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その華麗な技を見よ! 「レゴ ニンジャゴー ムービー ザ・ゲーム」

映画タイアップをなめんなよ! 開発者怒りのデモンストレーション

9月21日~24日 開催

会場:幕張メッセ

 ワーナーは、10月19日に発売を予定しているプレイステーション 4/Nintendo Switch用アクションアドベンチャー「レゴ ニンジャゴー ムービー ザ・ゲーム」のデモをTGS期間中に実施した。開発元であるTT Gamesでアソシエイトプロデューサーを務めるティム ワイルマン氏が、本作の魅力を紹介した。

TT Gamesでアソシエイトプロデューサーを務めるティム ワイルマン氏
華麗な技が本作の大きな魅力
映画の舞台であるシティを再現。オープンワールドとして探索もできる

 ワイルマン氏は開口一番、「皆さんの考えていることはわかります。『映画タイアップのゲームなんて、急いで作ったものなのだからどうせたいしたもんじゃないだろう』。それは違いますよ! 私達は映画に沿った要素だけでなく、新しい要素も積極的に盛り込んでこのゲームを作りました」と語った。

 「レゴ ニンジャゴー ムービー」は、“戦隊もの”っぽいニンジャ達が活躍する。街を襲う悪の帝王とその軍団に立ち向かい、6人のニンジャが活躍する。ゲームはムービーシーンで映画のシーンを使用、ステージや展開も映画の展開にゲームならではの要素を盛り込んでいる。

 本作の大きな特徴が「技の多彩さ」である。忍者達は様々な技を使う。空中コンボ、連続技、流れるような技……「ラッシュボアの術」、「フロートバタフライの術」という感じで技名には東洋風の雰囲気が盛り込まれている。モーションも凝っており、見応えがある。これまでのレゴゲーム以上に「技を出す楽しさ」にフォーカスしており、戦闘が楽しくなっている。目標をクリアすることで入手できる「トークン」を使うことで、技はさらにパワーアップする。

 そしてステージの広さと、グラフィックスの緻密さだ。本作ではカメラが自由に移動できフィールドの隅々を見ることができる。乗り物に乗った3Dシューティングや、決められた場所へ移動するアクション要素などもあるが、オープンワールドアドベンチャーとしても探索要素が充実している。「レゴ スターウォーズ」のような派手な演出がさらにパワーアップし、「レゴ アンダーカバー」の自由度の高いゲーム性もより強化されて盛り込まれた形になっており、これまでのタイトルの集大成のようなゲームだ。

 もちろんこれまでのレゴゲームの要素も継承。ダメージでのゲームオーバーなどはなく、親子でも楽しくゲームが出来る。6人のニンジャの特殊能力を使ったり、一旦オブジェクトを壊し、レゴを組み立てて別のものを作るなどシリーズのファンならばすんなりと遊べるし、親子や友達同士で進めるためにわいわい話し合いながらプレイするのもアリだろう。

 今回改めてレゴゲームの進化を目の当たりにした。レゴゲームは「親子でも楽しめるゲーム」としてファンから評価を得ているが、「レゴ ニンジャゴー ムービー ザ・ゲーム」は映画と同じリリース時期で、映画の世界をゲームで楽しめる魅力的な作品を生み出した。それは映画会社のワーナーだからできることであり、ノウハウを蓄積し、そして惜しみなく使うTT Gamesだからこそ実現できるのだと思う。スゴイゲームになりそうだという期待を強く持った。

多彩な技をチュートリアルで学ぶ
3Dシューティングシーンはド派手だ
広大で緻密なシティ。この街で縦横無尽の活躍をしていく
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