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【WF2018冬】「スター・ウォーズ」、「アラレちゃん」、「マジンガーZ」……バラエティに富んだバンダイブース
人物の顔をキットで表現する、ホビー事業部の新たな印刷技術も公開
2018年2月19日 19:54
2月18日に開催された「ワンダーフェスティバル2018冬」のバンダイのブースには、同社ホビー事業部が展開しているプラモデルの最新ラインナップが数多く展示され、多くの来場者が足を止めていた。
今回大きくフィーチャーされていたのは、4月発売予定の「スター・ウォーズ」のプラモデル「1/12 ハン・ソロストームトルーパーVer.」と「1/12 ルーク・スカイウォーカーストームトルーパーVer.」だ。
これはハンとルークが「エピソードVI / 新たなる希望」で、ストームトルーパーの姿に変装したときの様子をプラモデル化したもので、頭部が2人のキャラクターになっているという商品だ。これまで「Figure-riseBust」などで使われた「レイヤードインジェクション」という成型技術とは異なり、フィギュアの顔をプリントで表現する「Triaxial Jet Finish」という最新の塗装技術が投入されたものだ。
デジタル3D技術で知られるデジタルファクトリーとの共同で、「フラットヘッド型プリンターで立体的な印刷対象に印刷するための自動角度可動型印刷対象保持装置」を開発。インクジェットプリントの「印刷物とプリンターヘッドの距離が適正なときに最も美しく塗装される」ということを考慮し、プログラム制御で正確に可動する治具によってパーツを塗装に最適な角度にすることで、複数の工程を人の手を介さずにワンストップで行なえるようになった。もちろん治具の角度や塗装回数はプログラムで変更できるので、今後発売するキットにも対応できるようになっている。
このキットでは、顔を左右と正面から塗装する3段階の工程を行なうことで、俳優の表情を塗装によって再現。塗装やシールを貼る工程は必要せず、組み立てるだけで表情豊かなフィギュアが完成するというわけである。
その他「スター・ウォーズ」関連のキットでは、プレミアムバンダイで発売され大きな話題となった「1/72 PERFECT GRADE ミレニアム・ファルコン」が「スタンダードVer.」として一般販売されることが決定。また「1/72 Bウイング・スターファイター」が参考出展され、これが発売されれば同盟軍のスターファイターが勢揃いすることになる。
人気キャラクターをプラモデルで楽しめる「Figure-rise」シリーズでは、「Figure-riseStandard」の「仮面ライダービルド」や、「Figure-riseMechanics」の「Dr.スランプ アラレちゃん」などが出展された。ともにカラフルなキャラクターながら、それがパーツの色分けでどこまで再現されるかも注目だ。またブースでは「Figure-riseBust」の「初音ミク[リミテッドカラー]」が発売され、多くのファンが行列を作っていた。
今年公開された「マジンガーZ/INFINITY」のマジンガーZがプラモデルでもリリースされる。会場にはこれまでバンダイが発売した歴代マジンガーZのプラモデルが展示され、作品へのリスペクトを表すとともに、その最新作となる「マジンガーZ INFINITY Ver.(仮)」のサンプルも並び、歴史が続いていくことをアピールした。