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「D×2 真・女神転生リベレーション」イベントステージレポート
リリース1周年に向けて、特大の新情報が連発!!
2018年9月21日 11:55
セガは9月20日、東京ゲームショウ2018のセガブースで開催された特別ステージイベントで「D×2 真・女神転生リベレーション」の今後の新たな展開について発表した。
イベントには、本作のチーフプロデューサーである山田理一郎氏、キャラクターデザインを務める岩元辰郎氏、そして本作のメインキャラ「メガキン」を演じる小林祐介氏の3人が登壇。
初めに山田プロデューサーから、今後アップデートで実装予定の新たなAR機能「デビルスキャナ」についての説明がおこなわれた。これまでのように、悪魔の3DモデルをARでただ撮影するだけではなく、現実にある特定の物を読み込んでそこに隠れている悪魔を呼び出し、交渉をして仲魔にすることができるのだ。“メガテンらしさ”を発揮できた機能だと山田プロデューサーは言う。
デビルスキャナのデモ版を小林さんが体験。テーブルに置かれているリンゴをARモードで読み取る。すると悪魔の反応を感知。平らな地面を読み取り、光った地面をタップすると、リンゴに潜んでいた悪魔の「リリス」が召喚された。そこからは呼び出した悪魔との交渉が始まり、悪魔の要求に応えることで仲魔になってくれる。「特定の部位をタップ」や「AR写真を撮る」など悪魔によって様々な要求をしてくる。
デビルスキャナに触れた小林さんは、「ビックリしました! 現実にある物をしっかり感知して、その物に関連する悪魔が出てくるのに驚いた」と大興奮の様子。続いて体験した岩元さんも「現実世界に悪魔がいる感じがすごい!」と感嘆の声を上げる。
正式版ではスタンプラリーのような形式で、ヒントを頼りに指定の悪魔を探していくといった遊びも考えているとのこと。「女神転生の持つリアルな世界観を再現して、それをユーザーさんに味わってもらいたいと思っています」と山田プロデューサーが熱く語った。
まだまだ発表される新機能。さらにストーリーの新展開についても!!
次に発表された新要素は「ギルド」機能の実装。細かな内容にはほとんど言及されなかったが、仲間同士で派閥を組んでゲームを楽しめるものになる。さらに、先ほどのデビルスキャナで手に入る報酬はギルドの仲間に分け与えることができ、AR機能が非対応のユーザーも恩恵を受けられる作りになるのだという。
リリース1周年に向けての大型アップデート、Ver.2.0の内容についても発表された。ストーリーについては、第7章が配信されお台場を舞台にアコライツとの戦いが繰り広げられる。年内で現在の第1部が完結し、第2部がスタートする。第1部よりもスケールの大きい物語になる予定だと山田プロデューサーが嬉々として語る。
そして、第2部からプレーヤーの属性の概念も導入される。選択肢によってロウ、ニュートラル、カオスの3属性に変化し、属性によってシナリオが分岐するといった「真・女神転生」シリーズ伝統の要素も追加されるそうだ。
スキルなどを自由にカスタムでき、自分だけの悪魔が造れる「デビルトランス」システムも実装予定。好きな悪魔を造ったり、好きなスキルを悪魔に持たせるなど、カスタム性の強いものになっているという。現在では召喚以外では手に入れることができない「魔人」や「英雄」などの種族も造れるようになるという吉報も飛び出した。
3D探索型ダンジョンのアウラゲートの第2弾も実装されると発表。ダンジョンを潜るという遊びはそのままに、以前のものとは少し違う作りになるという。岩元さんは「友達がアウラゲートばっかり遊んでるよ。この追加はファンは嬉しいんじゃないかな」とコメント。
かねてから要望が多かったという、大型コラボも企画中と発表。山田プロデューサーは「詳しくはまだ言えないけど、『女神転生』の世界に合っているものとのコラボになる」とコメントする。小林さんがなんとか情報を引き出そうとするも、口は固かった。
ほかにも、新種族の「邪鬼」や多身合体の新悪魔の追加。悪魔合体に必要なマグネタイトを緩和する定期的なキャンペーンの実施。さらにはデフォルメキャラクターのLINEスタンプなど、数多くの新情報が飛び交う中、早くもイベント終了の時間が迫り、最後は3人からファンへ一言。
「新キャラを含めて、リベレーターズはこれからも活躍していくと思いますので、みんなを愛してやってください」と岩本氏。「大型アップデートがあったりとまだまだ続いていきます。第1部のストーリーでどういった決着がつくのか最後まで見守っていただけたらと思います」と語る小林さん。最後に山田プロデューサーは「本作を楽しんでいるユーザーさんの声をこれからも反映していき、盛り上げていきたいと思いますのでよろしくお願いします」と、力強いメッセージでイベントを締めくくった。
イベント終了後、セガブースで触れることができるデビルスキャナを筆者も体験した。
看板に書かれた「D×2」のロゴを読み込み、呼び出すと、ピクシーが姿を現わした。現実の背景に悪魔が存在しているという光景は、何度見てもスゴいという言葉に尽きる。これまでは、呼び出して写真を撮ることしかできなかったが、新たなAR機能では悪魔との交渉が楽しめる。まさにメガテンの世界に自分が入り込むことができる。
言われるがままピクシーの頭を撫でる(タップ)と、気を良くして仲魔になってくれた(スタンプが押されるだけで、実際のゲームの中で仲魔になるわけではない)。実際に交渉して悪魔を仲魔にできるというこの機能、メガテンファンにはたまらないシステムだ。この機能が本実装される日が待ち遠しい限りである。