ニュース
「お姉チャンバラ ORIGIN」の製作発表会を開催
ステージには、開発元のタムソフトよりエグゼクティブディレクター手塚氏も登場
2018年9月21日 22:30
「お姉チャンバラ」シリーズに関する意外な話題も飛び出した製作発表会
ディースリー・パブリッシャーは9月21日、東京ゲームショウにて9月20日に発表された「お姉チャンバラ」シリーズの最新作「お姉チャンバラ ORIGIN」の製作発表会を行なった。
ステージには、ディースリー・パブリッシャーのエグゼクティブプロデューサーであるオカジマノブユキ氏と、開発元であるタムソフトのエグゼクティブディレクター手塚俊介氏が登壇。2人の付き合いは2000年くらいから始まったそうで、「当時タムソフトのプランナーから企画のプレゼンを受けていたところ、最後に刺身のつまのような感じで提出されたのが『お姉チャンバラ』でした」とオカジマ氏が解説すると、「あれはペラ紙1枚の企画書でしたね」と、手塚氏が捕捉を入れた。ただし、このときはまだゾンビの設定は無かったそうだ。
ここで、改めて「お姉チャンバラ」シリーズを振り返ることになり、これまでの歴史が画面に表示された。「お姉チャンバラ」シリーズは、日本刀を持ったセクシーなお姉さんがゾンビをバッタバッタと切り刻んでいくセクシーグロテスク剣劇アクション。2004年11月に1作目が発売されて、来年で15周年を迎える息の長いシリーズだ。タムソフトとしては、秒間60フレームの滑らかでスピーディなアクションにこだわり続けているとのこと。
ここで、印象に残っているタイトルを聞かれた手塚氏は「やっぱり1作目ですね。若い頃は、作りたいものが頭の中にたくさんあるんですが、その中でも自由に作れた1作品なので思い入れがあります」とコメントした。
ここでオカジマ氏が「最初、企画書上は『THEねーチャン』という名前でした。今の名前になったのは、僕がダジャレを入れたから」という、意外なエピソードを披露した。さらに「開発途中段階では主人公が咲で、ラスボスが彩でした。これを、僕が無理を言って入れ替えてもらった」そうなのだが、その理由が「そのほうが良いから(笑)」と、これまたとんでもないネタを暴露。会場は大いに盛り上がった。
「お姉チャンバラ ORIGIN」は、エナミカツミ氏のキャラクターデザインを忠実に3Dへ反映
続けて、先日発表があった「お姉チャンバラ ORIGIN」の説明が行なわれた。その内容は、シリーズ1作目「THEお姉チャンバラ」と2作目「THEお姉チャンバラ2」の、それらエピソードに該当するすべてのグラフィックスをリニューアル。ストーリーも新しい解釈を入れ、フルHDリメイクしたものになるそうだ。「お姉チャンバラ」初期エピソードを、“今のハード”の“今の技術”でもう1度描き直す、スーパー完全版を目指すとのこと。現在、プラットフォームはプレイステーション 4で、発売日は2019年とアナウンスされている。
ここで、「お姉チャンバラORIGIN」の最新画像が公開された。これまでの「お姉チャンバラ」シリーズでは3Dのグラフィックスを発表してきており、2Dの画像を出したことがほとんどなかった。しかし、今回はキャラクターデザインにエナミカツミ氏を起用したということで、そのデザイン画が映し出された。なお、3D化するにあたっては「そんなに苦労はしていないんですが、TGSは後ろにずれないので時間が無かっただけです」と、さらりと言ってのける手塚氏の姿が。
ここまで来ると、キャラクターだけでなく実際のゲーム画面も見たいという話が出てくるのは当然の流れ。すると、オカジマ氏が「開発真っ最中のスクリーンショットがあります」として、その写真が映し出された。非常に美しい背景の中、彩がはめ込まれているのだが、手塚氏いわく「これはまだ1発目なので、まだまだ良くなります」と宣言。続けて、「お姉チャンバラ」シリーズお馴染みの病院ステージ、キングサイズの手術室ステージと、次々と映し出されていった。
一通りゲーム画面が映し出されると、オカジマ氏は「今日出せるのはここまでなんです。まだ敵も何も表示されていませんが、こんな雰囲気のグラフィックスで制作が進んでいますということだけわかって頂ければ、オールドファンには安心して頂けるのではないかと思っています。以降は随時情報をお届けしますので、それをチェックしてください」としてまとめ、最後は彩と咲の衣装を身にまとったコスプレイヤーさんにオカジマ氏と手塚氏が囲まれて終了となった。
©TAMSOFT ©D3 PUBLISHER