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HyperX、「ストリートファイターⅤ プロゲーマーチャレンジ」を開催

ウメハラ、ときどら6名のプロにゲームファンが挑戦! 格ゲーファン夢のイベントに潜入!!

9月20日~23日開催

会場:幕張メッセ

 東京ゲームショウ2018最終日、9月23日のHyperXブースでは、ウメハラ、ときどなどの人気プロゲーマーとの対戦イベント「ストリートファイターⅤ プロゲーマーチャレンジ」が開催された。

 予選を勝ち抜いた強者6名がプロゲーマーと即席のバディを編成し、ライバルとなるチームと戦うことができるのだ。予選は、10分の制限時間、負け抜けルールで一般参加者同士で順々に対戦していく。時間が経過した時点で勝ち残った人が予選通過となる。約10分間の間ずっと勝ち続けていた実力者や、制限時間ギリギリで対戦が始まり、たったの1勝で予選を通過したラッキーなプレーヤーなどもいた。

【予選の模様】
予選の時点でイベントはかなり白熱して盛り上がっていた

予選を終え、ついに始まるプロゲーマーチャレンジ!

 予選通過者6名が決まり、ついに登場するプロゲーマーたち。「ウメハラ」、「ボンちゃん」、「ももち」、「チョコブランカ」、「ときど」、「ネモ」という豪華な顔ぶれである。プロゲーマーと一般参加者がそれぞれクジを引いて、同じ色同士でチームを組むことになる。パートナーが決まると、熱い握手がかわされた。

 世界で活躍するプロゲーマーが自分の隣にいるという、非日常な感覚に皆緊張の面持ち。そんな中、ネモ選手とチームを組んだレン選手だけが目を輝かせながら積極的に話をしていた。それもそのはず、なんとレン選手は、昨年のTGSで開催した「ストリートファイターⅤ」の大会を見て、それをきっかけに本作を始めたとのこと。そんな「ストリートファイターⅤ」に触れるきっかけをくれた、その大会の優勝者が隣にいるネモ選手だという。まるでマンガのようなことが起きていた。

【チーム決め抽選会】
どのプロ選手とチームを組むかはクジ引きで決まる
憧れのプロゲーマーと楽しそうに話している場面も

 試合はトーナメント形式。チーム戦のルールは先鋒が一般プレーヤー、大将がプロゲーマーとなっており、対戦相手のプロゲーマーと戦いたいならば、まずは先鋒同士の戦いに勝たなければならない。

 1試合目はウメハラチーム対チョコブランカチーム。ウメハラチームからはユリアン使いのShimiso選手、チョコブランカチームからはいぶき使いのヒロ選手が先鋒戦でぶつかり合う。

 1ラウンド目は互角の戦い展開するも、ヒロ選手が1ラウンドを制する。そして続く2ラウンド目、開幕からいぶきの攻めに押されるユリアン。スタン状態まで持っていかれ惜しくもKO。勝利したヒロ選手は夢のウメハラ選手との対決が実現。

 夢の対決。飛び回ってかく乱を狙ういぶきだが、しっかりとそれを見切るウメハラ選手は的確にサマーソルトキックで落としていく。守りも固く、なかなかダメージを与えることができないまま、ウメハラ選手が2ラウンドを取っていく。誰が相手でも手を抜かないという、ウメハラ選手の真っ直ぐさが見えた。

先鋒戦で勝てなければプロゲーマーと戦うことができない。これは負けられない
ウメハラ選手との対決にガチガチに緊張している様子
小さな隙でも見せてしまったら、食らいついてくるウメハラガイル

 ついにプロ同士の大将戦。ウメハラ選手(ガイル)対チョコブランカ選手(ブランカ)の対決。

 開幕と同時にウメハラ選手のガイルがソニックブームの応酬。飛ばせたところをしっかりとアッパーで迎撃。Vトリガーを発動して技の威力をアップさせ、悪い流れを断ち切りたいチョコブランカ。強化したローリングアタックを決めようとするも、そこは見切っているウメハラ選手。サマーソルトキックを重ねてKOを取る。やはりビーストの異名は伊達じゃなかった。ウメハラ選手がストレート勝ちを決める。

【大将戦】
プロ対プロの高レベルな戦いに、観客も釘付け
チョコブランカ選手を危なげなく撃破するウメハラ選手。さすがはプロの中のプロ

 続いてはボンちゃんチーム対ももちチーム。ももちチームのいぶき使いであるナリ君選手が、一般プレーヤーとは思えない実力で先鋒戦を勝ち抜き、ボンちゃん選手との対決へ。

 ボンちゃん選手はサガット。速攻でサガットを画面端まで追い込み、そこから中段、下段、投げを揺さぶっていく。一方的な攻めでなんとボンちゃん選手から1ラウンドを奪うナリ君選手。

 1ラウンドを取られ、ボンちゃんの闘志に火が点いた。タイガーショットとタイガーアッパーカットでいぶきの自由を奪い勝利する。

【ボンちゃんチーム対ももちチーム】
ボンちゃん選手から1ラウンドを先取! その腕前はプロに引けを取らない!?
プロの意地を見せ、メンツを保ったボンちゃん選手

 続くは大将戦。ボンちゃん選手VSケン使いのももち選手。お互い1歩も譲らない攻防を繰り広げ、戦いの最終局面でクリティカルアーツを絡めた高火力コンボを叩き込むケン。ボンちゃん選手のサガットを見事撃破。ももち選手は、「世界一のサガット使いに勝てて自信になった」とコメント。

強力なクリティカルアーツで勝利を掴むももち選手

 ときどチームは、パートナーのanton選手の実力の高さもあり、ネモチーム、ももちチームを撃破し、決勝へとコマを進める。

 決勝戦はウメハラチーム対ときどチーム。安定した立ち回りで先鋒戦を勝利したのはanton選手。大将のウメハラ選手を引きずり出す事ができた。

 ウメハラガイル対antonナッシュ。親友対決でもある組み合わせだ。互いにソニックブームで牽制し合うも、両者ガードは固い。中盤までは、ウメハラ選手と互角の戦いを繰り広げていたのだが、ガイルのクラッシュカウンターが1度入ったことにより流れが崩れた。強力なコンボを叩き込まれKO。さすがはウメハラ。1つのミスが命取りとなる恐ろしい選手だ。

【決勝戦】
もしや1ラウンドをウメハラ選手から取れるのではないか? と思ったが、そううまくはいかなかった

 最後の戦いを飾るのはウメハラ選手対ときど選手。このカードにはブース内の興奮度も最高潮。

 開幕はウメハラ選手が攻め込み、ソニックブームと波動拳の打ち合いになる。ソニックブームと見せかけサマーソルトキックを繰り出し豪鬼にダメージを与えていく。

 ウメハラ選手の戦い方は溜めキャラとは思えないほどの勢いで攻めていく。豪鬼の体力は残りわずかのところまで追い詰めるも、豪鬼の投げが連続してヒットしてまさかのKO。

 2ラウンド目も一進一退の攻防でどちらが勝つのかは全く読めない。Vゲージが溜まり、豪鬼がVトリガーを発動。攻撃力を上げたところでコンボで畳み掛ける。最後にとどめの投げが通り、ガイルを完封した。

 「ストリートファイターⅤ プロゲーマーチャレンジ」を制したのは、ときどチーム。ときどは、この勢い乗ったまま「CAPCOM Pro Tour ジャパンプレミア」に挑みたいとコメントした。

【ウメハラ選手対ときど選手】
世界最高レベルのふたりの対決。片時たりとも目が離せなかった
優勝したのはときどチーム。anton選手も優勝に大きく貢献した

 対戦イベントの後にはプロゲーマーとのジャンケン大会が行なわれ、ジャンケンで勝ち抜いた強運の持ち主には、プロゲーマーたちのサインが寄せられたゲーミングヘッドセットがプレゼントされた。

 滅多にないプロゲーマーとの対戦交流イベント。終始大盛り上がりの中、イベントは終了した。

【プロゲーマーとのジャンケン大会】
箱が超レア!? 終始大賑わいのイベントであった