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Epic Games、「Fortnite」のeスポーツ大会に1億ドルを投入へ

年内にも公式大会がスタート

5月21日発表

 Epic Gamesは米国時間の5月21日、爆発的な人気を集めているバトルロイヤルシューター「Fortnite Battle Royale」について、年内に公式の大会を立ち上げると共に、初年度(2018年~2019年)の賞金に1億ドル(約111億円)を用意したことを明らかにした。

 世界のeスポーツシーンでは年々賞金額がうなぎ上りとなっており、優勝賞金が100万ドル(約1億1,100万円)に達する大会も少なくない。高い賞金を出すタイトルには、「Counter-Strike: Global Offensive」(Valve)や「League of Legends」(Riot Games)、「Overwatch」(Blizzard Entertainment)などが知られているが、ほかにも日本ではサービスされていないためあまり知られていないものの、「Dota 2」(Valve)、「Heroes of the Storm」(Blizzard Entertainment)、「Starcraft II」(Blizzard Entertainment)なども海外では定番となっている。

 今回の発表は、eスポーツの歴史を作ってきたValveやRiot、Blizzardらの度肝を抜く文字通りケタ違いの金額であり、Epic Gamesが「Fortnite」においていかにeスポーツを重視するかを明確に示す何よりのコミットメントと言える。

 バトルロイヤルタイトルとして直接のコンペティターとなる「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(PUBG)」(Bluehole)は、まだ単発のインビテーショナルイベントや、PUBG JAPAN SERIESのようなトライアルリーグの開催に留まるため、その賞金総額は不明だが、7月に予定されている公式大会となる「PUBG Global Invitational 2018」の賞金総額は200万ドル(約2億2,200万円)。初回にしていきなり高額で、両社の参入はeスポーツ大会の賞金の高額化に拍車を掛けそうだ。

 Epic Gamesでは、詳細については後日発表するとしているが、「没入感の高い、より楽しく観戦できる仕組みを取り入れたい」としている。