現在ツインメッセ静岡にて開催中の第55回静岡ホビーショーには、大小70以上の模型・ホビーメーカーが出展している。業者招待日には全国の模型店から関係者が会場を訪れ、各社の製品に注目し、受注の商談を行なっている。あくまで商談の場であるため、既に発売中の製品なども出展されているが、弊誌を読んでいる人が気になるのは、やはり発売前の新製品ではないだろうか。
ここではこの静岡ホビーショーに出展された、これまで紹介していない各社の最新製品を中心にお届けしていこう。なお価格は、表記のないものに関しては税込みとなっている。
バンダイ
既にガンプラ情報をお届けしている、バンダイホビー事業部関連製品だが、ここではそれ以外のラインナップを紹介していきたい。
驚異の多色成形「レイヤードインジェクション」によって展開される「フィギュアライズバスト」は、ガンダム関連以外でも展開されることが決定している。「マクロスΔ」の「ワルキューレ」のメンバー5人や、「アクティヴレイド -機動強襲室第八係-」の「Liko」が、このフィギュアライズバストにて8月以降の発売が決定している。こちらはガンダムのキャラクターとは異なり、腕から上も設計されていて、動きのあるポーズでのキット化されていて、そのぶん価格が若干上がっている。
「フィギュアライズバスト フレイア・ヴィオン」。8月発売予定、1,620円(税込) 「ワルキューレ」のメンバーも11月までに順次発売予定だ 「フィギュアライズバスト Liko」。9月発売予定、1,620円(税込) 一方今回新たに「ドラゴンボールZ」で展開されるのが、「フィギュアライズスタンダ(ード」だ。こちらはプラモデルとして組み立てるフィギュア「フィギュアライズ」シリーズの新しいラインで、「マッスルビルド」という、パーツを組み合わせて筋肉を作るというシステムが導入されている。「超サイヤ人孫悟空」と「フリーザ(最終形態)」が7月30日に発売されるほか、同作品の登場キャラクターも参考出展されていた。
「フィギュアライズスタンダード」の「超サイヤ人孫悟空」(左)と「フリーザ(最終形態)」。孫悟空が2,700円(税込)、フリーザが2,376円(税込) 「ドラゴンボールメカニクス」として参考出展されていた、同作に登場するビークル類のモデル こちらは立体パズルの「ドラゴンボール ポップアップヒーローズ ドラゴンボール超 ゴールデンフリーザ編(仮)」。8月発売予定、4,104円(税込) もう一つ、これも作品ごとに分けられていたが、1個540円(税込)の低価格で提供される手のひらサイズのプラモデル「メカコレクション」のシリーズも、ラインナップが充実している。このホビーショーでは「マクロスΔ」と「ウルトラマン」シリーズの新作が出展。またほぼ同サイズのパッケージで648円(税込)で販売される「スター・ウォーズ」の「ビークルモデル」の新作も披露された。
「メカコレクション マクロスシリーズ」。発売済みのものも含めたVFシリーズと、「マクロスエリシオン要塞型」も登場。各540円(税込) 「メカコレクション ウルトラマンシリーズ」。「ベルシダー」(8月発売予定)、「科特隊専用車」(9月発売予定)。また撮影NGだったが、「ガッツウイング1号」も参考出展されていた。各540円(税込) 「スター・ウォーズ ビークルモデル」。「003 Xウイングファイター ポー専用機」(6月25日発売予定)、「004 ファースト・オーダー タイ・ファイターセット」(8月発売予定)、「005 Yウィング・スターファイター」(参考出展)。各648円(税込) 「スター・ウォーズ」シリーズ。左より、「1/72 Aウイング・スターファイター」(8月発売予定) 、「1/72 タイ・インターセプター」(参考出展)、「1/12 クローン・トルーパー」 (6月25日発売予定) 「キャッスルクラフトコレクション シンデレラ」。7月発売予定、2,916円(税込) 「妖怪ウォッチ ジバニャン劉備」。5月21日発売予定、864円(税込) 「ゲキドライヴ GD-007 スーパーブラディオン」。6月18日発売予定、1,296円(税込) ハセガワ
創業75周年を掲げて出展したハセガワは、スケールモデルからキャラクターモデルまで、幅広いラインナップで来場者を楽しませていた。
プラモデル化されて人気を博した「メカトロウィーゴ」のサイズアップモデル「20 メカトロウィーゴ」や、「劇場版マクロス」に登場する「マクロス艦 強攻型」、ウォーターライン「日本海軍 戦艦 三笠」などを「75周年キット」として出展していた。
「20 メカトロウィーゴ」。「No.01“うすみどり”」と「No.02“おれんじ”」が6月発売予定。各2,600円(税別) 「SDF-1 マクロス艦 強攻型 “劇場版”」。6月発売予定、6,200円(税別) 「マクロス艦 強攻型」に付属する、同スケール(1/4000)のバトロイド3種。米粒ほどのサイズだ 「日本海軍 戦艦 三笠」。7月15日発売、2,600円(税別) 「電脳戦機バーチャロン 20周年記念キット 第2弾 TG-11-M“ガラヤカ[ちょーげんき(超幻機)♪すぺしゃる]”」。7月発売予定、4,200円。CG集付 トミーテック&タカラトミー
トミーテックは鉄道模型などを中心に展開する一方、彩色済み組み立てキット「技ミックス(ギミックス)」にも力を入れ、これまで実機の航空機が中心だったラインナップに、この6月から「マクロス」シリーズなどが加わることになる。
ラインナップの中心となるVFシリーズは手のひらサイズながら、全パーツ彩色済みで、さらにバトロイドモードとファイターモードのパーツを組み替えることで、ガウォークモードを再現することも可能だ。1/144というスケールは、同社の鉄道模型などにも相性がよく、会場ではジオラマのような形で展示されていた。
またタカラトミーは、トミーテックブース内に出展。「ゾイド マスターピース」第2弾となる「セイバータイガー」や、「ダイアクロン リブート」の「ダイアバトルス」などを展示していた。
まもなく発売となる「技ミックス」のVFシリーズは、発売中の航空機などとともに、ジオラマとして展示されていた スミ入れ済みのスジ彫りに、タンポ印刷によるカラーリングとマーキングを実現し、組み立てるだけで完成する 「技ミックス」の「VF-1J 一条輝機」「VF-1S ロイ・フォッカー・スペシャル」「VF-1A 一般機」。それぞれ「バトロイドモード」が3,800円(税別)、「ファイターモード」が3,500円(税別)、両者のセットが7,300円(税別)だ。6月発売予定 「技ミックス VF-31J ジークフリード ハヤテ・インメルマン機」。「バトロイドモード」4,200円(税別)、「ファイターモード」4,000円(税別)、セット8,200円(税別)。8月発売予定 「技ミックス Sv-262Hs ドラケンIII キース・エアロ・ウィンダミア機」。「バトロイドモード」4,200円(税別)、「ファイターモード」4,000円(税別)、セット8,200円(税別)。9月発売予定 「リトルアーモリー」の「M134ミニガンタイプ」(右)、「81mm迫撃砲L16タイプ」。発売日、価格未定 「リトルアーモリー 陸上自衛隊 偵察用オートバイ カワサキ KLX250」。発売日、価格未定 「Figma 西部警察 木暮課長」。2017年1月発売、8,000円(税別)。マックスファクトリーとの共同企画製品 「ゾイド マスターピース MPZ-02 セイバータイガー」。8月下旬発売予定、13,000円(税別) 「ダイアクロン リブート DC-01 ダイアバトルスV2」。5月下旬発売予定、15,000円(税別) 「トランスフォーマー マスターピース MP32 コンボイ(ビーストウォーズ)」。10月下旬発売予定、12,000円(税別)