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どっしり構えてカッコいいハンターになろう!USJで「モンスターハンター・ザ・リアル」を体験
「ユニバーサル・クールジャパン 2018」、澤 穂希さんの「キックオフ」で開幕!
2018年1月19日 07:45
- 1月19日~6月24日 開催予定
- 場所:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下、USJ)は、1月19日より「ユニバーサル・クールジャパン 2018」を開催する。
「ユニバーサル・クールジャパン」は2015年より始まった試みで、「日本のクールを、もっとアツく。」を合言葉に日本が世界に誇るエンターテイメントブランドを集結して、国内外へ発信するイベントだ。今年の「ユニバーサル・クールジャパン 2018」は4回目の開催で、世界展開国数は史上最多を誇り、これまででもっとも規模の大きなコンテンツを擁するイベントとなっている。
過去には「モンスターハンター」、「バイオハザード」、「エヴァンゲリオン」や「進撃の巨人」、「ゴジラ」、「名探偵コナン」など数多くの超有名IPのアトラクションを展開しており、今年は1月19日よりアトラクションの「モンスターハンター・ザ・リアル」、「ファイナルファンタジー XRライド」、「名探偵コナン・ワールド」、少し遅れて3月16日より「美少女戦士セーラームーン・ザ・ミラクル」がそれぞれ6月24日まで開催される。あわせてコラボメニューやグッズの展開が行なわれるということで、ファンにはたまらないイベントである。
そんな今年の「ユニバーサル・クールジャパン」だが、1月18日には正式オープンに先駆けてオープニング・セレモニーが開催され、「モンスターハンター・ザ・リアル」、「ファイナルファンタジー XRライド」を実際に体験することができた。
また、「モンスターハンター(以下、モンハン)」シリーズのプロデューサー辻本良三氏、「ファイナルファンタジー(以下、FF)」シリーズのイラストを手掛ける天野喜孝氏にインタビューすることもできたので、本稿ではまずオープニングセレモニーと「モンスターハンター・ザ・リアル」、辻本氏のインタビューの模様についてお伝えしていきたい。
「ユニバーサル・クールジャパン 2018」、澤 穂希さんの「キックオフ!」にて開幕!
オープニング・セレモニーでは元"なでしこジャパン"女子サッカー選手の澤 穂希さんが登壇。日本のコンテンツを世界に向けてアピールしていく「クールジャパン」イベントに相応しい人物をイベントのキャプテンに据え、開幕の儀が行なわれた。
澤さんの「史上最大のユニバーサル・クールジャパン!」の掛け声に応えた会場の「キックオフ!」の大歓声に合わせて澤さんはボールを会場に向けてキック。そのタイミングにあわせて今回展開される4つのコンテンツの垂れ幕が現われ、紙吹雪と大歓声の中、「ユニバーサル・クールジャパン 2018」は開幕された。
澤さんは開幕に当たり「世界中が熱狂する日本発のコンテンツの魅力を皆さんにぜひ知ってほしいと思います。」とコメント。また、澤さんは既に4つのアトラクションを体験したということで、それぞれのアトラクションの感想を聞かれると、「ファイナルファンタジー XRライド」については「VRを超えた圧倒的な臨場感で、FFの美しいリアル感を体感できました。スピード感もあって、次に何が起こるのかなというワクワク感も楽しいです」と楽しそうにコメント。また、「名探偵コナン・ワールド」については、「リアル脱出ゲームで、コナンの世界にどっぷりと入り込むことができました。」と語り、コナンのサッカーの技術について「最優秀選手を取れる腕前。ライバルですね。」と回答。会場は笑いに包まれた。
さらに、「モンスターハンター・ザ・リアル」については「武器を持って本当のハンターになれたという感じがして、強大なモンスターと対峙した瞬間が楽しかったです」とコメント。現役時代にサッカーで鍛えた成果として「構えてもブレませんでした」と語り、サッカーの技術は「『モンハン』でも生きる!」と冗談交じりに述べていた。
最後に今後オープン予定の「美少女戦士セーラームーン・ザ・ミラクル」について、実はコラボメニューの試食は既に行なっていたとのことだが「食欲が勝ってしまって写真を撮らずに勢いよく食べてしまった」と暴露。会場はまたも笑いに包まれたが、アトラクションについては「憧れのセーラー戦士たちと一緒に戦えると聞いています。皆さんにも是非早く体験して欲しいです」と最後はキレイにまとめ、アトラクションにかける期待のほどを伺わせた。
「MHW」をモチーフにした「モンスターハンター・ザ・リアル」を体験!
オープニングセレモニ―後には各アトラクションを体験することができたのだが、まずは「モンスターハンター・ザ・リアル」からご紹介していこう。「モンスターハンター・ザ・リアル」はAR(拡張現実)技術によって、まるで自分が「モンハン」世界に入り込んだかのように「ハンター」になりきって写真撮影ができるウォークスルー型のアトラクションだ。
これまでの「モンハン」のアトラクションではその時々の最新作が取り上げられていたように、今回は発売間近の「モンスターハンター:ワールド(以下、MHW)」がモチーフとなっている。参加者は「大剣」、「ランス」、「太刀」、「ヘヴィボウガン」の4種類の中から武器を選び、「アンジャナフ」や古龍「ネルギガンテ」、シリーズお馴染みの「リオレウス」に向かって先輩ハンターの指示に従い、武器を構え、振り、その姿を撮影することができる。アトラクションではゲームのストーリーを踏襲して、「第5期団」のメンバーとして新大陸の生態系の調査を「クエスト」として総司令から命ぜられるという筋書きとなっている。
アトラクションの入口ではまず、立方体の1面をくりぬいて内側に握りをつけたような不思議なデバイスを渡される。受付嬢の説明によればこれは開発中の新兵器で、4種の武器を格納・展開できる優れものなのだという。
武器の選択はこれを握って、アトラクションのメインステージとなるモニターの前で構えを取ることによって行なうことができる。デバイスを前に突き出すと大剣、頭上に掲げると太刀……といった具合で、構えを取ると選んだ武器が手元にシャキーン!と現われるのである。現われた武器はゲームに忠実に再現されているうえ、自分の腕の動きにぴったりと追随してくれるため、にわかにテンションが上がる。
これは思わずカッコいいポーズが取りたくなる仕上がりで、アトラクションに並んでいる段階でスタッフの皆さんから口々に「写真を沢山撮るので、カッコいいポーズを考えておいてくださいね!」と言われた意味がわかるというもの。ちなみに「大剣」や「ヘヴィボウガン」は巨大な武器が画になるのはもちろんのこと、「ランス」は武器に加えて盾も持てる。そして「太刀」は背中に鞘もセットになるので武器の選択は非常に悩ましいところだ。
武器は途中で1回持ち変える時間が設けられているが、自分の好きな武器1本で様々なポーズを取ってみてもいいし、共闘している隣の参加者の武器をチラリと確認しつつ、良さそうなものを試すというのもいいだろう。是非「モンハン」世界にどっぷりと漬かりつつ、カッコいいポーズを取る楽しみを味わっていただければと思う。この際、恥じらいは一切合切捨ててしまうのがアトラクションを楽しむコツで、ドッシリと足を開いて腰を落とすのがハンターらしい写真映えのするポーズを取るポイントだ。
そうしてハンター気分に浸りつつ、相対するモンスターは「アンジャナフ」、「ネルギガンテ」、「リオレウス」と、いずれも強面揃い。大画面のモニターに映し出された彼らの姿は、同じく映っている自分とのサイズ比を考えると「やっぱでかいな!」という印象で、そんなサイズ感で「MHW」で新たに導入されたモンスター同士の争いなども繰り広げられるので、まさに大迫力。圧巻である。
調査の最中には調査団の衣装に身を包んだ、USJのキャストさん扮する先輩ハンターが「右だ!」、「左だ!」、「武器を振れ!」と適宜指示を出してくれるので、指示に従ってポーズを決めて、写真を撮っていく。余談だが正式オープン前であるにも関わらず、先輩ハンターは既に歴戦の兵の雰囲気を醸し出しており、「いいぞ、やるじゃないか」など新米ハンターである我々を鼓舞してくれるので、いい気分に浸りつつポーズを繰り出していこう。
そしてアトラクションが終わるとQRコードが印刷された紙が貰える。このコードを読み取って紙に記載されたパスコードを入力すると、ハンターとなった自分の写真をダウンロードすることができる。また、出口付近ではQRコードでもらえるものとは別のカットの写真を購入することもでき、こちらは「MHW」の生態手帳を模したフォトフレームにセットされているので、記念のアイテムとしてはもってこいだ。
また、この紙にはコラボクエストの先行配信に参加することができるプロダクトコードも記載されているので、大事に持ち帰って、ゲーム内でも忘れずにユニバーサル・スタジオ・ジャパンの"おみやげ"を手に入れてほしい。
「モンスターハンター・ザ・リアル」のコンセプトは「ARによる体験と記録」。辻本氏ショートインタビュー
――アトラクションをご自身で体験されて、感想はいかがですか?
辻本氏:企画の内容や映像はチェックしていたんですが、現場で体験したのは初めてです。ほんとにUSJさんならではの内容になっていますね。撮った写真はダウンロードしていただくこともできるようになっていますし、来た記録というものが残せるようになっているのが今回のポイントですね。
――USJと「モンハン」は今回で通算7回目のコラボレーションということですが、今回の見どころは?
辻本氏:今まではモンスターや映像を作っていただいたりしていたんですが、今回はARを使ってユーザーさんたちが映像の中に入り込んで、まるでその中に居るかのような体験を何か残せないかというのが1つのテーマになっていますので、その取り組みが見どころです。
――今回のアトラクションは海外のユーザーに対してはどのような効果があると見込んでいますか?
辻本氏:これまでの「モンハン」シリーズでは日本版に数カ月遅れて海外版を発売するケースが多かったのですが、1月26日の「MHW」は世界同時発売となっておりますし、多くの外国の方がユニバーサル・スタジオ・ジャパンで「MHW」の世界に触れていただくというのはとても効果があると思っています。去年以上の盛り上がりを見せたいですね。
――今回は「MHW」がモチーフとなっていますが、「MHW」ならではの見どころや発売に際して意気込みをお願いします。
辻本氏:「MHW」では序盤に調査団の一員となってゲームを進めていくというようなストーリーが用意されています。アトラクションでもその流れを汲んでいまして、ARによってまるで本当に自分が武器を持ってハンターになったかのような気分が味わえるようになっています。
「MHW」に関しては来週の発売に向けてこれまでもβテストなどを重ねていまして、明日からも新たにテストが開始されます。ユーザーの皆様からはご好評をいただいていますので、いい反響を大事にしながらしっかりと発売日を迎えようと思っていますし、発売後のアップデートも予定していますので、発売後も継続して楽しんで頂きたいと思っています。
――継続してUSJでアトラクションを展開しているのはなぜですか?
辻本氏:カプコンは大阪に本社がありますし、大阪から盛り上げていきたいという気持ちもあって、その思惑がUSJさんと一致してこれまで一緒にやってきました。初めて一緒にやらせていただいたときは、こういったテーマパークでゲームのコンテンツを扱っていただけるというのは嬉しさもありましたし、とても誇りに思います。アトラクションの調整は中々大変ではあるのですが、関係するスタッフさんもすごく色々アイデアを考えてくれますので、毎回いいものが展開できていると思います。
――今回のアトラクションはどのように制作していったのですか?
辻本氏:USJさんと協議しながらやらせていただいています。始めにテーマとしたのがARで、これを使ってどんな遊びができるかという様々な案があったのですが、最終的には"記録として残せる"ことと"「モンハン」世界に入り込んでいる感覚"にコンセプトを絞って今回の作品を実現していったという形です。
――コラボフードも展開されていますが、召し上がった感想はいかがですか?また、おすすめがあれば教えてください。
辻本氏:どれもおいしいです!こんがり肉もすごく美味しいのですが、かなりボリュームがあるので、数人で食べることをお勧めします(笑)。
――アトラクションを楽しみにしているファンの皆さんに向けてコメントをお願いします。
辻本氏:今日からオープンになって、1週間後にはシリーズ最新作の「MHW」も発売になります。アトラクションではゲーム内でコラボ装備を作れるクエストのコードもプレゼントいたします。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンさんならではのコンテンツを実現していただきまして、写真のダウンロードもその場でできますので、SNSなどで拡散しつつ楽しんでいただければと思います。
――本日はありがとうございました。