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e-sports SQUARE AKIHABARA、5代目新店長が就任!

ユーザーイベントの制作支援やメニューの刷新を発表。より魅力的なゲーミングスペースへ

6月8日 発表

5代目e-sports SQUARE AKIHABARA店長に就任した疋田力也氏

 RIZeSTは6月8日、e-sports SQUARE AKIHABARAに5代目となる新店長が就任することを発表した。

 新たな店長となるのはRIZeSTの疋田力也氏。発表にあわせ行なわれた店長就任パーティには業界関係者が多数訪れ、新店長の就任を祝った。

開幕の挨拶として"ゲーム仲間たちが集う場所"としてのSQUARE AKIHABARAのこれまでの歩みについて触れつつ、「今後もeスポーツのトレンドや情報が発信できる場としていきたい」と語ったRIZeST代表取締役社長の古澤明仁氏
「e-sports SQUARE AKIHABARAを30年ほど続けて、日本最古のeスポーツ博物館にしたい!」と冗談交じりに語りつつ、乾杯の音頭を取ったサンコーの代表取締役 鈴木文雄
2年間店長を務めた4代目の高橋晃平氏。今後はRIZeST本体に戻り、プロジェクトマネージャーを務める

 新店長となる疋田氏は兵庫県神戸市出身で、大学を卒業後地元関西でサラリーマンとなるが、eスポーツの楽しさを伝えたい一心で前職を辞しRIZeSTに入社。新たにe-sports SQUARE AKIHABARAの5代目店長に就任する運びとなった。

 eスポーツに触れたきっかけは「Counter-Strike 1.6」で、当時小学5年生ながらその緊張感などの虜になり、これまでのゲームに対する認識が一変。以来「League of Legends(以下、LoL)」や「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」といったeスポーツタイトルを中心にプレイしているのだという。

 ちなみに「LoL」においては昨年のシーズン7を「チャレンジャー」Tierで終えたという。チャレンジャーは日本の全プレーヤーの中で上位0.02%程度にあたり、どれだけの時間と熱意を傾けても一握りのプレーヤーしか到達できない高みであって、要するに疋田氏は「LoL」においてプロ級の腕前と言っていい。

 そんな疋田氏は「eスポーツをメジャー文化にしたい」という想いを語る。これは疋田氏自身の願いでもあり、所属するRIZeST、そして舞台となるe-sports SQUARE AKIHABARAの悲願でもある。

 eスポーツをプレイするための大前提として、必要なのは競争相手。この点について疋田氏は「コミュニティは競技人口を守る要塞」と捉えており、e-sports SQUARE AKIHABARAがこれまで取り組んできた「イベント制作支援プロジェクト」のなかで「コミュニティは成長する」ということと、コミュニティこそが「日本のeスポーツ界にとって重要である」ということを学んできたのだという。

 こうしたコミュニティに対し今後もe-sports SQUARE AKIHABARAは手厚くサポートを行ない、プレーヤーのみならず観戦者をも巻き込んでeスポーツの楽しさを体感できる場として在り続けられるよう、継続して取り組んでいくとした。

タイトルやジャンルを越え、時には配信者のディナーショーを行なうなどeスポーツコミュニティの醸成に貢献してきた「イベント制作支援プロジェクト」
ここでは「イベント制作支援プロジェクト」のモデルイベント「Fighter's Crossover -AKIBA-」を主催するかげっちさんも登壇。活動内容を紹介しつつ、実際にe-sports SQUARE AKIHABARAを利用しているコミュニティの代表として利点や問題点、要望を挙げた

 さらに疋田氏は提供メニューの刷新にも着手。ゲームをしながら、あるいは観ながら片手でも食べやすいメニューを増やし、価格もフードは平均200円、ドリンクは70円の値引きを行なった。事前の打ち合わせなしに偶然かげっちさんが指摘したメニュー周りの要望に見事応えた形だ。

パーティ会場では試食も用意されていた。なんとなくゲームに合いそうな揚げ物などのほか、片手で食べやすいホットドックやブリトーなどが新メニューとして登場。

 e-sports SQUARE AKIHABARAとRIZeSTの今後の取り組みについても明かされた。「お客様の想いを実現してeスポーツ業界に貢献することが我々のミッション」、としつつ、今後は依頼を形にするだけではなく、eスポーツ業界を「引っ張っていく」意気込みで、定期的にイベントを開催していく方針だ。

 その第1弾として実施されるのは8月から始動予定の「THE GAMER TALK」。飛躍的に成長するeスポーツ業界において選手として表舞台に立つプレーヤーだけではなく、裏側でシーンを支えるプロデューサーやタレントなど、業界に貢献する「熱い人たち」を紹介していく場としてプレゼンショーなどを開催していく予定だ。

 また、インターネットカフェのDiCE仙台店とe-sports SQUARE AKIHABARAが共同開催する「Dice PUBG REGIONAL TOURNAMENT」も実施予定。こちらはDice仙台店とe-sports SQUARE AKIHABARAそれぞれにプロゲーマーを招待し、試合の模様を楽しめるというものになる予定だ。

 さらに6月13日より6月15日まで幕張メッセで開催される「デジタルサイネージジャパン」において、ライブエンターテイメントジャパンと協業してブースを出展する。ブースではeスポーツに関する展示を行なうほか、開催期間中の13時より17時まで古澤氏がゲストスピーカーとともに講演を行なう。

今後はe-sports SQUARE AKIHABARAが主体となって様々なイベントを開催予定とのこと。展開が楽しみだ
e-sports SQUARE AKIHABARAの2代目店長、RIZeSTの井上氏よりデジタルサイネージジャパンへの出展も明かされた

 最後に疋田氏は来場者にお礼を述べつつ、「これからもe-sports SQUARE AKIHABARAは皆様の想いを叶えられる場所であり続けたい」とその決意を述べた。

発表のあとにはまさかの「ボンバーマン'94」を用いた対戦イベントも開催。初戦は歴代店長と疋田氏でエキシビジョンマッチが行なわれた
見事勝利をおさめ、歴代店長にその力を認めさせた(?)疋田氏