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【クリスマスおもちゃ見本市】タカラトミーの今年のテーマは「サプライズ」

「開封」、「驚き」、「コレクション」の3つの要素がそろったおもちゃを多数発売

9月5日~6日開催

会場:東京都立産業貿易センター

※業界関係者のみ入場可能

 クリスマス商戦に向けたおもちゃの業者向け展示会「クリスマスおもちゃ見本市」が、9月5日から6日にかけて東京都立産業貿易センター台東館にて開催されている。この秋から年末にかけて発売予定の各社の新製品が多数展示され、会場には多くの関係者が集まった。ここではその中で、タカラトミーの新製品を紹介していきたい。

 今年タカラトミーはテーマに「サプライズ」を掲げ、「サプライズトイ」と呼ばれる製品に注力している。サプライズトイとは、「開封する楽しみ」、「驚きの要素」、「コレクションできる」という3つの要素を備えたおもちゃのこと。いわゆるボックスタイプのコレクションフィギュアではあるものの、テーマにあるとおりどの製品にも「サプライズ」の要素が詰め込まれているのが大きな特徴だ。

 その筆頭となる「L.O.L サプライズ シリーズ3」は、これまでシリーズ2まで発売された女の子向けのサプライズトイで、1つのカプセルに様々なサプライズが仕込まれている商品だ。メインターゲットは小学生前後となるが、デザインの可愛さや着せ替えの楽しみ、コレクション性の高さなどから、20代~30代の女性にも人気があり、世界で累計なんと5億個を販売しているという人気のおもちゃである。

 このシーズン3の商品には、全部で9つのサプライズが仕込まれていて、カプセルを決まった順番で開けていくと、袋入りになった小物や衣装などの着せ替えアイテムが1つずつ出てきて、最後に出てくるヒモを引っぱると、メインのフィギュアがクラッカーのように飛び出してくるというビッグサプライズを楽しめるのだ。

 仕込まれたサプライズは全部で9つ。子供達がおもちゃを開けるときの1番楽しい瞬間を、1つで9回楽しめるというわけである。タカラトミーはこの他にも「ディズニー ドアラブル」、「ピグミーポップ サプライズ!」、「うまれて!ウーモ ナゾたま ver.2」などのサプライズトイを出展していた。

「L.O.L サプライズ シリーズ3」。着せ替えができるフィギュアが1体と、たくさんの小物がカプセルに入っている。今回初めて男の子のフィギュアも封入
カプセルは何枚かのシュリンクで包まれていて、その間にもカードや水転写シールなどが入っている
カプセルの下側のフタを回すと袋入りのアイテムが次々と出てくる。何が出てくるかは開けないとわからない
最後にヒモを引っぱると、スプリングの仕掛けでカプセルの上が開いてフィギュアが飛び出してくる
1つのカプセルにこれだけのアイテムが入っていた。大人にも楽しめる、新しい形のコレクショントイだ
「ディズニー ドアラブル」。「ドアフィグ」というオリジナルデザインのディズニーフィギュアが入ったボックストイで、入っている数が多いものが混入されたサプライズな仕掛けも
「うまれて!ウーモ ナゾたま ver.2」は、2016年に発売された「うまれて! ウーモ」の最新版。新デザインの4種類のウーモのいずれかがタマゴから生まれてくる

 タカラトミーのロボットトイ「オムニボット」シリーズでは、新しい機能や動きを盛り込んだ「ハロー!ズーマー ミニチュアダックス」と「ハロー!はらぺこラビット」とが展示された。前者は発売済みの「ハロー!ズーマー」と同じイヌ型ロボットで、こちらは手足を細かく動かしてじゃれつくような動きを楽しめるというもの。

 また50種類以上の音声に対応し、20種以上のアクションを返す機能を持っている。付けた名前の認識もできるという。一方、後者はウサギ型のロボットで、「食べさせ遊び」のギミックを内蔵。紙でできたおやつを口に差し込むと、本当にパクパクと食べてくれて、たくさん食べさせるとお尻から食べかす(刻まれた紙)が出てくるという仕組みだ。両製品とも手軽さを重視し、複雑な設定を必要とせず、親しみやすさを強めたペットロボットとなっている。

「ハロー!ズーマー ミニチュアダックス」。以前の「「ハロー!ズーマー」がタイヤ可動だったのに対し、こちらは足を縦横に動かして動く
「ハロー!はらぺこラビット」。食べるギミックが中心で、動きは少なめ。その分価格は5,800円(税別)と安価だ

 「ゾイドワイルド」や「トランスフォーマー」、「新幹線変形ロボ シンカリオン」など、男の子向けトイの新製品ももちろん充実。一部撮影禁止のものを除いて、近日発売のものを紹介していこう。

「ゾイドワイルド」は名称不明の新しい恐竜型ゾイドが出展された。見た目はティラノサウルスのようだが……!?
間もなく発売予定の「トリケラドゴス」、「ナックルコング」、「ラプトール」も展示されていた
映画「バンブルビー」より大型アイテム「パワーチャージ バンブルビー」は、変形の他、胸のホイールを動かすとトークギミックが発動
「トランスフォーマー スタジオシリーズ」では、「ケイエスアイセントリー」や、映画第2作目の「スタースクリーム」も発売に
「STAR WARS」も商品展開を継続。被って口を動かすと、口が動くのギミックとともに音声が流れる「エレクトロニックマスク ヨーダ」がインパクト大
「プラレール」の新製品「基地に変形!!超ビッグドクターイエローセット」は、巨大なドクターイエローが変形して車両基地になるSF的なアイテム
「シンカリオン」にも「ドクターイエロー」が登場。こちらは5両の合体変形に、既発のシンカリオンを使って7両合体も実現
「ポケモンクエスト」のポクセル達の商品も続々登場。ミニカーになったトミカも可愛い
「ピカチュウクレーンモンコレキャッチャー」は、コレクションした「モンコレ」をクレーンゲームで遊んだり保存したりして楽しめる