたビジュアルアーツのゲームブランド「Key」が手がける恋愛アドベンチャー。

 都会の喧騒から離れたのどかな島を舞台に、ヒロインや仲間達と夏休みを楽しみ、そして恋をする。人によっては懐かしく、人によってはまだ見たことのない、そんなひと夏の物語をノスタルジックに描いている。

 Nintendo Switch版では、Joy-Conをセットした携帯モードでのプレイはもちろんのこと、タッチスクリーン操作にフル対応しているためJoy-Conを外した本体のみの状態でもプレイできる。また、テーブルモード、TVモード時には、Joy-Con1つで全ての操作を行なうこともできるため、片手でのプレイも可能となっている。

【Story 物語】

 主人公の鷹原羽依里は、亡くなった祖母の遺品整理のために夏休みを利用してひとりで鳥白島にやってきた。1日数本しかない連絡船を下りたとき、ひとりの少女と出会う。

 彼女は潮風に髪を遊ばせながら、遠くを……海とも空とも言えない境界線をただ眺めていた。気がつけば少女はどこかへ行ってしまい、羽依里は狐に摘まれた気分になりながら、祖母宅へ向かう。そこではすでに親戚の叔母がいて、遺品整理を行なっていた。

 祖母の思い出の品の片付けを手伝いながら、初めて触れる「島の生活」に戸惑いつつも、順応していく。都会暮らしでは知ることの無かった自然とのふれ合い。忘れていた懐かしい何かを、思い出させてくれるような、そんな生活だった。

 海を見つめる少女と出会った。
 不思議な蝶を探す少女と出会った。
 思い出と海賊船を探す少女と出会った。
 静かな灯台で暮らす少女と出会った。

 島で新しい仲間が出来た──

 この夏休みが終わらなければいいのにと、そう思った。

キービジュアル

舞台「鳥白島(とりしろじま)」

 人口二千人程の離島。

 信号機はなく、コンビニも22時で閉まるものが1軒あるのみ。電気は普通に通っている。上下水道も近年整備されたが、井戸は現役で使われている。ネットに関しては固定電話回線を介して、ISDNレベルが通っているレベル。高速光通信なにそれ(?)な区域。都会では姿を消しつつある、公衆電話が残っている。村の中の電柱の上にはメガホンスピーカーが設置されていて、防災放送などが流れる。

 島には中学までしかなく、高校に通う場合は連絡船に乗って、1時間くらいかけて町にでる。観光のひとつとして、海の灯籠祭がある。

登場人物

鷹原 羽依里

「さしずめ俺は……傷ついた渡り鳥といったところか」

 主人公。夏休み、亡くなった祖母の遺品整理の為に、鳥白島にやってきた。

 かつて水泳に取り組んでいたけれど、ある事情から泳ぐことから距離を置いてしまう。そのせいで、素行が乱れてしまい、学校でも腫れ物扱いとなる。そんな都会から逃げるように、夏休みを、自分の事を知らない場所で過ごすことに。

 性格はマイペースで、つかみ所がない。あまり自分の内側を見せないきらいがある。通っていた学校が男子校の為、女の子に対してあまり免疫がない。その反面、どうすればモテるかなどの研究を、同級生たちと熱く語っていたりした。

鳴瀬しろは

「私にあまりかまわないほうがいいよ」

「夏休みを忘れた少女」
CV:小原好美

スリーサイズ:B81/W56/H83
好物:スイカバー

 クールで、人見知りをする島の少女。

 親しいのは肉親である祖父ぐらいで、島では孤立している。ひとりでいる期間が長かったせいで人との付き合い方がわからず、時に人の心を考えないことを言ってしまうこともある。

 島の外れなどで海を眺めていることが多い。

空門 蒼

「とにかく、あたしが寝てても放っておいて」

「島の伝承を追う少女」

CV:高森 奈津美

スリーサイズ:B85/W59/H86
好物:かき氷

 男女分け隔て無く友達感覚で接してくる島の少女。

 島の駄菓子屋でアルバイトをしていて、老若男女問わず慕われている。野生のキツネ(?)を連れている。よく島のいろいろな場所で眠っている姿を見るが、島民には日常茶飯事らしい。

久島 鴎

「行くよ。もう1度、海賊船のある場所まで」

「海賊船を探すお嬢様」

CV:嶺内ともみ

スリーサイズ:B86/W56/H85
好物:三角形の秘密を持ったお菓子

 島で出会った不思議な少女。

 いつでも大きなスーツケースを引いている。中に何が入っているのかは絶対教えてくれない。

 この島には主人公と同じくこの夏だけ滞在する。何か探しものがある様で、手には古ぼけた地図を持って島をさまよっている。その地図については「宝の地図なんだよ」と彼女は言う。

紬ヴェンダース

「探し物です。やりたいことを探しています」

「自分探しの少女」

CV:岩井 映美里

スリーサイズ:B78/W56/H80
好物:わたあめ

 島の灯台の近くに現われる少女。

 真面目で素直なドイツ系ハーフで、夏休みを利用して「やりたいこと探し」をしている。海に流れ着いたゴミなどを掃除しては、まだ使える物を見つけ大事にする。

 困ったことや、言葉に詰まると「むぎゅ」と呻く。異国の古い歌をよく口ずさんでいる。

三谷良一

CV:熊谷健太郎

 島に住んでいる少年。

 いつでも、どこでも服を脱ぎたがる傾向がある。山の中にある資材置きだった倉庫を改造して、秘密基地にしている。同世代の仲間の溜まり場となっている。

加納天善

CV:浜田洋平

 島に住んでいる少年、その2。

 真面目でクールな外見だけれど、卓球に全てを捧げすぎていて、いろいろと言動行動がおかしい。良一と一緒に作った山の中の秘密基地に卓球台を持ち込み、日々トレーニングに励んでいる。

野村美希

CV:一宮 朔

スリーサイズ:B80/W55/H80

 島に住んでいる少女。

 鳥白島少年団の治安維持執行部に所属していて、島の風紀を日々守る。島内にある放送塔の放送も担当していて、塔の上からも治安を監視している。

 自分用に改造した水鉄砲「ハイドログラディエーター改」で風紀を乱した者を容赦なく撃つ。

水織静久

CV:小山さほみ

スリーサイズ:B98/W64/H88

 本土にある、島に住むヒロインたちが通う学校の生徒会長。夏休みは、紬に会いに島にやってきている。

 おっぱいに対して並々ならない愛情と敬意を持っている。女の子が好きなわけではなく、純粋におっぱいが好きなだけ。

加藤うみ

CV:田中 あいみ

 親戚の子で、又従兄弟にあたる少女。ずっと都会に住んでいて田舎暮らしにあこがれていたので、この夏、単身で島にやってきた。

 夏の間、主人公の食事の世話などをしてくれる子でもある。得意料理はチャーハンで、チャーハンに並々ならぬ情熱を持っている。

岬 鏡子

CV:高本めぐみ

スリーサイズ:B82/W60/H86

 主人公、鷹原羽依里の実母の妹で、叔母にあたる女性。

 鳥白島に1人で住んでいた加藤のばあさんとは、古物蒐集でつながっていた。加藤家の蔵に眠っている大量の古物を、時に鼻息を荒くしながら整理している。考古学をたしなんでいたこともあり、古い文学などを訳すことができる。

鳴瀬小鳩

CV:白石 稔

 鳴瀬しろはの祖父。鳴瀬翁と呼ばれることも。体中に歴戦の傷が刻まれている。

 一番痛かったのは、婆さんの攻撃。鳥白島に伝わる「水中格闘技」の熟練者でもある。

イナリ

CV:鈴木このみ

 鳥白島にいる野生の狐(?)。空門蒼とよく一緒にいるところが見られる。

 動物(?)だけれど、人の言葉を理解しているふしもある。空気を読める、できる子。「ポン」と鳴く。