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ガールズ&パンツァー博覧会、明日より開幕!
数百枚の生原画と2種類の音声ガイドが楽しい「ガルパン」ファン向けの濃密な展覧会
2017年12月22日 20:44
ガルパン博実行委員会は、アニメ「ガールズ&パンツァー」シリーズの原画をはじめとした制作資料を一挙展示した「ガールズ&パンツァー展覧会」を12月23日より、サンシャインシティの展示ホールAで開催する。12月22日、一般公開に先立ち、メディア向けの内覧会が行なわれたのでその模様をお届けしたい。入場料は2,300円(当日券、税込)で、入場特典として「ガルパン博に行ってきました缶バッジ」(数量限定)が貰える。
「ガールズ&パンツァー展覧会」は、アニメ版「ガールズ&パンツァー」から、OVA「これが本当のアンツィオ戦です!」、劇場版「ガールズ&パンツァー 劇場版」、「ガールズ&パンツァー 最終章 第1話」までを網羅した原画展。原画のみならず、島田フミカネ氏デザインのオリジナルコスチュームに身を包んだコンパニオンや、コスチュームデザイン、シリーズの名シーンを再現したジオラマ、記念撮影が楽しめるフォトスポット、作品にまつわるメニューが味わえるガルパン博覧会カフェ、クリアすると等は認定証とB2ポスターが貰えるガルパン謎解きラリーなど、まさに「ガルパン」ファンのための展覧会。
原画は、TVシリーズのオープニングカットを皮切りに、「ガルパン最終章 第1話」の新キャラクター登場シーンまで網羅しており、様々な名シーンが原画で楽しめる。展示されている原画はごくごく一部だが、名シーンがあらかた網羅されており、「ガルパン」ファンなら、セリフを蘇らせながら楽しめるはずだ。展示されている原画は以下の通り。
これら生原画をより深く楽しむために、2種類の音声ガイドが用意されている。1つは西住みほ(CV渕上舞さん)/西住まほ(CV田中理恵さん)が当時の戦いを振り返る「みほ・まほver」と、もう1つは「ガルパン」ファンにはお馴染みのミリタリー監修を担当したスタッフ陣(齋木伸生氏、田村尚也氏、吉川和篤氏)と名物プロデューサーの杉山潔氏による技術解説トーク「ミリタリースタッフver」だ。
内覧会では2周して両方の音声ガイドを試したが、ライトな「ガルパン」ファンは、2人の視点から「ガルパン」シリーズを振り返り、意外な事実が明らかになる「みほ・まほver」がオススメで、ディープな「ガルパン」ファンおよび戦車ファンは、戦車トーク満載の「ミリタリースタッフver」がオススメといいたいところだが、正直な所甲乙付けがたく両方聞くべきだとしか言いようがない。ちなみに、例によって「ミリタリースタッフver」がボリュームたっぷりで、原画を1枚ずつ楽しみながらミリタリートークが楽しめる。ネタバレになるので書けないが、「おお、そうなのか」と思える裏話が幾つかあり、何度か原画の存在を忘れて聞き入ってしまった。
この原画展でポイントなのは、キャラクターに特化した原画集となっており、もうひとつの主役である戦車はカバーされていないところだ。戦車好きには少々不満が出そうだが、足りない“戦車分”については、プロモデラーとして著名な山田卓司氏のジオラマで補うことができる。TVシリーズやOVA、劇場版の名シーンが戦車とジオラマによって見事に再現されており、四方八方から眺めたくなるはずだ。
会場を出ると、博覧会オリジナルの「ガルパン」グッズが購入できるグッズ販売エリアが用意されており、アンチョビ登場シーンのカットやダージリンが悔しがるカットを使ったTシャツなど、レアアイテムがたっぷり用意されている。
さらに別会場では、協賛メーカーによる特別展示や謎解きラリー、「ガルパン」博覧会カフェが併設されている。別会場は入場料無料のため、気軽に何度でも入場できる。バンダイナムコエンターテインメントは、2月22日発売予定のPS4向け戦車アクション「ガールズ&パンツァー ドリームタンクマッチ」を映像出展し、ウォーゲーミングジャパンは、本日よりスタートした「ガルパン」コラボキャンペーン「第5次秋葉原上陸作戦」の景品を展示。第1回から5回まで全部観られる機会はこれが初めてということで、中でも特賞の「ガルパン」デザインの将棋の駒セットは激レアアイテムとなるため、ぜひチェックしておきたいところだ。
この「ガルパン博」は、東京会場は12月31日までで、その後、大阪(3月8日~20日、あべのハルカス近鉄本店)、新潟(4月7日~5月13日、新潟市マンガ・アニメ情報館)と巡回していく。「ガルパン」ファンはぜひ参加したいイベントだ。