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「Detroit: Become Human」3つのステージ詳細を公開
交渉の内容で結末が変化する「人質」などプレーヤーの選択がストーリを決める
2018年3月12日 15:00
ソニー・インタラクティブエンタテンメントジャパンアジアは、5月25日に発売を予定している、プレイステーション 4用オープンシナリオ・アドベンチャー「Detroit: Become Human」の最新情報を公開した。今回は主人公である3人のアンドロイドたちの特殊能力、トレーラーにも登場する「人質」、「キャピタル・プラザ」、「夜のあらし」という3つのステージを紹介したい。
本作は、「HEAVY RAIN」や「BEYOND: Two Souls」を手掛けたフランスの開発スタジオQuantic Dreamの最新作。2038年、人工知能やロボット工学が高度な発展を遂げた世界で、アンドロイド産業の都となっているデトロイトを舞台に繰り広げられる社会派のドラマを楽しめる。
アンドロイドが人間に代って不可欠な労働力となっている時代、人間は豊かさを手に入れたが、同時に職を奪われた人々による反アンドロイド感情の高まりが、社会に新たな軋轢と緊張を生み出している。
プレーヤーは「カーラ」、「コナー」、「マーカス」という立場も能力も異なる3体(3人)のアンドロイドの視点を通して様々なエピソードを体験し、その発言や行動を選択していく。
物語はプレーヤーの選択の中で複雑、多様に分岐、変化していく。シナリオ全体、物語の決着の形はもちろん、物語の印象すら大きく変化していく。全体を通して壮大な1本の大作映画のようでありながら、チャプターをまたいだ伏線や、チャプターごとに事件性や盛り上がりが設けられており、毎回ハラハラする海外連続ドラマのような脚本構成となっている。
PS4最高レベルのグラフィックスによる、息をのむような未来世界の描写。アクターの演技をとらえたモーションキャプチャーと、徹底的にこだわったテクスチャー技術により実現した、リアルな人物描写。アンドロイドが生み出す、心揺さぶる“人間”ドラマを楽しんでほしい。
RK800「CONNOR(コナー)」
ACTOR:BRYAN DECHART(ブライアン・デッカート)
V.O.:花輪英司
「変異体」操作のスペシャリストとして、警察と行動を共にする最新鋭アンドロイド。並外れた冷静さと、計算能力から導き出される分析と洞察は他の追随を許さない。増加の一途をたどるデトロイトの「変異体」犯罪を追い、秩序を取り戻すことがコナーの使命である。
【NOTE】
サイバーライフが製造したプロトタイプ・アンドロイド。
元々、人間の刑事の捜査を技術面でサポートすることを目的に製造された。RK800には“理想的なパートナー”となり、いかなるチームにも溶け込めるよう、特別に開発された社交モジュールが搭載されている。さらに、犯罪現場での分析を目的とした物理シミュレーションソフトウェアも搭載されており、自在に証拠を照合して過去の出来事を再現することが可能である。
また、このモデルはアンドロイドの「体液」サンプル(ブルーブラッド)を直接摂取することで、リアルタイムで情報を取得する機能も備えている。
「コナー」は変異体アンドロイドの事件で初めて捜査現場に投入された。
コナーが主人公のステージ「人質」
暴走したアンドロイドが、殺人および人質をとって立てこもるという前代未聞の事件が発生。
この事件に対し、サイバーライフ社は捜査用モデルのプロトタイプ・アンドロイド、RK800「コナー」を犯人との交渉役として投入する。
コナーはその能力で、現場に散らばる様々な痕跡や証拠から、交渉に役立つ情報をプロファイリング、収集し、交渉に挑む。
感情などないはずのアンドロイドがなぜ、このような事件を起こしたのか? 犯人との交渉を成功させる術はあるのか?
「過去再現・プロファイリング」
コナーは、特別に搭載された物理シミュレーションソフトウェアにより、自在に証拠を照合して過去の出来事を再現し、そこから人間には容易に到達することがでできないプロファイリングをすることが可能だ。
また、アンドロイドの「体液」サンプル(ブルーブラッド)を直接摂取することで、リアルタイムで情報を取得する機能も備えている。
Model: UNKNOWN「MARKUS(マーカス)」
ACTOR:JESSE WILLIAMS(ジェシー・ウィリアムス)
V.O.:内田夕夜
革命の先導者「マーカス」。
その名は、アンドロイドの人類に対する反乱と革命を先導した者―モノ―として記録されるだろう。プログラムからの解放と主人からの逃亡により、“地下”に潜った“マーカス”は、アンドロイドの自由を目指した組織を指揮することとなる。
【Note】
デトロイト市内の高名な老人の元でライフサポートを行なっていたが、突如失踪。変異体アンドロイドグループのリーダーになり、アンドロイドの権利を求める活動を指揮している。
モデルナンバーをはじめ、その詳細は謎に包まれているが、搭載された物理シミュレーションソフトウェアにより未来行動予測を瞬時に行なったり、他のアンドロイドに物理接触することで、強制的に“変異体”化させる様が観測されている。
デトロイト市警はマーカスたちの拠点を突き止めようとしているが、現在までのところ成功していない。
マーカスが主人公のステージ「キャピタル・プラザ」
アンドロイドの権利獲得のために、人類に対してついに行動を起こしたマーカスたち。
同志を増やすために、そして社会に対するメッセージ行動として、彼らは多くのアンドロイドが展示されているサイバーライフ店舗同時襲撃を計画する。
アンドロイドの能力をフル活用し、ハッキングを駆使したデトロイト都心でのゲリラ活動は成功するのか?
また、その襲撃でマーカスはどのようなメッセージを社会に、人間に示すのか?
AX400「KARA(カーラ)」
ACTOR:VALORIE CURRY(ヴァロリー・カリー)
V.O.:佐古真弓
逃亡者。
人間生活の忠実なサポーターとして生み出されたアンドロイド「カーラ」。とあることをきっかけに、「それ」は自らのプログラム―運命―を拒否し、逃亡者として、デトロイトを流浪することになる。
【Mote】
2032年にサイバーライフが販売開始したAX400型アンドロイドのひとつ。
AX400は家事手伝いや子供の世話をするために設計された。300にも及ぶ言語が話せ、9,000種以上の料理を作ることができ、子供の宿題を手伝ったり一緒に遊んだりと、所有者の家族と良好な関係を築くことができるため、非常に人気が高いモデルである。
組立ラインでの試験で技術的問題が発見されたため解体される予定だったが、カーラはなぜかそのまま出荷され、サイバーライフ店舗ですぐに購入された。所有者が幾度か変わったが、現在の所有者はトッド・ウィリアムズである。
カーラが主人公のステージ「夜のあらし」
トッドの家で、家事を再開したカーラ。しかし、その夜、精神的に不安定なトッドの激しい怒りが娘のアリスに向けられることに。逃げるアリス、暴力をむき出しにするトッド。
忠実な召使い=アンドロイドであるカーラは、「その場を動くな」というオーナーの“命令”と、子どもを守るという倫理の間で激しく葛藤する。
極めて人間的な状況の中で、人間並みの知性をもつアンドロイドは、何を「感じる」のか。その時、カーラに起こったこととは。
マインドパレスの破壊
激しい精神的葛藤の中で、カーラは自らの「マインドパレス」の制約である「人間の忠実な僕としての内面的プログラム」を打ち破り、オーナーの命令を超えて、自らの意思によって、行動することが可能となった。これはすなわち、カーラが「変異体」として覚醒したことを意味する。
問われる選択と行動
オーナーであるトッドの命令に従うのか? アリスの安全を守るのか? 暴力を振るうからといって、人間を傷つけてよいのか? 逃げるのか? 戦うのか。差し迫る緊迫の状況で、プレーヤーが下す判断が3人の運命を大きく左右することになる。
©Sony Interactive Entertainment Europe. Developed by Quantic Dream.
画面は開発中のものであり、最終仕様とは異なる場合があります。