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【全日本模型ホビーショー】タカラトミーグループ、「ボトムズ」復活!

3台の運行が可能の鉄道模型に革命をもたらす新発表も!

開催日程:9月23日~25日

会場:東京ビッグサイト

入場料:1,000円(税込)

※中学生以下は無料

 本稿では「全日本模型ホビーショー」でのタカラトミー、トミーテック、タカラトミーアーツの新製品を取り上げていきたい。

ボトムズの「アクティックギア」が復活! 担当者の悲願であったという、「ストライクドッグ」、「ラビドリードッグ」の商品化も実現
3台の車両の運用を可能にするトミーテックの新システム
「ミリタリーシリーズ」と連動したコミック企画「リトルアーモリー」はfigmaとしても展開
Nゲージと連動してしまう「コンテナダンボーガチャコレクション」

 まず、筆者の目を惹いたのが、タカラトミーの「アクティックギア復活」の文字。アクティックギアはアニメ「装甲騎兵ボトムズ」のアーマードトルーパー(AT)をモチーフとした、全高10cm前後のミニフィギュアシリーズ。小さいがバイザーやコクピットが可動、駐機体勢の「降着ポーズ」がとれるなど、凝ったギミックが人気を集めた。

 タカラトミーは“新作”を含めたセット販売で本シリーズを復活させるという。「クメンの砲火」では新作の「ストライクドッグ」と、再販となる「ベルゼルガ」、「マーシィドッグ」。「クエントの戦い」では新作の「ラビドリードッグ」と「ベルゼルガDT」に、再販の「レッドショルダーカスタム」。今回は新作はデザイン画のみだったが、ファンの期待を高める発表だ。

 トミーテックは大きくアピールしていたのが、鉄道模型「Nゲージ」向けの新システム。Nゲージは「コントロールボックス」で線路に電気を流すことで乗っている車両を動かすのだが、新システムは線路各部に取り付けたセンサーと連動させることで、最大3台の運行を可能にするという。ジオラマで3台の鉄道が、駅での待ち合わせなどをしてすれ違う、本物の電車の運行さながらの動きを見せてくれるという。このシステムは対応車両を選ばず、従来のNゲージに組み込むことができる。

 さらにWi-Fi対応のカメラ付き車両も発表。こちらはジオラマを運転手視点で見ることができる。これらのシステムは現在開発中で、正式な商品化の発表は今後となる。トミーテックは鉄道模型用に“動くバス”を作ったメーカーであり、鉄道模型に積極的に新技術を投入し続けている。こういった動きは応援したい。

 この他、1/12フィギュア向けのリアルな武器「ミリタリーシリーズ」と連動したコミック企画「リトルアーモリー」。「こちら葛飾区亀有公園前派出所」、「ガールズ&パンツァー」のラッピングバスのミニチュアなども人気だ。

 タカラトミーアーツはガチャ商品「コンテナダンボーガチャコレクション」1点のみ。しかしトミーテックのブース内で注目を集めていた。ダンボーはその名の通り本来は、「ダンボール」で、ここからイメージを膨らませ、Amazonやゆうパックのプリントされたダンボーも人気を集めた。ダンボーと宅配は相性が良い……だからといって、それをいきなり“貨車のコンテナ”にしてしまう飛躍が、実にタカラトミーアーツのセンスだ。そして、この「コンテナダンボー」はNゲージの貨車にそのまま使用できるのである。リアルな鉄道模型に奇妙な味を加えてくれるユニーク商品だ。

【タカラトミー】
「アクティックギア」は、3商品をセットにした「クメンの砲火」、「クエントの戦い」で展開。今回新商品はデザイン画のみ
好評の「ダイアクロン」。「パワードスーツ」と、「ダイアバトルス」の宇宙用の新装備を展示

【トミーテック】
Wi-Fiを使ったカメラシステム。トンネルの中に入ったり、車両とすれ違うのがとても楽しい
500系新幹線のTYPE EVAは見えない車内も作り込んでいるという
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」、「ガールズ&パンツァー」のラッピングバスのミニチュアも人気
「リトルアーモリー」は美少女と銃火器がコンセプトだが、武器は1/12の様々なフィギュアに使える
「技MIX」は塗装済みプラモデルシリーズ。組み立てるだけで美しく仕上げられる。マクロスシリーズでは、ファイターとバトロイドを購入すれば、組み合わせてガウォーク形態も作れる

【タカラトミーアーツ】
今回は「コンテナダンボー」のみの出展