「無双OROCHI3」、PV第3弾、TVCMを公開！ 8人目の神格化キャラも明らかに！

　コーエーテクモゲームスは東京ゲームショウ2018の会場にてPS4/Nintendo Switch向けタイトル「無双OROCHI3」の発表ステージを開催した。本作プロデューサーの古澤正紀氏、「真・三國無双」シリーズプロデューサーの鈴木亮浩氏、「戦国無双」シリーズプロデューサーの鯉沼久史氏が登壇し、発売が迫った本作の魅力を語っていった。

　まず初公開となるプロモーションムービー第3弾が披露された。このムービーは、主題歌となる三森すずこの「革命のマスカレード 無双OROCHI ver.」をフィーチャーし、ムービーシーンを中心に構成された内容。「本作のストーリー面がアピールできるものになっている」と古澤氏は述べた。

　またこのPVにて、本作に登場する8人の神格化キャラクターのうち、未発表だった最後の1人が「呂布」であることが明らかになった。北欧神話の雷神トールをイメージ源にしたという呂布の神格化姿は、古澤氏いわく「普段の『真・三國無双』ではできないデザインに挑戦した」というもの。赤くなった髪やマグマのような紋様が浮き出た肉体など、これまでの呂布のイメージとは異なるディテールが特徴的だった。

　ここから本作のルーツとなる2つのシリーズのプロデューサー、「真・三國無双」シリーズを手掛けた鈴木氏と、「戦国無双」シリーズを手掛けた鯉沼氏がトークに参加。前作「無双OROCHI2」でストーリーは一旦完結しているだけに、本作はそこから続く新たなスタートとして内容を一新。古澤氏は「神話の世界との融合、神格化をもたらす8つ腕輪や8という数字など、ストーリーやシステムの新機軸となる要素を盛り込んだ」と述べた。

　特にストーリーと世界観に関しては、原案・監修に「幻想水滸伝」シリーズを手掛けた村山吉隆氏を迎え、共同で作り上げていったとのこと。双方のアイデアを出し合い、面白いストーリーが作れたと古澤氏は手応えを感じている様子だった。

　続いて新キャラの中で特に注目される5人の「神」を紹介。鈴木氏の「オーディンが気になる」という発言をきっかけに、最初は普通に歩いたり走ったりするキャラだったが、試しに作ってみた槍に乗るというアクションが面白く、本編で正式に採用されたという裏話が明かされた。新システムとなる「神格化」については、ストーリーを制作する中で、物語のポイントとなるキャラを決める必要があり、まず作品の象徴となる超雲と真田幸村が選ばれ、彼らと関わって面白くなりそうな人物が選出されたとのこと。神格化後のキャラクターは全体的に軽快なイメージとなっているが、鯉沼氏は織田信長だけは通常時よりも更に重厚な鎧姿となっている点に言及。これを受けた古澤氏は「信長だけは魔王というイメージを活かし、神というよりは悪魔のような怖い印象に重きを置いた」と解説した。

　また鈴木氏は「実は最初に見せられた神格化のイメージは、完成形よりもずっと地味だった」と述べ、より神っぽい見栄えになるよう積極的に意見交換をした、というキャラクターデザインの過程を振り返った。鯉沼氏も井伊直虎の衣装の布面積をめぐって、制作チームと多くのキャッチボールを行ったことを回想していた。またアクション面での新要素となる「神器・神術」について、鈴木氏は「これまでの無双シリーズとも異なる新たなアクションを模索してもらった」と語りつつ、「まさか馬超が動物に乗って突撃することになるとは思わなかった」と、ファンタジックな世界観だからこそ実現した斬新なアクションを称賛。

　ここでこれまで紹介した新要素の実演も含めて、鈴木氏と鯉沼氏が実機でのプレイに挑戦。「OROCHI」シリーズならではの1チーム3人を切り替えながら戦っていくシステムや、大技の「合体神術」が駆使されていく様が展開された。終盤には目玉となる呂布の神格化もバッチリ決められ、ユーザーの期待を高める実機プレイとなったのではないだろうか。

　最後には東洋水産の即席カップ麺「赤いきつね」、「緑のたぬき」とのコラボ企画や、今後放映予定のTVCMも披露され、9月27日の発売に向けて高まる本作の勢いを印象付けるステージとなった。