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タイトー、家庭用ゲーム筐体「ARCADE1UP」発売直前トークイベントを開催

第3弾以降の展開も!? 「来年1月以降にも新タイトルを発表していきます」

12月20日 開催

会場:二子玉川 蔦谷家電



2019年1月 発売予定

価格:各58,000円(税別)

 タイトーは12月20日、二子玉川にある「二子玉川 蔦谷家電」にて、ゲーム好きで有名なタレントの南明奈さんを招き、家庭用ゲーム筐体「ARCADE1UP」発売直前トークイベントを開催した。

 今日出演したのは、タイトー執行役員・マーチャンダイジング事業本部本部長の金山富幸氏と、ゲストの南明奈さん。南さんは今日のイベントについて「ゲームのイベントという話以外は聞いていなかったので、手元で操作するタイプかと思ったら、ゲームセンターにあるようなアーケードゲームなんですね」と、少々驚いていたようだった。それを受けて金山氏は「そうなんです。『ARCADE1UP』は、アメリカ・ニューヨークにあるTastemakersという会社が作った家庭用のアーケードゲームという、究極に矛盾するタイトルが付いていまして、日本ではタイトーが独占販売権を取得し展開しています」と解説。

 南さんも「アーケードゲームというと、大きくてごつごつしたイメージがあるんですが、これなら部屋に置いても可愛いなと思います。自宅がゲームセンターになるのは最高ですね」と、大いに興味を惹かれていた。

 サイズについては「ゲームセンターに置かれていたアーケード筐体の、約3/4になっています。大きすぎず小さすぎずで、可愛らしくコンパクトにまとまっています」と金山氏が説明すると「アーケードゲームは遊んだことがありますが、それがまさか自宅でできるようになるとは、幸せですね」と、南さんも共感していた。

「ARCADE1UP」の話題で盛り上がる2人。左が南明奈さんで、右が金山富幸氏

 「ARCADE1UP」の立ち位置についても、金山氏が語ってくれた。「1970年代の後半から1980年代に、日本のゲームメーカーが作ったゲームタイトルがアーケードマシンとなり、北米やヨーロッパに多数輸出されました。特にアメリカでは、それらが1つの文化として定着します。それが40年を経て、我々が作ったアーケードゲームがアメリカでミニチュア化され、日本に届いているのは感慨深いです。デザインも当時そのままで、インテリアとしても現代の風景にマッチすると思っています」とのことで、今風のインテリアに合うデザインと言うことを強調していた。

 これに南さんは「インテリアは好きで、大人になってからこだわり始めました。自宅には、ウッド調のテーブルやテレビボードなどが、壁にはポップなキャラクター調のポスターが貼ってあったりするので、この筐体はすごく合うと思います」と、自宅に設置してもインテリアにマッチするとコメント。続けた金山氏が「アーケードゲームの楽しさの1つは、仲間を募って遊ぶことじゃないかと思っています」と述べた。

イベントが行なわれたのは、“「ARCADE1UP」がある、こだわりの部屋”をイメージしたというインテリアスペース。そのため、オシャレな住空間を模したセッティングがなされていた

 ここで南さんが、実際に「ARCADE1UP」をプレイすることに。当日は「スペースインベーダー」、「パックマン」、「ギャラガ」が持ち込まれていたが、選んだのは「パックマン」。周囲の注目を浴びる中、見事に1面をクリアしガッツポーズを見せてくれた。

 感想を聞かれた南さんは、「楽しいですね! スマホで手軽にできるゲームも面白いですが、コントローラを握りボタンを押して操作すると、ゲームをプレイしているなという感じがして良いですね」と、1面クリアした興奮冷めやらぬ口調で答えてくれた。そんな筐体の中身については金山氏が「外観はすごくレトロなんですが、中に入っているのは最新のデバイスです。画面は液晶ですし、ゲームタイトルもエミュレートして収録しており、まさにあの頃のゲームが今の環境で味わっていただけます」と語った。

 今後の展開としては、「ゲーム好きの方にはたまらないラインアップを取り揃えています。第1弾は明日12月20日から発売ですが、第2弾のリリースも決まっていまして、タイトルは「ランページ」、「アステロイド」、「センチビート」です。さらに、まだはっきりとは言えませんが、来年1月以降にも新タイトルを発表していきます!」と、第3弾以降があることも示唆した。

現在、第1弾、第2弾合わせて全6種類のラインアップとなっている。タイトルは「スペースインベーダー」、「パックマン」、「ギャラガ」、「センチビート」、「アステロイド」、「ランページ」

南さんは値段を聞いて「自分へのプレゼントにしたいですね!」

 ここで、第1弾が明日発売と聞いた南さんが「自分の部屋に置くのも良いですし、プレゼントしたら相手にはサプライズを贈れますね」と語ると、金山氏が「実はアメリカでは、今年のクリスマスベストバイアイテムとして話題になっているんですよ」と、南さんへ「ARCADE1UP」をプッシュ。

 しかし「値段が気になりますよね。アーケードゲームなので、何十万円もするんじゃないかと思うんですが……」と心配事を告白する南さん。これに対して、「アーケードゲームは、高いものでは数百万円のものもあったりしますね」と金山氏が説明すると、南さんは「それを聞いてしまうと申し訳ないんですが、10万円以下じゃないと買えないですね……無理かな?」と言いながら金山氏のほうをチラリ。

 すると、嬉しそうな表情で「10万円でお買い上げ、ありがとうございます!」との返事が金山氏の口から飛び出した。続けて「まるでテレビショッピングのようになってしまうんですが、『ARCADE1UP』は1台、なんと58,000円なんです!」と、まさにテレビショッピングのノリで答え、南さんも「10万円を余裕で下回るんですね! 今年の自分のクリスマスプレゼントにほしいですね!」と、嬉しそうな表情で購入を視野に入れていた。

ステージにはパッケージも置かれていた。デザインが良いので、パッケージを捨てたくないなと思いますよね、との話も

 「ARCADE1UP」はパーツの状態で届くそうで、「『ARCADE1UP』は、組み立て式となっています。組み立て家具の場合、組み立て中も家族でワイワイいいながら工程を楽しみますよね。それと同じようにできればと思っています。組み立てはドライバー1本でOKで、初めての方でも30分あれば完成できます」と、最後に金山氏が語ってくれた。

 なお、「ARCADE1UP」は北海道から九州までの主要都市のショップに展示されるそうなので、気になる人は足を運び感触を確かめてみてはいかがだろうか。

明日から、これらのサイトで購入できるとのこと。「クリスマスアイテムが決まってない人は、ぜひどうぞ」とのコメントも(笑)