ポーランドカトヴィツェにおいて開催されているIEM Katowiceでは、「CSGO」と「Starcraft II」のWorld Championshipのみならず、隣接するInternational Conference Center Katowiceで開催されているIEM Expoも人気を集めている。入場無料のIEM Katowiceに対して、IEM Expoは60ズロチ(約1,850円)からの有料イベントだが、朝から超満員の人気振りだ。
IEM Katowiceの会場となっているInternational Conference Center Katowice その特徴は、IEM Katowiceの併催イベントということで、eスポーツに特化した展示内容になっているところだ。当日参加のeスポーツ大会やエキシビションに参加するため、目当てのチームのサイン会に参加したり、公式グッズを手に入れるため、あるいは未来のeスポーツアスリートを夢見て、勝つためのゲーミングPCやゲーミングギアを探すためと、来場者によってその目的はまちまちのようだが、常にどこかでかけ声が上がり、通路を歩くのも難儀するほどの賑わいを見ると、ポーランドは日本より遙かにeスポーツ先進国であることを痛感させられる。本稿では、フォトレポートとして、IEM Expoの盛り上がりをお伝えしたい。
IEM Expoは大人気のため入場規制が掛かり、外には常に順番を待つファンの長い行列ができている 入ったところ。ゲームショウのように各社のブースが並ぶ 入ってすぐ左手にあった特設エリアでは、80台のASUS製ゲーミングPCを並べ、「PUBG」大会を開催していた 大会用のステージも2つ用意。こちらは「Heroes of the Storm」(Blizzard Entertainment)の大会 こちらは先週「PUBG」Invitationalが開催されたステージで、「Crossfire」(Smilegate)の大会が開催されていた メーカーブースでは最大規模のIntelブース。他のIEM同様に、VRをメインに、ノートPCゲーミングや、4Kゲーミングなど、様々なPCゲーミングをアピールしていた Intelブースで1番人気は、プロチームのサイン会。Cloud9のサイン会では、数百名が列を作った GIGABYTEのゲーミングブランドAORUSは「PUBG」一色だった SAMSUNGは「オーバーウォッチ」を使って新型モニターをアピール。GEAR VRや大型湾曲モニターもアピールしていた T-Mobileは、ノートPCを使ってワイヤレスゲーミングをアピール 「Project Cars 2」を使った体感マシン HyperXブースでは、女性チームによる「CSGO」大会が開かれていた。実力的にはまだまだといった印象だが、人気はすこぶる高い。女性部門が生まれる日もそう遠くはなさそうだ HPのゲーミングブランドOMENは、フリープレイでゲーミングノートPCをアピール LIONCASTは「FORTNITE」(Epic Games)を用いてフローティングスタイルのゲーミングキーボード「LK20」をアピール 多彩なPCゲームで、ゲーミングギアをアピールしていたCORSAIRブース CORSAIRのユニークなアイテム「K63 Wireless Gaming Lapboard」。K63 Wireless Keyboardをセットして使うワイヤレスタイプのラップボード。これを使えば、TVでも「CSGO」が楽しめるようになる!? LEGIONとRazerはステージイベントがメイン。人が多すぎて近づけない 終日チョコの臭いが絶えなかったポーランドのチョコレートメーカー ウェーデルブース。eスポーツに参戦というわけではなく、eスポーツファンに向けたブランドアピールがメインのようだ ポーランドのコンピューターミュージアムは、稼働状態のeMacを使って「Quake III Arena」(id Software)のフリープレイを実施。グラフィックスはともかくeスポーツとしての完成度はまだまだ通用する 本大会で決勝まで勝ち上がった強豪チームのFnaticは、単独でブースを構え、eスポーツファンにアピール。試遊台には子供達が「CSGO」を楽しそうに遊んでいて、次世代選手の育成にも余念がないといった印象だ