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絵はゆるいが、ゲームはハード? アプリ「ゆる~いゲゲゲの鬼太郎 妖怪ドタバタ大戦争」

今年50周年を迎える「ゲゲゲの鬼太郎」と「にゃんこ大戦争」が合体!

10月2日 発表

11月 リリース予定

料金:無料

 ゆるゲ大戦争製作委員会(配信:東映アニメーション、開発:ポノス、企画・運営・協力:ディー・エヌ・エー)は10月2日、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」を題材としたスマートフォン向け新作ゲーム「ゆる~いゲゲゲの鬼太郎 妖怪ドタバタ大戦争」(略称:ゆるゲゲ)の事前登録を開始したことを発表した。

 同日、フジテレビ マルチシアターで行なわれたイベントでは、「『ゲゲゲの鬼太郎』西洋妖怪編&ゲームアプリ製作発表会」と題し、10月より第3クールの放映が始まるアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の西洋妖怪編に関するトークショーと、新作アプリ「ゆるゲゲ」を紹介。

 出演したのは、目玉おやじ役の野沢雅子さんと犬山まな役の藤井ゆきよさん、そして西洋妖怪編に登場するアニエス役の山村響さんとアデル役のゆかなさん。さらに、東映アニメーションのプロデューサーの永富大地氏が参加し、イベント前半はアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の半年間の感想や、今後の展開などについて語った。なかでも、野沢さんが「昔は子供に見せるためにゆっくりとした展開だったのが、今のアニメはテンポが速くなりました」と言っていたのが印象に残った。

 なお、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」は、フジテレビほかにて毎週日曜午前9時~9時30分に放映されている(一部地域を除く)。

フジテレビアナウンサーの堤礼美さんが、ねこ娘の衣装を着て司会進行を務めた
出演したのは左から、ゆかなさん、山村響さん、藤井ゆきよさん、野沢雅子さん、永富大地氏。鬼太郎とねずみ男も特別出演していた

見た目はユルいが中身はユルくない「ゆるゲゲ」の試遊に、会場は大盛り上がり

 後半は、「ゆるゲゲ」を開発しているポノス・ダークホーススタジオのプロデューサー、岩原ケイシ氏が登壇し、「ゆるゲゲ」のゲーム説明を行なった。

 「ゆるゲゲ」とは、累計3,800万ダウンロードを達成した「にゃんこ大戦争」のタワーディフェンスバトルを基盤とし、それとLINEスタンプでおなじみ「ゆる~いゲゲゲの鬼太郎」が1つになったタイトル。シュールで可愛い妖怪たちを操作し“やば~い妖怪”から日本を救うという内容だ。

登場する妖怪は100以上で、これからドンドンと増えていくとのこと。もちろん、アニメでお馴染みの妖怪たちも参戦する

 基本的なルールは、画面下のアイコンをタップして味方妖怪を出現させ、画面左から迫ってくる敵の妖怪を追い返しHPを0にすれば勝利となる。画面右下に配置されている“大妖術”ボタンのゲージが一杯になると、強力な攻撃などが可能になる大妖術が使えるほか、ピンチ時にタップすると多数の妖怪が現われ敵を押し返す百鬼夜行モードが、1ステージ1回限定で発動できる。

登場する妖怪は100以上で、これからドンドンと増えていくとのこと。もちろん、アニメでお馴染みの妖怪たちも参戦する

 ユニークな部分としては、妖怪を育成すると妖怪変化となり、強そうになるだけでなく更に“ゆるく”なること。例えば、ぬりかべはレンガ調に、ネコ娘は黒猫に乗り、あずきあらいは全自動洗濯機で小豆を洗うなど、想像の斜め上を行くレベル上げが楽しめるのだ。

 この説明中、表示されたスライドに敵となる“やば~い妖怪”がシルエットで表示されると、登壇していた出演者の方々が口々に「これ、どうみても『ゲゲゲの鬼太郎』西洋妖怪編のボスのバックベアードでしょう!」という発言が飛び出すなど、ステージ参加者を交えながら賑やかにゲーム説明は進行した。

この妖怪たちは、スライドではどれもこれも可愛らしい動きをしていた。写真では表現できないのが残念だ
敵として出現する“やば~い妖怪”たち。シルエットだが、バックベアードとわかってしまう!?

 ここで、「ゆるゲゲ」のCMが2本放映され、CMの2本目に声の出演を行なっているヒカキンさんがゲストとしてステージに登壇。「ゲゲゲの鬼太郎」が大好きというヒカキンさんが、岩原氏に試遊プレイを進められて挑戦することになった。

ゲストとして登場したヒカキン氏が、早速「ゆるゲゲ」をプレイすることに

 「実は初めてのプレイなので、まったくわからないです」というヒカキンさんに、「画面下にある妖怪のボタンをタップして、ドンドン出現させてください」と説明する岩原氏。その通りにプレイするものの、敵に押し負けてあっという間に敗北してしまうまさかの結末に。見ていた野沢さんからは「普通勝ちますよね、どなたが作ったんですか!?」との質問が飛び出し、「私です」と手を挙げて頭を下げる岩原氏の姿が(笑)。この日のために特別に製作したステージということで、本来はこんなに強くないとのコメントを残していたが、果たして……。

 続けて、藤井さんが同じステージに挑戦することとなった。岩原氏からのアドバイスを受けて、タイミングを見計らいつつ大妖術や百鬼夜行モードを使いこなし、着実に攻略していく藤井さん。ところが、途中で敵の攻撃の勢いに慌ててしまい、間違えて何度もポーズ操作をしてしまう事態が。予期しなかった出来事に、会場からは笑いが起きつつも藤井さんを応援する声が絶えなかった。しかし、ヒカキンさんより長時間プレイできたものの、結果的には敗北してしまう。プレイ後に感想を聞かれた藤井さんは、「絵柄はユルいんですが、プレイ中は全然ユルくなかったです」と、その歯ごたえに驚きつつも「勝ちたかった!」と悔しさをにじませていた。

途中、焦ってポーズボタンを押してしまうハプニングもあったが、残念ながら藤井さんも敗北してしまった。再び野沢さんが「誰が作ったんですか!?」と問い詰め、またも岩原氏が「私です」と申し訳なさそうに反応すると「失礼ですよー、やーもう(笑)」と、さらなるツッコミを入れていた。岩原氏によると、今回の試遊では特別に勝たせないバージョンを作ったそうだ

 試遊が一通り終わり、そろそろまとめの時間に入る雰囲気が漂ってきたそのとき、岩原氏が「CMに出ていただいたんですが、せっかくなのでゲームにも出演してもらえないでしょうか?」と、ステージ上でヒカキンさんにゲームへの参戦を依頼する驚きの展開に。

 これに「いいんですか!? 僕は全然良いですけれど!」とヒカキン氏が返事をすると「本当ですか! それでは裏で、本当にお話しさせてください」という、もの凄いスピード感でゲームへの登場が決定した。すると、今度は永富氏が「ヒカキンさん、ゲームに出るんですか!? それならアニメに出てもらってもいいですか? ゲームだけだともったいないです!」と発言。「頑張ります! ぜひぜひ!」と答えたヒカキン氏に「ゲームとアニメへの出演の話、ガチで裏でお願いします」と永富氏が念押しし、こちらもとんとん拍子で話がまとまった。

 これら一連の流れを見て、司会の堤さんが「ステージ上で大人の話が進んでいましたが、こうして決まっていくんですね」と、ここで驚きのコメントを吐露する場面も見られた。

 こうして発表会は無事終了となり、最後は10月7日に放映されるアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の試写会が行なわれ、イベントは幕を閉じた。

ヒカキンさんのゲームへの登場方法を聞かれた岩原氏は「妖怪としては出せないので、妖怪と合体させて作るなどを考えています。声は入っていないので、顔を使わせてもらいたいと思います」と、早くも構想を練っていた