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「FFXIV」新拡張パック第2弾「FFXIV: 紅蓮のリベレーター」詳報

舞台となるアラミゴでモンクが戦うティザートレーラーが公開

10月14日発表(現地時間)

発売は2017年の初夏
プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏。着ているTシャツはマーベルの「スカーレットウィッチ」

 スクウェア・エニックスは、米ラスベガスのホテルで、プレイステーション 4/3/Windows/Mac用MMORPG「ファイナルファンタジーXIV(以下、FFXIV)」のファンフェスティバル「FINAL FANTASY XIV FAN FESTIVAL 2016 Las Vegas」を開催した。その開幕を飾る基調講演では、プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏が、次回拡張パック「紅蓮のリベレーター(解放者)」を発表した。リリースは2017年初夏の予定。

 「紅蓮のリベレーター」の舞台となるのは、ガレマール帝国に征服されて20年が経つアラミゴ。基調講演の冒頭には、新たな拠点となる解放軍の隠れ里「ラールガーズリーチ」で、巨大なラールガー像の掌にのった男女が激しく戦うティザートレーラーが公開された。アラミゴはジョブの1つであるモンクのふるさとでもあり、今回はモンクがストーリーを通してのメインジョブとしてフォーカスされている。赤い服を着た女性は、ストーリー内でも重要なカギを握るキャラクターのようだ。

 トレーラーは2分16秒と短いものだが、これは長いトレーラーの一部を抽出したもの。「まだパッチ3.5が残っているので、そのストーリーの邪魔をしないように今日は、トレーラーのほんの一部の紹介にとどまっている」と吉田氏。リリース時期に関しては、「前回は、2015年春と書きましたが、出たのは6月だった。6月はスプリングじゃなかった。だから今回はアーリーサマーと書きました」と語っていたので、前回同様6月ごろの発売が予定されているようだ。

【FINAL FANTASY XIV: STORMBLOOD Teaser Trailer】

【天野喜孝氏によるイメージイラスト】
トレーラーで戦っていた赤いドレスの女性がこちらにも描かれている

【トレーラースクリーンショット】

光の戦士たちは、黒衣森を超えてアラミゴの奪還に向かう

 「紅蓮の解放者」では、20年の長きにわたってガレマール帝国に支配されているアラミゴの奪還を目指すことになる。これまでもラウバーンやイルベルドなど、アラミゴからの亡命者がゲーム内キャラクターとして登場してきたが、今回はガレマール帝国の支配下にはいったアラミゴで生まれ育ったもっと若い世代のアラミゴ人が登場する。「彼らは果たしてアラミゴを開放したいと思っているのか、そんな思惑も絡まったディープなストーリーです」と吉田氏。光の戦士たちが、アラミゴの解放軍とどう交わり、戦っていくかに注目して欲しいということだ。

 そしてプレーヤーは再びガレマール帝国と対決することになる。吉田氏がぜひ注目して欲しいというキャラクターが「ゼノス」というガレマール帝国第XII軍団長。「今までに皆さんが接してきた、ガレマールの将軍とも異なる性格をしている。皆さんがどういったシチュエーションでこの将軍と出会い、どう戦っていくのかをぜひご注目ください」という、クセのありそうなキャラクターだ。

 「蒼天のイシュガルド」で好評だった、NPCとパーティを組んで旅をしながら進めていくストーリーは今回、さらにパワーアップして登場する。今回も新作RPG1本分のボリュームで楽しませてくれそうだ。

【ガレマール帝国第XII軍団長「ゼノス」】

砂漠だけじゃない。変化に富んだアラミゴのフィールドを実機映像で紹介

 アラミゴはエオルゼアの南方にある。そのため、全体的に寒々とした雰囲気だったイシュガルドとはライティングの雰囲気も一新し、強烈な日差しの指す広大な大地がフィールドとなっている。新エリアには、アラミゴ様式という独自の建築様式と、支配者であるガレマール帝国の様式の建物が入り混じっており、支配者と被支配者の文化的な融合が、今回のフィールドデザインのポイントとなっている。

 スクリーンショットに時々移っている壁のようなものは、現状の黒衣森マップからも遠望できる、アラミゴとグリダニアを遮る国境の壁「バエサルの長城」だ。今回はこの壁を越えて、アラミゴに侵入することになる。どのように超えるかについては、パッチ3.5で明らかになっていくようだ。

 すべてのエリアはフライングマウントに対応しているが、自由に飛ぶにはまた風脈集めが必要になる。「いきなり飛べても冒険した感じがでないので、程よく探索したあとフライングできるタイミングを模索していきたいと思います」と吉田氏。

【アートワーク】

【スクリーンショット】

複数の新ジョブを実装。レベルキャップは70に

複数の新ジョブ
レベルキャップの開放

 「紅蓮のリベレーター」では、複数の新ジョブが実装される。今回は具体的な名前は上がらなかったが、吉田氏がマーベルの「スカーレット・ウイッチ」のTシャツを着ていたことがヒントになりそうだ。

 レベルキャップは現行の60から70まで引き上げられる。既存ジョブにも新しい専用装備と、新しいアクションが追加される。また、このタイミングでバトルシステムに大きな変更が入る。「蒼天のイシュガルド」で実装された新アクションはバフを維持することで火力を上げるようなものが多かった。プレーヤースキルが出やすい複雑な戦闘は賛否があり、特にエンドコンテンツでの火力差が大きくなる原因にもなっていた。

 そこで、「紅蓮のリベレーター」ではバトルシステムが見直される。使いにくいアディショナルシステムが見直され、同じロール内で使う同じようなアクションについては、ロール共通アクションでアクション数を抑える方向に変わる。「4.0では、各ジョブの特徴をまっすぐ伸ばしながら、できるだけ扱いやすくしていく」と吉田氏。

 また、例えば「竜血」のようなバフは、専用のインターフェイスを用意することで、視覚的に見やすいデザインに変更される。「とにかくひたすらバフを見るのをやめたいんです」と吉田氏。どのような新アクションが入るかは今回発表されていないが、新アクションが入ってもこれ以上押すボタンが増えないような調整が入るようだ。

【バトルシステムの変更】

 それ以外にも、以下のようなコンテンツが発表された。

多数の新ダンジョンと新たな蛮神、新たな高難易度レイド

 「大迷宮バハムート」では難易度が1つ、「機工城アレキサンダー」では2つ用意された。難易度に関しては、難しすぎるという声ともっと難しいものが欲しいという声があり、さらに難易度ごとにストーリーを変えて欲しいという声もある。現在、そんなフィードバックを参考にしつつ、次のレイドについてのディスカッションを重ねているところだそうだ。「ファイナルファンタジーらしいレイドにすべく努力しているので続報をお待ちください」とのことで、今後の発表を待ちたい。

新たなアライアンスレイド

 新たな24人アライアンスレイドについては「ビッグニュースがあるが、日本まで待ってもらおうかな。日本で話すことが何もなくなってしまうので」と吉田氏。こちらもかなり「FF」らしいものになっているそうだ。

【バトルシステムの変更】

新探索エリア「禁断の地 エウレカ」

 「ディアデム諸島」の新エリアとはまた別に実装される新しい探索エリア。フィールドを使ったコンテンツで「もしかすると72時間に1度しかわかないノトーリアスモンスターとかがいるかもしれない」と吉田氏。アニマウェポンに続く新しい武器成長コンテンツを、成長させるための場所になるようだ。

多数の新装備、新クラフト。デザインコンテストの優秀作も

 暗黒騎士、黒魔道士、白魔道士、吟遊詩人の専用装備デザインが公開された。また、夏に開催されたタンク装備のデザインコンテストの優秀作も登場する。

【スクリーンショット】
暗黒騎士
白魔道士
黒魔道士
吟遊詩人

インベントリの大幅増加

 発表されると、今回最大の歓声が沸き起こった。どの程度拡張されるのかは、まだ不明。サーバーを安定させるために、2回に分けた実装になるかもしれないとのことだ。

第4のハウジングエリア

 まったく新しいハウジングエリアがオープンする。普通に考えればイシュガルドかアラミゴかの2択になりそうだが、場所はストーリーに関わることなので、明かされなかった。「たくさんの土地をハウジングエリアとしてオープンしますので、ハウジングをまた一段と楽しんでいただけるようにしていきたいです」と吉田氏。

Windowsの必須環境を引き上げ、プレイステーション 3版のサポートは終了へ

 また、Windowsの必須環境が引き上げられる。現在はCore 2 Duoがサポートされているが、「紅蓮のリベレーター」でこれが非対象となり、全体的にスペックが引き上げられる。また、「32bit OSは今後もなるべくサポートしていくが、できることならば64bitに変えて欲しい」と吉田氏。また、PS3版については、拡張パック実装のタイミングでサポートを終了する。

 「PS3という偉大なハードに最大の経緯を評して、そのスピリッツはPS4版に引き継いでいきたいと思います」と語りつつも「さらにグレードの高いゲーム体験のために、このような決断をさせていただいた」と吉田氏。「紅蓮のリベレーター」が実装されるまでの期間に、PS4版への無料アップデートキャンペーンが行なわれる予定なので、PS3版で遊んでいる人は、キャンペーン期間の間にPS4版への移行を検討したほうがよさそうだ。