セガゲームスのブースにて、アーティストのMC8bitさんをゲストに迎えての「SEGQA AGES」開発チームトークショウが開催された。
登壇したのは、下村一誠氏(シニアプロデューサー)、奥成洋輔氏(スーパーバイザー)、堀井直樹氏(有限会社エムツー 代表取締役社長)に、アーティストMC8bitさん。
左から順に、エムツー堀井直樹氏、スーパーバイザー奥成洋輔氏、クラシックなゲーム大好きなアーティストMC8bitさん、シニアプロデューサーの下村一誠氏 事前のイベント告知で“重大発表”があることを予告していた同ステージだが、発表されたのはなんと……「バーチャレーシング」!
ついに「バーチャレーシング」が正式なリリース予定ラインナップに! ここに掲載されている画像はすでにNintendo Switch版とのことだ 以前に3DSでの「セガ3D復刻」シリーズでも実現を目指していたものの、惜しくも断念された「バーチャレーシング」。だがついに「SEGA AGES」11番目のタイトルとして正式にラインナップ発表されることとなった。
なお、3DS版で開発を進めたときには見つからなかったアーケード版「バーチャレーシング」のソースコードだが、今回あらためてリードプロデューサーである小玉理恵子さんが探したところ、ついに見つかったそうだ。
堀井氏いわく、「ソースコードがあると特に追加要素を組み込むときにすごく助かる」ということで、堀井氏は既に追加要素をいろいろと構想しているということだ。
……ちなみに、タイトル発表前に下村氏が「……初代の『モナコGP』です!」というボケを繰り出したところ、会場から「おおーーっ!!」という強めの歓声が沸き上がってしまい、下村氏が「『モナコGP』もいずれ……!」とフォローする場面もあった。
ユーザーさん投票による「移植希望アンケート」のランキング速報を発表! 事前に募集されていた「移植希望アンケート」のランキング速報も紹介された。こちらは本当は結果発表をするという予定だったそうだが、あまりにも数が多く、奥成氏が水曜日の23時まで手計算で集計したもののカウントしきれなかったため、カウントできた範囲の速報となったそうだ。
ちなみに、まだ未発表の「SEGA AGES」ラインナップの中には既に、“このランキングの中の何タイトルか”が入っているということだ。
先日に追加発表された5タイトル紹介に、「ゲイングランド」の実機プレイも披露!
先日に追加発表されたラインナップ5タイトルについての紹介も行なわれた。
下村氏いわく「これはもう入れてないと『SEGA AGES』が始まらないので入れた」とのこと。もはやお約束とすら思えるお馴染みの1本だ こちらは奥成氏が入れて欲しいとリクエストしたそうで、ラインナップの中のパズルジャンル枠。「セガ3D復刻アーカイブス3」で初代を収録したので、今回は「II」をピックアップ。対戦に特化した作品となっており、アーケード版は1人用の難易度がかなり高かったそうだが、今回はそのあたりも配慮して開発中とのこと 「サンダーフォースAC」はメガドライブ「サンダーフォースIII」のアーケード版ということだが、その際にかなりグラフィックスに手が入れられているという。エムツーではそのメガドライブ版よりもグラフィックスがキレイなところをしっかり理解して開発を進めているとのことだ こちらも「ソニックは外せないでしょう?」という気持ちからの選出ということだが、奥成氏からは「1作目を発売する前に2作目を発表するという、ちょっとかっこ悪い事態になってしまった!」との言葉が。これに堀井氏が「ごめんなさい!」コメントする展開となった セガの代表作としてこちらも当然外せないという気持ちからラインナップ入りしたという「アウトラン」。「龍が如く」シリーズ内ゲームなどにも収録されてきたとういうことも考慮しつつ、今回のSEGA AGES版では、3DS版同様にワイド画面化と60fps化を3DS版と同じく実現し、さらにメガドライブ版にしか入っていなかった曲の「STEP ON BEAT」を、アーケード版風にして収録! MC8bitさんとエムツーの堀井氏による「ゲイングランド」の実機プレイも披露! 2人協力でワイワイ騒ぎながらのプレイとなった。なおMC8bitさんは今回「ゲイングランド」の曲をアレンジした新曲も制作! どこかのタイミングできちん聴けるように公開したいということだ