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「STEEP」拡張パック「STEEP Road to the Olympics」ファーストインプレッション
オープンワールドでのエクストリームスポーツと2018年冬季五輪の競技が合体!
2017年11月6日 07:00
ユービーアイソフトは、プレイステーション 4/Xbox One/PC用オープンワールドアクションスポーツ「STEEP」の拡張パック「STEEP Road to the Olympics」のPS4/PC版を12月7日、Xbox One版を12月5日に発売する。価格は3,600円(税別)。
「STEEP Road to the Olympics」では、オープンワールドで構築されたアルプスやアラスカなどの雪山を舞台に、スキー、スノーボード、パラグライダー、ウィングスーツといったエクストリームスポーツを楽しむ「STEEP」のゲームシステムはそのままに、2018年に開催される平昌冬季オリンピックの各種競技のコースを収録。従来のルールに加え、競技ルールに則ってオンラインで世界のプレーヤーと競えるという内容だ。
今回はリリース前のPC版の競技の一部と、新たに追加された韓国、そして日本の山々を滑ってきたので、そのレポートをお届けしていきたい。
オンラインで競える、オリンピックの正式種目を韓国の雪山で体感!
今回体験できたのは、オリンピック正式種目となる5種目と、それらを有する平昌の山でのフリー滑走、そして日本の山での競技と滑走だ。韓国と日本のマップは隣同士になる形で構成されていて、どこを滑るのももちろん自由だ。
マウンテンビューの画面には各種競技のスタート地点があり、それを選ぶと競技を始められる。今回の場合「Big Air」のみがスノーボード、その他がスキー競技だった。それぞれの内容も簡単に紹介していこう。なお、競技はこの正式の5種目以外にも存在しているので、そちらは製品版で確認してみてほしい。
「Big Air(ビッグエア)」
この平昌オリンピックより正式種目になった競技で、数十メートルの高さのジャンプ台をスノーボードで滑り、空中でトリックを決める。飛距離を競うスキージャンプとは異なり、ジャンプ後に決めたトリックの技術や着地などの総合点を競うものだ。ジャンプのタイミングからトリック、着地と、わずかな間に全てを確実に決めなければならない競技だが、上手く決まれば最高の気持ちよさを味わえるだろう。
「Harfpipe(ハーフパイプ)」
ハーフパイプはスノーボードの競技が知られるが、今回プレイできたのは、前回のソチオリンピックから正式種目となったスキーによるハーフパイプだ。「リップ」という縁から飛び出してエアトリックを決めていく。スキーの場合はトリックによって「スイッチ」という後ろ向きで滑る状態が発生するのが大きな特徴。実際にプレイしてみると、トリック後にどうしてもスピードが落ちてしまいスコアを上げることができず、初見でプレイするのはかなり難しいという印象を受けた。
「Slopestyle(スロープスタイル)」
大小のジャンプ台やレールなどが設置されたコースを滑り、複数のトリックを決めていく競技。コースのどこを滑るかでトリックの流れが大きく変わり、エアトリックで多少バランスを崩しても、上手くレールに乗ることでリカバリでき、それがグラインドのトリックとなるなど、臨機応変に対応できるのが楽しい。何度もプレイして自分なりのトリックの組み立てを見出していきたくなった競技だった。
「Downhill(ダウンヒル)」、「Super-G(スーパージー)」
アルペンスキー競技を代表する種目で、どちらも赤青の旗門が設置されたコースを滑り、そのタイムを競う競技だ。「Downhill」(滑降)は旗門が少なめでスピードが速く、「Super-G」(スーパー大回転)は大きなカーブのあるコースを高速で滑走するよりテクニカルな内容となる。速いスピードで滑走することが重要となるが、旗門の通過を1つでも外すとDNF(Do Not Finish)でミスとなってしまう緊張感のある競技だ。今回の競技の中でも特にスピード感があり、上手く滑れると本当に気持ちがよく、タイムアタックも熱くなれるだろう。
「STEEP」らしい面白さがあるのは、これら競技の全てのコースが、韓国の山々に設置されているということ。フリーで滑走するときに、コースに侵入して滑ることも可能で、オープンワールドゲームの醍醐味を味わえる。
大雪山や蔵王、白馬などの著名な雪山を自由に滑走!
そしてもう1つの注目点である、日本の山々の滑走だ。マップ上には札幌、大雪山、蔵王、白馬など国内有数の雪山が融合されて構築され、韓国と同様に自由に滑走できるようになっている。筆者は雪山には詳しくないのだが、実在するスキー場の写真などで確認してみた限りは、山ごとの風景も再現されているような雰囲気もあった。
誰も滑っていない深い新雪の上を滑る気持ちよさはカクベツで、それが知っている日本の山となれば気分も盛り上がるはず。もちろんフリーで滑るだけでなく、各種チャレンジも用意されていて、雪に埋もれた鳥居や五重塔が建ち並ぶ日本らしい(!?)景色のコースなどもあるようなので、探索も楽しくなりそうだ。
本編を持っている人が楽しめるのはもちろん、配信日には本編とこの拡張パック、そして「シーズンパス」を含めた「ウィンター ゲーム ゴールド エディション」も発売となるので、未体験の人もこれを機会にぜひプレイして、雪山でのエクストリームスポーツを楽しみながら、オリンピック競技の頂点を目指してみてほしい。
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※画面は開発中のものです。