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【ワンフェス2018夏】最高の立体物を目指す、千値練「RIOBOT レギオス」など意欲的なロボットフィギュアの数々
2018年7月29日 20:14
今回、台風で開催が危ぶまれたワンダーフェスティバル2018夏だったが、問題なく開催できた。今回もたくさんの企業、一般ディーラーが様々な商品を展示し、大きな賑わいを見せた。本稿では企業ブースでの“ロボット”に関連する商品をピックアップしていきたい。
昨今のロボット玩具は造形、クオリティと共に大きく向上し、強いキャラクター性や凝ったギミックを追求しており、とても見応えがある。様々な開発者が強い思い入れで、そして“遊びごたえ”も考え商品を生み出している。ワクワクさせられる商品が多数ラインナップされているのだ。
まとまった戦闘機形態、コクピットの位置……こだわりの千値練「RIOBOT レギオス」
今回ひときわ強い思い入れを聞くことができたのが千値練の「RIOBOT レギオス」である。アニメ「機甲創世記モスピーダ」で、ロボットから戦闘機、中間形態に変形する機体で、番組内の実質的な主役メカとして活躍する機体だ。過去にも商品化が行なわれているキャラクターだが、「最高のレギオス」を目指して開発しているという。
こだわりはロボット形態と戦闘機形態のバランス。特に戦闘機形態は過去の商品でなしえない戦闘機ならではのシルエットを作っている。機首の太さ、脚は太ももが収納され、エンジンブロックとしてきちんとはまり、エンジンブロックが長すぎるようなことがないようになっている。
そしてロボット形態変形時にはコクピットブロックと機首ブロックがちゃんと折れ曲がることで、コクピットは胴体に、機首は背中に移動する。背中の機首ブロックは長すぎず、可変メカとしての説得力が増しているのが自信のポイントだという。
他にも好評だった「RIOBOT モスピーダ」は、フーケが乗っていた「バートレー」、イエローが乗っていた「ブロウスーペリア」の商品化が決定した。バートレーは女性用アーマーバイクなため、素体も含めて完全新規造形、ブロウスーペリアは長身のイエローを表現するため脚を長く設計、バイク部分は多くの部分に手が入るということで、単純な色替えや、一部のパーツの変更で済まさないかなり気合いの入ったものとなるという。
この他、迫力溢れる造形の「RIOBOT ゲッター1」はコミック「ゲッターロボ デヴォリューション」版をモチーフとするアクションフィギュアで、デザインと可動が大いに期待できる。「RIOBOTグレンダイザー」は移動に使用する「スペイザー」が分離してパワードスーツのようになるオリジナルギミックを搭載。どの商品もとてもユニークで見応えがあった。
メガハウスは、30周年を記念し最高の「スーパーグランゾード」を発表
メガハウスブースで大きくアピールされていたのが、30周年記念の「スーパーグランゾード」の商品。メガハウスはアクションフィギュア「ヴァリアブルアクション スーパーグランゾード」の他、アニメ「グランゾード」のキャラクターを商品化し好評を得ているが、アニバーサリー企画はさらに豪華なものとなるという。
まずサイズが大きなものとなり、ヴァリアブルアクションでは一部取り外しての変形部宇文を完全変形、さらに金属パーツや発光などのギミックも検討している。まず造形、ギミックをよりハイクオリティで実現し、そこからどこまで豪華なものとなるか、より明確な商品像は今後のメガホビで提示されると言うことだ。
今回メガハウスとグッドスマイルカンパニーが商品化を発表した「ssssGRIDMAN」は特撮番組「電光超人グリッドマン」を原作とするアニメで、10月より放映が予定されている。まだそのギミックは明らかにされておらず、グリッドマンとメカが提示されている。メガハウス版は小サイズながらしっかりとした造形、そして作品でのギミックをきちんと再現しているところがウリだという。