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BenQ、世界初の240Hz駆動ゲーミングモニター「XL2540」を2月17日に発売

DustelBox選手「最高です。60Hzから120Hzになったとき以来の感動があります」

2月17日発売開始

価格:オープンプライス(実売8万円前後)

 ベンキュージャパンは2月8日、都内で液晶ディスプレイの発表会を開催し、ネイティブ240Hz駆動に対応したフルHD(1,920×1,080)24.5型モニター「XL2540」を2月17日より発売することを明らかにした。価格はオープンプライスで、実売価格は8万円前後の見込み。取り扱いは、オンラインがAmazonおよびNTT-X Store、リアル店舗がドスパラ、ツクモ、ユニットコムを予定。

 BenQがゲーミングデバイスの雄であるZowieを買収して初めて開催された発表会では、BenQのゲーミングモニター(型番がXL、RLの全モデル)が今後Zowieブランドで販売されること、Zowieブランドのゲーミングデバイスが、ベンキュージャパンの販路を通じて日本で販売されることが明らかになった。

【BenQ Zowieブランド新製品発表会】
広々とした空間で自由に新製品を試すことができた
並べられていたZowieギアたち。今回新製品はなかったが、今後出していく予定はあるという

 今回発表された新製品は、「XL2540」と、参考出品されていた27型ゲーミングモニター「XL2735」の2製品。

 目玉商品となるのはやはり「XL2540」だ。世界で初めて240Hz駆動に対応しただけでなく、視界に不要なノイズが入るのを防ぐ左右取り付けフード「アイシールド」が標準装備され、さらにBenQモニターから引き続き、暗いシーンの視界を向上させる「eBlack eQualizer」や、20段階で最適な色味を調整できる「Color Vibrance(色の鮮やかさ)」機能、手元で簡単に設定を変更できる「S.Switch」など、ゲーマーにとって便利な機能が搭載されている。

 入力端子は、HDMI 2.0×1、HDMI 1.4×1、Display Port 1.2a×1、DVI-DL×1で、HDMI 2.0とDisplay Port 1.2aで240Hz出力が行なえる。

 試遊会では、ハイエンドのゲーミングPCを起動した状態で240Hz駆動の快適さを自由に体験することができた。その違いは、触った瞬間にはっきりと違いがわかるレベルで、PCゲーミングがまた1段確実に進化したことを実感した。

【XL2540】
出展されていた240Hz駆動ゲーミングモニター「XL2540」。命名規則は従来のままで、左上のFPS表示を見ると240Hz張り付きで出ていることがわかる

 会場にはBenQがスポンサードしているDetonatioNからDustelbox選手がPC版「オーバーウォッチ」のデモンストレーションを行なっていた。マウスは「G403」、キーボードは「G310」、ヘッドセットは「G533」、ゲーミングマットは「G640」と、こちらもスポンサーのロジクール製品で統一し、いつもの環境でバリバリプレイしていた。

 彼に感想を求めると、「最高です」と切り出し、「今日初めて触ったんですけど、モニターが60Hzから120Hzに進化したときと同じぐらいの感動を覚えました。144Hzモニターにはもう戻れませんね」と笑顔で語ってくれた。

 後ろで彼のプレイを見ていると、非常に高速で画面を左右に振る。この際、彼の感覚では既存のモニターでは遅延と眼精疲労というが、240Hzではそれがほとんどなくなり、どれだけ高速に動かしても描画が彼の動きに追従してくれる。

 初搭載となるアイシールドについては、左右に広げて使うことで、「不要な情報を視界に入れなくていいのがいいですね」と語り、特に大会の時は、観客が視界に入るのをシャットアウトしてゲームに集中できるのがいいと、大会での効能を教えてくれた。

 DetonatioNはスポンサーのBenQから今後「XL2540」の提供を受け、ゲーミングハウスでのトレーニングで利用できるようになる見込みだが、「正直、自宅にも欲しいですね」と熱っぽく語ってくれた。

【DustelBox選手】
「オーバーウォッチ」をプレイするDustelbox選手

 もうひとつ、今回参考出展されていた「XL2735」は、27インチモデルで、ただしリフレッシュレートは144Hzのままとなる。独自のDyAc技術により同じ144Hzモニターと鮮明さの点でアドバンテージがあるということで、「XL2540」と同様にアイシールドを付けているのが特徴となる。3月下旬から4月に掛けての発売が予定されており、価格は未定。

【XL2540】