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【東京おもちゃショー2018】タカラトミーブースの最新おもちゃをチェック!

コミュニケーションロボット「ハロー!QB」や、エンジン音が響く「4Dトミカ」など盛りだくさん

 今年「東京おもちゃショー2018」のタカラトミーブースは、注目すべき新製品が目白押しだ。弊誌では同社のメカ&ロボットのレポート記事を掲載済みだが、ここではそれ以外の最新おもちゃを紹介していこう。

ハロー!QB

 「オムニボット」のブランドで展開される、タカラトミーのロボットおもちゃの新製品が、今回出展されたコミニュケーションロボット「ハロー!QB(キュービー)」だ。その名が表すキューブ状の本体に6つのタイヤが付いたこのロボットは、ランダムな自動走行だけでなく、かざした手の動きに着いて回ったり、後ろにかざした手に驚いてウィリー走行をしたりと、ユーザーのハンドジェスチャーでコントロールもできる設計だ。

 前面にはLEDの顔があり、QBの気分を表示。付属のコントローラーでラジコンのような操作や、カードをスキャンすることで様々なアクションやゲームも楽しめ、後日配信されるアプリでさらにたくさんのゲームができるようになる予定だ。昨年発売され話題となった「COZMO」の機能と価格を抑えた弟分といった印象だ。

「ハロー!QB」。ブルーとブラックの2色展開で、8月発売予定。価格は各9,980円(税別)だ
前面には顔があり、LEDの表情がくるくると変わる
手をかざすことで動きをコントロールできる。タッチによるコミュニケーションも可能
カードの上を走らせるとデータを読み込んで、その内容に合わせたモードになる

トミカ4D

 発売から48年のミニカーブランド「トミカ」初の、エンジンを体感する「トミカ4D(フォーディー)」が会場にて披露された。約5cmのダイキャストカーという見た目は普通のトミカながら、スピーカーと振動用モーターを内蔵し、車体を上からプッシュしてエンジン始動、もう1度プッシュすると空ぶかし(ランダムでクラクションも鳴る)、そして転がし走行で走行音が鳴るというサウンドギミックを内蔵。さらにエンジン作動中は本体が振動するというギミックもある。

 エンジンサウンドは実写の音を録音したというこだわりで、車種によってエンジン音や振動のパターンも変わる。出展されたサンプルは外部スピーカーに接続するためケーブルがつながっているが、もちろん製品はスピーカー内蔵でケーブルはなくなる。

「トミカ4D」。6車種が10月発売予定で、価格は各1,600円(税別)。パトカーや救急車は走行中のアナウンスも収録される
押したり転がしたりするとエンジンギミックが作動。動作にはボタン電池2個を使用する

ハロピカ

 「ポケットモンスター」のおもちゃを長く発売している同社の新製品が、この「ハロピカ」だ。ピカチュウをモチーフとしたロボットで、「ピカチュウ!」と話しかけることで振り向いて返事をしてくれる。振り向く、うなずく、嫌がる、笑うなど、声と動きが連動し、ときには「10まんボルト」などのわざを使ってくれることも。

 もちろん赤いほっぺはLEDで光り輝く。「ポケモン」シリーズ黎明期の1997年に発売された人気商品「てのひらピカチュウ」の系譜を受け継いだ製品という印象を受ける。

「ハロピカ」。8月上旬発売予定で、価格は2,990円(税別)
ブースには専用のコーナーが設置され、たくさんの「ハロピカ」がディスプレイされていた

人生ゲーム

 発売から50周年のアニバーサリーイヤーを迎える人気ボードゲーム「人生ゲーム」。これまでに61種のバリエーションが発売され、出荷数は1,500万個にも及ぶのだとか。タカラトミーブースの床には入口から人生ゲームのマスが敷かれ、ブース自体が巨大な人生ゲームになっているという、凝った趣向の展示を行っていた。

 そんな記念すべき今年のラインナップは、「人生ゲーム タイムスリップ」と「週刊少年ジャンプ 人生ゲーム」の2種類。前者は人生ゲームが発売された1968年からスタートし、現代から100周年の2068年以降の未来までを舞台としたものだ。後者はその名の通り、週刊少年ジャンプとのコラボレーションした商品で、歴代の53作品がゲームに登場。「ワンピース」のルフィや「ドラゴンボール」の孫悟空など、人気キャラクター8人がコマになっているのも特徴だ。

ブースに敷かれたマス。内容は展示物に合わせているので、ぜひ会場でチェックしてみてほしい。ゴールは人生ゲームのコーナーにある
「人生ゲーム タイムスリップ」。過去から現代、そして未来を旅する人生ゲーム。発売中で、価格は3,980円(税別)
「週刊少年ジャンプ 人生ゲーム」。バトルやラブコメ、青春など、マンガのテーマに合わせたコースを用意。7月発売予定で価格は4,500円(税別)
ブースには人生ゲームの歴史が記されたパネルや、初代人生ゲームなども展示された
50周年に合わせて制作された「輪島塗人生ゲーム」も展示された。1点モノで、現状で販売の予定はないようだ

その他のタカラトミー新製品

「プラレール トミカと遊ぼう!くるぞわたるぞ!カンカン踏切セット」。光と音で演出される踏切に、トミカが走る立体交差が連動。列車の音も3種類鳴る
「空気はスゴイぞ!キミが整備士 DXトミカ整備工場」。付属の空気エンジンを使って、空気の力でギミックを動かすトミカの工場だ
「スター・ウォーズ ケッセル・ラン ミレニアム・ファルコン」。「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」の大型アイテムで、ボタンで本体装甲が吹き飛ぶギミックもある
8月9日発売予定のNintendo Switch版「レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀DX」と連動するおもちゃは、女の子向け商品を展開
ブーム再燃の兆しが見える「ベイブレードバースト」の新製品「リヴァイブフェニックス.10.Fr」
1957年発売のクラシカルなおもちゃ「シャボン玉を吹く象」が、2019年に復刻される予定。右が現在開発中の試作品だ