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百合系ミステリィアドベンチャー「FLOWERS冬篇」、PS Vitaで発売決定!

プロトタイプが贈る、季節とともに成長してゆく少女たちを描くシリーズ最終作

2018年3月16日 発売予定

価格:
5,184円(税込、パッケージ版)
4,300円(税込、ダウンロード版)

 プロトタイプは、PlayStation Vita用百合系ミステリィアドベンチャー「FLOWERS冬篇」を2018年3月16日に発売する。価格はパッケージ版が5,184円(税込)、ダウンロード版が4,300円(税込)。

 本作は「百合」と「季節とともに成長してゆく少女たち」をテーマに制作された全4作からなる「FLOWERS」シリーズの最終作。9月15日にPC版が発売されている。

 PS Vita版である本作は、原作の色味に近づけるための「色合い調節機能」を収録。タッチスクリーンやPS Vita TVに対応し、直感的な操作や大画面でのプレイにも対応している。

 また、初回生産分特典としてドラマCD「Candytuft」の付属が決定。PC初回限定版に同梱されたものと内容は同一となっている。

ストーリー

《真実の女神に辿り着く為の鍵を教えよう》

 八代譲葉の試練を乗り越えニカイアの会の会長と為った白羽蘇芳。蘇芳は約束通り“始まりであり終わりの七不思議”の名を得た。それが春に消えたアミティエ、匂坂マユリに繋がると。冬月を迎えた聖アングレカム学院に起こる更なる苦難。蘇芳は友人たちの力を借り幾多の困難に立ち向かっていくが──。

「──私のことは忘れてほしい」

 願い求めていた彼女の言葉によって打ちのめされてしまう。再び現われる義母の陰、すれ違う想い、思わぬ再会は彼女に何をもたらすのか。終わりの季節がすべてを融かす──。

舞台

・聖アングレカム学院
 三年制のミッション系女学院。一クラスに1人クラス委員長(級長)が設けられ、クラスを取りまとめる。また、生徒会に準ずるものとして“ニカイアの会”という生徒会組織があり、優秀な生徒が選ばれる。ニカイアの会の生徒は学院で行なわれる年間行事を取りまとめるのが主な活動。

 代表的なものは“聖母祭”だが、他にも“新入生オリエンテーション”、“健康診断”、“フィールドワーク(遠足)”、“宗教講演会”、“合唱会”、“礼拝”などを教師と共に執り行なう。

・アミティエ制度
 未来を担う女性の育成を目指し、実践的なコミュニケーション能力取得の為に作られた教育システム。入学時に面接、筆記試験が行なわれ強制的にその者にもっとも適したアミティエ(疑似友人)をあてがわれるというもの。

 これは全寮制という性格上、学院側から親しい者を作らせ生活に馴染ませるという理由と、卒業時に広くコミュニケーションが取れる人物を育てるという二つの理由からである。

登場人物

・白羽蘇芳(しらはね すおう)
CV:名塚佳織

 無口で心配性で小心者――。ニカイアの会の会長となった蘇芳は、八代譲葉から受け継いだ文言を鍵とし本格的にマユリの消息と学院の謎に迫りつつあった。しかし思うように調査が進まないままに会の仕事が増え焦燥感ばかりが募っていく……。

 映画や小説を友にしていたため、会話の中で映画や小説の引用が出ることもしばしば。趣味は文学・音楽・映画鑑賞。部活動は料理部。1年生。アミティエは花菱立花。

・匂坂マユリ(こうさか まゆり)
CV:岡本理絵

 何事にも前向きで明るく周囲から慕われるクラスの中心人物だったマユリは、とある事情により学院を去ることになった。旧友たちに別れを告げる間もなく姿を消してしまう。家庭の事情で実家に帰ったと思われていたが……。

 趣味はお菓子作りと映画鑑賞。部活動は美術部。1年生。白羽蘇芳と花菱立花のアミティエだった。

・花菱立花(はなびし りっか)
CV:明島ゆうり

 生真面目で面倒見の良い穏やかな性格。元々クラス委員長として周りから信頼され慕われているが、匂坂マユリが学院から去った後、二つに分かれていた信頼は一極化され大きな影響力を持つようになった。

 ニカイアの会の副会長となり、蘇芳と会を支えるために奮闘する。何かに焦燥を募らせている蘇芳を心配しつつも、自分を頼ってくれないことに寂しさを感じている。趣味は紅茶の茶葉集め。部活動は合唱部。1年生。アミティエは白羽蘇芳。

・八重垣えりか(やえがき えりか)
CV:佐倉綾音

 人嫌いの変わり者。男性的なしゃべり方をするが、これも他者との間に壁を持ちたいが故。一人を好むものの、からかう為には話しかけにもいく。白羽蘇芳とは書痴仲間であり、互いに好きな作家を紹介し合うなど唯一胸襟を開く間柄である。

 マユリを探すことに懸命な蘇芳を、持ち前の好奇心と頭脳を使ってサポートする。アミティエである千鳥との仲は良好。趣味は読書と人の弱み探し。1年生。アミティエは考崎千鳥。

・考崎千鳥(たかさき ちどり)
CV:洲崎綾

 芸術家肌の変わり者。感情を表情に出さないため取っつきにくいと思われており、気になったことは素直に口に出し尋ねるためいらぬ騒動を起こすこともしばしば。転入する前まで劇を中心とした芸能活動を行なっており、下地であるバレエ、歌唱においては学院でも指折りである。

 えりかとともに蘇芳のサポートをする。その過程で蘇芳と触れ合ううちに、えりかが蘇芳を好きな理由を理解し蘇芳と本について図書談義をするほどに。変わらずえりかのことが大好き。趣味はクラシックバレエとボイスレッスン。1年生。アミティエは八重垣えりか。

・沙沙貴苺(ささき いちご)
CV:長妻樹里

 好奇心旺盛なトラブルメーカー。春を経て過度なイタズラ行為は控えるようになったが、驚く顔が見たい、イタズラがしたい、というよりもふざけ合いはコミュニケーションの一つとして行なっているのでこれからもなくなることはないだろう。秋での様々な騒動を経て少しだけ大人に近づいた苺。妹のことは勿論、周りが気づかない小さな変化も敏感に察する。

 誤解されやすい性格は相変わらずだが、場の空気を読む感性は目を見張るものがある。趣味は流行り物とカエルの置物集め。部活動は料理部。1年生。双子の妹の林檎とアミティエ。

・沙沙貴林檎(ささき りんご)
CV:長妻樹里

 怠け者気質のおっとり娘。自分から能動的に行動することはないが、こと怪談系、不思議な逸話などには食いつき平素とは違う顔を見せる。人気者の姉とは違い本来一人を好むも、そこつ者の姉のフォローをするため一緒に行動することが多い。姉の苺同様にほろ苦い経験を経て大きく成長し、姉のことを今まで以上に大切に思うようになった。

 鋭い観察眼と独特の感性で蘇芳を助ける。趣味は読書と怪談話。部活動は料理部。1年生。双子の姉の苺とアミティエ。

・ダリア=バスキア
CV:高城みつ

 聖アングレカム学院教師兼シスター。穏やかで包容力のある教諭だが、母というよりもおっとりとした姉といった風。

 クラシックバレエに精通し、学院のバレエの授業は彼女が教えている。冬になり、時折厳しい表情を見せるようになったダリア。何か心配事があるようだが……。趣味はガーデニング。

・八代譲葉(やつしろ ゆずりは)
CV:瑞沢渓

 エキセントリックで行動的。言動や行動が芝居がかっており、ともすれば変人だと思われそうな性格だが、憎めない人柄と、周りに目を配り気遣う好人物として生徒からの人望は厚い。

 冬の初めに想い続けてきたネリネと結ばれるも二人は駆け落ちし、共に聖アングレカム学院から姿を消した。学院では2年生で、ニカイアの会の会長を務めていた。

・小御門ネリネ(こみかど ねりね)
CV:西口有香

 敬虔なカトリック教徒であり善良で温和な好人物。話し好きで常に誰かと触れあっていたい寂しがりやだが、現実離れした美しい容姿から壁を作られてしまうことが悩み。

 譲葉と駆け落ちをしたネリネは譲葉とともに海の見える街で平穏な日々を送っている。学院では2年生で、ニカイアの会の副会長を務めていた。