ニュース

「うたわれるもの」、シリーズ3部作の繁体中文化が決定!

ディレクターの鷲見努氏が現在開発中のリメイク版の魅力を語る

【Taipei Game Show 2018】

1月26日~29日開催

会場:台北國際世貿中心一館

 2002年にPC向けとして登場し、プラットフォームやメディアを変えながら現在まで続いているシミュレーションRPG「うたわれるもの」。現在、そのリメイク版「うたわれるもの 散りゆく者への子守唄」がアクアプラスで開発中だが、そのリメイク版と、シリーズ第2弾「うたわるもの 偽りの仮面」、シリーズ第3弾「うたわれるもの 二人の白皇」が3タイトルまとめて、セガゲームスより繁体中文化されることがTaipei Game Showにおいて発表された。プラットフォームはPS4のみで、リメイク版から順番に2018年以降に順次発売される予定。

【「うたわれるもの 散りゆく者への子守唄」ティザーPV】

「うたわれるもの」シリーズディレクターの鷲見努氏
3部作が一挙に中文化されることが発表された
「うたわれるもの 散りゆく者への子守唄」は、3Dグラフィックスが採用される

 「うたわれるもの」シリーズの中文展開は、セガゲームス主催のセガパートナーステージでサプライズ発表され、その直後の「未発表タイトルステージ」において改めて「うたわれるもの」のステージイベントが実施され、詳細が明らかにされた。

 イベントにはディレクターの鷲見努氏が登壇し、シリーズ初の中文化について抱負を語った。鷲見氏は「『うたわれるもの』はボリュームのあるストーリーで、これまで中文化が難しかったが、このたびセガゲームスの協力で実現できることになった。3部作をすべて中文化して提供する」と語った。

 単独のステージイベントでは、第1弾のリメイクから順番にトレーラーが再生され、各作品の魅力が紹介された。第1弾「うたわれるもの 散りゆく者への子守唄」については、PCから、PS2、PSP、アニメなど様々なメディアで繰り返し展開されてきたが、現在開発されているリメイク版では、グラフィックスを3Dに進化させ、ダイナミックな表現を取り入れた上でバトルシステムを1から作り直しているという。鷲見氏は、「感動的なストーリーになっているので、ぜひご期待下さい」とアピール。

 2作目「うたわれるもの 偽りの仮面」は、2015年にPS4/PS3/PS Vita向けに発売された続編で、台湾ではPS4版のみの展開となる。鷲見氏によれば最初から3部作構想だったというが、実際には1作目から13年後の続編リリースとなった。物語も同様に年月が経過しており、主人公も変わる。サブタイトル通り、仮面を取り巻く謎を解き明かしていく展開になる。

 3作目「うたわれるもの 二人の白皇」は、第2弾から1年後の2016年にPS4/PS3/PS Vita向けにリリースされたシリーズ完結編。鷲見氏は「1作目からの物語が絡み合ってすべての謎が解き明かされていく。とても感動的で壮大なドラマになっている」と力を込めて語った。

 気になるリリース時期については、なにぶん文章量の多いドラマであり、3作品をすべて翻訳する必要があることから、まだ明確な時期については「未定」とし、そもそも日本語版もまだ完成していないことから「第1弾をなんとか今年中に発売したい」ということだ。

 鷲見氏は、Taipei Game Show初参加ということで、「たくさんの人と熱気でビックリした。僕自身もゲームが好きだが、台湾もゲーム好きが多いと聞いている。そんなゲーム好きの皆さんにお届けできることになってとても嬉しい。まず1作目を遊んでいただいて、2作目、3作目もできるだけ早くお届けしたい」と語った。

【「うたわれるもの」3部作】