ニュース
“「ハースストーン」の開発だより”を掲載、開発者の最新事情や、今後のアップデート、イベントなどが明らかに
2018年9月19日 19:55
Blizzard Entertainmentは、Android/iOS向けカードゲーム「ハースストーン」において、公式ブログにて“「ハースストーン」の開発だより”を掲載、近日登場予定の新たなアップデートと機能に関する追加情報、そして新カードなどの情報を発表した。
最新のメタ
「博士のメカメカ大作戦」のリリースから時間が経ち、メタゲームは安定してきている。昨今では「奇数ウォリアー」、「奇数パラディン」、「トークンドルイド」、「テンポメイジ」、「挑発ドルイド」、「ズーウォーロック」、「クエストローグ」、「秘策ハンター」、「偶数パラディン」、「断末魔ハンター」、「偶数ウォーロック」といったデッキが活躍してるという。
監視対象のカード
「含み笑う発明家」は非常に人気が高く、とても多くのデッキに採用されている。開発チームは意図的に「含み笑う発明家」を強くしたという――強力な中立の挑発ミニオンの存在は、試合をより面白くしてくれる傾向があるからだ。過去の同様のカードには、「ヘドロゲッパー」や「タール・クリーパー」があった。この役割を担うためのカードはある程度強くなければその目的を果たせないんだが、何事にも程度というものはあるという。
ワイルドのバランス
ワイルドのプレイ環境に関しては、チーム内でも議論が続いてる状態だという。今のところ、ワイルドはある種、「パワーレベルが高く、手広いカードライブラリを備えたスタンダード」といった感じとなっている。
ワイルドはその名の通り、対戦の序盤であっても、異様なほど強力なコンボが発動しうる程ワイルドな環境であるべきだろうか? ワイルドで単一の戦略が絶対優位に立つことは困難だ。強力な戦略が無数にあり、誰もが膨大な種類のツールを利用できる。だが、そうした強い戦略はあったほうがいいんだろうか? そのようなゲームプレイが可能なモードを求めるプレーヤーが一定数いることは、開発チームもちゃんとわかってるという。
「ハースストーン」に複数のモードがあるのは、そういうワイルドな環境を求めるプレーヤーにも楽しんでもらうためだということを念頭に置くと、ワイルドに制限を掛け過ぎればデメリットにもなる。とはいえ、「ナーガの海の魔女」デッキのように人気になり過ぎ、相手にすると単に面白くないデッキも存在し得るという。
新登場のクラシックカード
「ハースストーン」で購入できる「クラシックカード」に、新しいクラスカードが追加された。スタンダードフォーマットから除外されたカードであり、特定クラス専用のカードとなる。今回、4種類の完全新規カードが追加されることになった。来月から、これらのカードを作成したり、クラシックパックから入手できるようになる。
これらのカードは、「ハースストーン」を始めたばかりの新規プレーヤーを想定してデザインされてる。
新規プレーヤー向けの導入部の改善
酒場で行なうランク戦において、新規プレーヤーはランク50からスタートし、49、48と成長していく。ランク50から26は新規プレーヤーだけが利用でき、またランク25~20と同様、負けても星を失うことはない。プレーヤーが1度ランク25になると、もうこれ未満のランクに落ちることはない。
これによって、新たに「ハースストーン」を始めたプレイヤーが酒場に慣れるための時間を十分に持てるようになると期待できる。また、初級者用ランクを上げていくにつれ、無料のギフトがいくつか入手できるようになる予定だ。
熟練プレーヤーのあんたがアカウントを新しく作った場合、入門プレーヤー用のランクをスキップして、競技の前線に直行することも可能だ(ただしその場合、初級者用ランクを上げる道中で手に入る無料ギフトはもらえない)。詳細は今後発表される。
歓迎バンドル、復活!
歓迎バンドルは、クラシックカードパック10個をお手頃価格で提供するバンドルパック。このパックが復活した。今回追加された新しいクラシッククラスカードを手に入れたいなら、まさにお手頃だ。復活に当たり、オマケにつくのが「ランダムなクラスレジェンドカード1枚」から、クラシックセットの6体のレジェンドドラゴン、すなわち「アレクストラーザ」、「デスウィング」、「マリゴス」、「ノズドルム」、「オニクシア」、「イセラ」のうち1体に変わった。しかも、以前に歓迎バンドルを購入済みだとしても、この新しいパックは購入できる。