ニュース

【セガフェス】「龍が如く 6 命の詩。」でプレイできる「クランクリエイター」とは?

数万人を配下に持つ「桐生会」を作り上げろ

11月18日~19日 開催

会場:ベルサール秋葉原(地下1階、1階、2階)

本作プロデューサーの横山昌義氏(右)とディレクターの阪本寛之氏(左)

 12月8に発売される予定のプレイステーション 4用アクションアドベンチャー「龍が如く6 命の詩。」。今回からゲームに「クランクリエイター」というものが実装されている。「セガフェス」で行なわれたイベントでは、このクランクリエイターはどのようなものなのか紹介されるとともに、デモプレイも見ることができた。

 「クランクリエイターは、本編のメインストーリーとは別に、これまでのシリーズだと“アナザードラマ”などと大仕立てにいわれていたもの。その新しいものの1つ」と語る横山氏。基本的には主人公の桐生一馬が仲間を集めていって、ほかの組織と敵対してく遊びとなる。「これまでに入っていたミニゲームなどとは違ったテイストの遊び」と横山氏。

 クランクリエイターのモードに入るためにはきっかけが必要。ゲームの序盤、昼間の神室町に、とあるタイミングでニューセレナから登場したときにイベントが発生する。

ニューセレナを出る桐生
するとチンピラに絡まれる
チンピラとの格闘開始
バトルに勝利
そこにJUSTISというギャング団のボス、オカダ・カズチカが登場
そのNo.2のコウメイとの絡み

 このように、桐生とJUSTISとの出会いのきっかけがあってイベントが進行していく。JUSTISとは、神室町にはびこっているギャング団で、若者を集めている。ここから桐生とどのような関わりが展開されていくのだろうか?

 次は舞台が変わって尾道に。町を歩いていると、ケンカをしている若者たちに出会う桐生。その若者を助けるところからまた、新たなドラマが生まれていく。

尾道の町を歩く桐生。その先で若者がケンカをしている
ケンカの仲裁に入る桐生
すると相手はJUSTISだと名乗る
そしてJUSTISとの戦いに
あっけなく戦闘は終了するが、逃げろという城島。何か曰くがあるのだろうか
マサオによると、どうやら城島はJUSTISに追われているらしい

 そして物語は進行し、尾道にあるレストランへ。そこが城島たちのアジトだった。城島は伝説的な不良で、数年ぶりに尾道に戻ってきた。そこで神室町のJUSTISを作ったメンバーであることも、マサオの口から明かされる。なぜ城島を狙うのか?

 するとマサオの妹がさらわれたことが知らされる。「女を人質に取るとは」と助けに行く桐生。そしてJUSTISとの戦いへと移る。

妹がさらわれたという連絡が
再びJUSTISとの戦闘に突入

 そしてここからはいよいよ、クランクリエイターのチュートリアルになる。統率の取れていない若者たちを指揮するのが桐生、つまりプレーヤーだ。クランクリエイターは、制限時間内に敵を倒したり、ボスを倒すとクリアとなるモード。人型のアイコンを動かして、どのユニットをどこまで動かすかを指示する。キャラクターはそこからAIで自動的に戦いへ移る。物語を進めていくことで扱えるタマも増えていく。

クランクリエイターの戦闘開始
中央の青いアイコンを移動させて、場所を指示する。画面の下に出ている「44/300」は行動力。キャラクターの横の数字分だけ、行動力が消費される
キャラクターはAIで自動的に戦闘に移る
ボスを倒すと勝利
終了後はリザルト画面を表示
戦闘後はレベルアップする

 「クランクリエイターバトルはシミュレーションチックなものもあるが、シナリオで用意されたボスや、拳を実際に交えて戦うシーンも用意されている」と阪本氏。このチュートリアルのあとは、JUSTISとの通常の戦いへと移っていく。

 そしてストーリーはさらに進み、尾道でJUSTISがやられたことがオカダ・カズチカの耳に入る。そこでJUSTISの幹部「六狂人」の1人、矢野通を送り込むことが決定する。桐生たちは「桐生会」を結成して、JUSTISと戦うことになる。

 と、ここまで来た段階で、クランクリエイターのメニューが使えるようになる。ここからは、桐生会の戦力を整えること、どういう戦力で戦いに挑むかという「編成」をしていく。「町中でも人を集めることはできるし、戦いに勝つことで人が増えていく」(横山氏)。

 頭は会長の桐生。そしてナンバー2が若頭。そして若頭補佐、若衆という組織図だが、「これは極道組織じゃないですよ。桐生さんはこういう組織しか知らない(笑)。社長とか役員とかは頭にない。これしか知らないからこういう名前」(横山氏)なのだそうだ。なお、その下に配置されている人がレベルアップすると、その上の人の能力も上がっていくとのこと。「部下を持てば持つほど強くなっていく」(横山氏)。

オカダ・カズチカの耳に、城島が戦ったという話が
そして六狂人の一人が送り込まれる
ジョーに話しかけるとクランクリエイターのメニューを表示。右上には組長の数と総勢力を表示
組織図。最初の段階はまだまだ人員が少ない感じ

 そしてストーリーは進んで、矢野通がやってきて迎え撃つシーンへ。組織が少し大きくなり、配下も増えている状態だ。キャラクター画面では、顔の下に拳のアイコンが表示されている。これは拳で戦うタイプのキャラクターであるということで、この兵種の手下を送り込める。またキャラクター名の下には「スキル」が表示されており、ゲージが溜まると発動できる。この編成により、いろいろな戦いをすることが可能だ。

 なお、実際に戦いに出るのは6部隊(6人の組長たち)。戦略によって6人をどうやって選ぶのかが重要となる。「強い組と当たるときに、飛び道具が強い組長を入れたりとか、玉砕覚悟で1人攻撃力が高いヤツを入れて、あとは癒やして助けるとかできる」(横山氏)。

キャラクターを右に表示させた。顔の右下の拳アイコンが見えるだろうか
マスターは手榴弾のマーク。スキルも「手榴弾爆撃の極み」だ
矢野通との開戦
マスターのスキルを発動
そして戦いは勝利へ
矢野通との直接対戦。ちなみに阪本氏は敗退

 ストーリー的に紹介されたのはここまで。「JUSTISの設立の裏にあったものやキャラクターの葛藤、もっといえばさらに奥の、裏社会と混じり合った、ロングなミッションが用意されている」(横山氏)。

 もっと組織が大きくなっていくと、下の画面のようになっていく。

総勢力4万5,000名。堂島が若頭
真島も配下に

 こうしたキャラクターを追加するにはどうしたらよいのだろうか。ミッションに勝つと1人ゲットできるほか、待ちの中のキャラクターを倒すとスカウトできたり、ラブストーリーを成功させると加わることもあるとのこと。それ以外の条件として、ここで「龍が如く 6 命の詩。」の食玩企画が発表された。

 12月15日発売で「ブシロード ウエハース 龍が如く6 命の詩。」という商品が発売される。価格は300円(税別)。カードが2枚入っており、クランクリエイターでマサオに話しかけると、カードの裏に書かれているパスコードを入力でき、キャラクターを追加できる。カードは全54種。

 また、レアキャラクターについては有料のダウンロードコンテンツとしてPlayStation Storeで配信。12月8日から発売され、1キャラクター500円となる。「これを買うとJUSTISもやっつけられるかも。戦況が一人で変化するというのが分かる。真島はヤバい」(横山氏)。このほか、ネットワークによりクランクリエイターの限定ミッションも配信される。「ネットワークに繋げていただいて、ダウンロードミッションを楽しんでいただいた方が、クランクリエイターのすべてを堪能できる」(阪本氏)。

 なお、ネットワーク上に自分の「防衛デッキ」を上げておくと、それを第三者がダウンロードして戦うことができるなど、ランキング戦も用意されるとのことだ。

食玩とのコラボ企画も
カードの例
桐生や真島のSSRカードはここで購入できる
クランクリエイターのネットワーク専用限定ミッションも。偽桐生会は半端なく強いそうだ