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【EVO Japan 2018】「鉄拳7」部門決着!韓国ROX KNEE選手が優勝

日本代表は健闘むなしく優勝ならず

1月28日 開催

【Day3】

秋葉原UDX アキバ・スクエア

優勝した韓国ROX所属KNEE選手

 開催中の「EVO Janpan 2018」において1月28日、プレイステーション 4/Xbox One/Windows用対戦格闘「鉄拳7」部門のグランドファイナルが行なわれ、3日間に渡る激戦を勝ち抜いて優勝を飾ったのは韓国のKNEE選手となった。

 試合は格闘ゲームの試合ではメジャーな形態である、ダブルエリミネーション方式のトーナメントにて行なわれた。ダブルエリミネーションでは無敗で駒を進めた選手のウィナーズブラケットと、1敗を喫した選手が集うルーザーズブラケットの2枠の勝者によって優勝が争われる。この方式で特徴的なのは2敗するまではトーナメント敗退とはならず、優勝の可能性も残されるというところにあるが、もちろんルーザーズブラケットが決勝に進むまでの道のりはウィナーズブラケットより長く、そして険しいものとなる。

 「鉄拳7」部門のDay3 Finalの出場枠は8名分。そのうちウィナーズブラケットの枠を勝ち取ったのはGURA選手、ULSANGODING選手、CHANEL選手、KNEE選手の4名で、いずれも韓国出身の選手が占める形となっていた。

 一方ルーザーズサイドで最終日に進んだのは韓国のLow High選手、SAINT選手の2名と、日本のタケ。選手、のろま選手の2名。日本代表となる両選手はいずれもルーザーズサイドからの出場ということで、トーナメントのルール上決勝戦での日本人対決の芽は消えてしまっていたものの、優勝の可能性はまだ十分に残されていた。

 しかし、その道のりにはe-Sports大国、韓国の選手が立ち塞がった。タケ。選手はDay3初戦の相手であるSAINT選手に0-2で破れ、のろま選手はLow High選手を2-0で下しTop6に進むものの、続くCHANEL選手との試合では1-2のスコアで敗北。開催国である日本の優勝は惜しくも叶わなかった。

トーナメントの結果。互いにROX所属のKNEE選手とCHANEL選手がグランドファイナルで激突!

 グランドファイナルはウィナーズブラケットよりKNEE選手と、ルーザーズブラケットより這い上がってきたCHANEL選手の対決に。奇しくも韓国プロゲームチーム「ROX」の同門対決となった。

 KNEE選手は"格ゲー"界隈を見渡しても屈指の成立難易度であるブライアンの挑発ジェットアッパーをこの大舞台の初戦で決め、勢い止まらず2セットを先取。このまま優勝はあっさり決まってしまうのかと思わせたが、CHANEL選手はここから驚異的な粘りを見せ、ジリジリとラウンド、そしてセットカウントを取り戻していく。

KNEE選手が2セットを先取して後がない状況のなか、CHANEL選手は土壇場で1セットを取り返す。そしてここから怒涛の猛反撃

 試合のさなかには両選手とも相手の動きを"見てから"ガード、カウンターなど、もはや人間離れした動きを重ねてきており、キャラクターを変え舞台を変え、これぞ「EVO」、これぞ頂上決戦といった熱い試合を繰り広げていた。

 そしてセットカウントはCHANEL選手が追い上げて2-2、そこからさらにもう1セットも奪取し2-3と、CHANEL選手はルーザーズブラケットの1セット分の不利を完全に清算した。

セットカウントもラウンドも2-2と互角。ここでもCHANEL選手は粘り強さを見せてセットを勝ちきり、KNEE選手のウィナーズブラケット分の有利をリセット

 泣いても笑っても最終セットとなる最後の試合も、ラウンドを取られては取り返しの一進一退の攻防が繰り広げられた。しかし、ここで勝利を収めたのはKNEE選手。ウィナーズブランケットから全ての試合を勝ち残り、無敗で「鉄拳7」王者となった。

一進一退の攻防が繰り広げられており、手に汗握る対戦とはまさにこのこと
激戦の末、KNEE選手が勝利をその手に収めた

 優勝したKNEE選手は「ファンやチームから力をもらってここまで来ることができた」と応援してきてくれた人に感謝を述べつつ、「もっとこうした大会が増えるといいなと思います。皆さん、『鉄拳』をもっと愛してください!」と会場に愛情あふれる力強いメッセージを送った。

Day3の出場選手と「鉄拳7」プロデューサーの大久保元博氏