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Xbox One版「PUBG」、Gamescomで製品版を初公開

独自路線を歩むXbox One版。ブースでは10対10のWAR MODEをお披露目

9月4日発売予定

 MicrosoftはGamescom初日に、Xbox One版「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」のプレビュープログラムからフルプロダクト(1.0)への移行を正式発表した。その情報はニュースでもお伝えした通りだが、Gamescomでの「PUBG」出展エリアの模様を含めて、Gamescomで発表された内容を改めてまとめておきたい。

【PUBG: The Road to 1.0 on Xbox One】

製品版のパッケージイメージ
製品版のメニュー画面

 Xboxブースでは、サードパーティータイトルとしては最大規模となる大きなエリアを割いて「PUBG」をアピールしていた。公開されたパッケージにも「Xbox One Console Launch Exclusive」と記載するなど、Xboxは製品版においても「PUBG」推しで行く方針を明確にした。

 「PUBG」出展コーナーは、輸送機の胴体を模した待機エリアと、2階建てのプレイエリアで構成され、「PUBG」のプロローグシーンっぽく機内で待機していた20人が、WAR MODEを10対10で戦うという内容になっていた。

 使用されているクライアントは製品版同等のもので、製品版ではXbox One版独自のメニューが導入され、最初にプレイするゲームモードを選んでから、キャラクターカスタマイズやSQUADを組んだりするようになる。選択可能なモードは、いわゆるオーソドックスなバトルロイヤルが楽しめる「NORMAL MODE」、人間対ゾンビの戦いが楽しめる「ZOMBIE MODE」、限られた地域でチームデスマッチが楽しめる「WAR MODE」、そして世界大会「PUBG Global Invitational」と同じルールで楽しめる「ESPORTS MODE」の4種類。

 PC版ではカスタム権限者しか立てられない「ZOMBIE MODE」が、通常モードとして用意されている点もユニークだし、「ESPORTS MODE」もおもしろい。コンソール版は、PC版と違ってカスタムサーバーを使ったプレイができないため、その一部要素がクライアント側に提供されている印象だ。

 ちなみに、奇しくもXbox One版が初出展されたのが1年前のGamescom 2017だが、初出展の時点では、PC版とのクロスプラットフォームプレイが模索されていた。ご存じの通り、その計画は最終的に断念され、モバイル版と同様に、別サーバー、別のサービスとして開発が進められることになった。この独自路線は、製品版でより強化された格好で、「PUBG」はPC版、コンソール版(Xbox One版)、モバイル版の3バージョンが同時平行して走る運営方針を採るようだ。

【「PUBG」出展コーナー】
輸送機の機内を模した待合室。輸送機の外にも長い待機列がある
試遊エリア。WAR MODEを10対10でプレイしていた

 マップについては、ERANGEL、MIRAMARに加えて、SANHOKまでカバーする。製品版はパッケージ版およびデジタルダウンロード版の2種類で提供され、製品版配信記念として全ユーザーにアバターアイテムが同梱された「Xbox #1.0/99 Set」が提供される。もちろん、プレビュープログラム参加者は、製品版相当にアップデートできるほか、「Xbox #1.0/99 Set」も入手することができる。

 最後に、黒地をベースに、デジタルカモフラージュ柄をあしらったオリジナルデザインのXbox Oneコントローラーも発売される。購入特典としてDLCコンテンツも入手可能と言うことで、詳細は近日中に発表される予定。こちらは特に事情がなければ日本でも発売される予定で、「PUBG」ファンなら欲しいアイテムだ。

【Xbox #1.0/99 Set】

【Xbox Wireless Controller – PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS Limited Edition】