ニュース

Logicool G新ブランド「PRODIGY」シリーズファーストインプレッション

「G900」の性能が半額に! 普及モデルに最高性能を詰め込んだ“驚異”の新ブランド

9月16日発表

 ロジクールは9月16日、ゲーミングブランド「Logicool G」の新シリーズとなる「PRODIGY」の日本展開を正式発表した。ゲーミングマウス「G403」、「G403WL」、ゲーミングキーボード「G213」、ゲーミングヘッドセット「G231」の3カテゴリ4製品で、9月23日より順次発売される。本誌では発売に先立ち、製品を体験することができたので、ファーストインプレッションをお届けしたい。

【PRODIGYシリーズ】
ゲーミングマウス「G403」、「G403WL」
ゲーミングキーボード「G213」
ゲーミングヘッドセット「G231」

 「PRODIGY(驚異、驚嘆)」シリーズは、これからゲーミングデバイスを導入したい、あるいは他社のゲーミングデバイスからの乗り換えを考えているというゲームファンに向けた新たなゲーミングシリーズ。グレードとしてはミドルクラス帯となるが、テクノロジー的にはハイエンドモデルである「G9xx」に匹敵する性能を備え、コストパフォーマンスに優れる。また、すべてのモデルで、プロゲーマーではなく、一般のゲームファンの意見を反映させているところも特徴で、幅広い層のゲームファンにアピールする製品群となっている。

 まず、「G403」、「G403WL」は、高速移動に対応したFPS特化ゲーミングマウスとして、G502に並ぶベストセラーマウス「G402」の後継モデル。

 ただし、継続しているのは実はモデル名だけで、技術的、デザイン哲学的には、小型軽量でプロゲーマーにも愛されているMOBAマウス「G303」の後継といっていい。「G403」が有線モデル、「G403WL」が無線モデルとなる。

 センサーはG900をはじめ、G502、G303など現行モデルに搭載されているPMW3366センサーを採用。しっくり手に馴染むデザインで、ボタン数は最小限。重量はG303はおろか、ハイエンドなのに史上最軽量を実現したG900の107gをしのぐ90g(G403)を実現している。あまりに軽すぎるためか、ウェイト機能を復活させ、10gのウェイトを下部に収納できるようになっている。

 手に持った印象は、G303に近い印象でスッと手に馴染みしっかりホールドできる。ただ、G403は、G303、G900と続いていた左右対称モデルではなく、G402やG502と同様、右手専用デザインとなっている。この点をどう評価するかによって評価が分かれそうだが、G900ほど掌に位置するお尻の部分が長くなく、つまみ持ちもしやすい。重量が軽すぎて相対的にケーブルの引っかかりが気になったぐらいで、その意味では本命はやはりワイヤレスモデル「G403WL」になりそうだ。

 その「G403WL」はなかなか衝撃的なモデルだ。PMW3366センサーの採用に加えて、G900で採用された無線機構を丸ごと搭載し、重量もG900と同じ107g。有線にして充電しながら使えるギミックも同一で、ボディデザインやボタンの数、高級感のある化粧箱を除いては、ゲーミングマウスとしてはG900と同等の性能を備えているのだ。それでいて価格はG900の21,130円(税別)の半額に近い11,880円(税別)で提供される。G900を価格を理由に見送っていたゲームファンには最良の選択肢となりそうだ。なお、有線モデルのG403は8,750円(税別)で、発売日は両モデルとも10月20日を予定。

【ゲーミングマウス「G403」、「G403WL」】
有線モデル「G403」と無線モデル「G403WL」。本体デザインはまったく同一だが、「G403WL」は無線機構が入っているためわずかに重い(「G403」90g、「G403WL」107g)。
正面と側面。ボタンは最小限に抑えられている
ウェイトギミック
G403WLの有線ギミックはG900とまったく同一

 「G213」も魅力的なゲーミングキーボードだ。“ゲーミングと言えばメカニカル”というロジクール自身も含めてゲーミングデバイス業界全体が推進してきた“神話”を自ら否定するメンブレンキー採用のゲーミングキーボード。

 ロジクールとしてゲーミンググレードでメンブレンキーを採用するのは2013年に発売されたG105以来、3年半ぶりとなる。しかし、実はG105はロジクールの中で今なおもっとも売れているキーボードで、G105はついに今年販売終了となったため、G105の後継として企画されたのがG213となる。

 G213はフルサイズのキーボードで、手前に固定式のプラスチック製パームレスト、奥にメディアキー、1,680万色対応のRGBライト、プログラム可能なFキー、アンチゴースト対応など、現行のハイエンドモデルであるG910やG810が備える機能はすべて備えている。

 キートップはべたつきを抑えたさらさらとした触り心地で、力を入れるとスッと入り、指にコツンと響く。連続で打ってもやかましくならず、メンブレンらしい静穏性が保たれている。メンブレンキーは、G105比で4倍の高速入力が可能となっており、普段使いでもかなり優秀と言えそうだ。ただ、固定式のパームレストはかなり長めで、全体としてかなりのスペースを取る。ここは好みが分かれそうなところだ。

 そしてメンブレンキー採用に合わせて新たに導入されたセールスポイントが耐水設計になっているところ。“防水設計”ではないため、丸洗いなどはできないということだが、水をこぼした程度では故障せず、自然乾燥させるだけでこれまで通り使い続けることができるという。G213は10月20日予定で、価格は8,250円(税別)

【ゲーミングキーボード「G213」】
デザインはこれまでのシリーズを踏襲したオーソドックスなものだが、打ち心地がまるで異なる

 G231は、ゲーミングヘッドセットのエントリーモデル「G230」の後継モデル。デザインに変更はないものの、カラーリングが赤/黒から緑/オレンジと変わり、イメージを一新。機能的には、端子が3極3.5mmアナログミニピン×2から、4極3.5mmアナログミニピン×1となり、プレイステーション 4とXbox Oneへの接続に正式対応した。PCで使う場合は、同梱されている変換アダプターで×2に戻して接続する形になる。G231は9月23日発売予定で、価格はG230と同じ7,750円(税別)。

【ゲーミングヘッドセット「G231」】
エントリーモデルとしてPCにもPS4/Xbox Oneでも使える、使い勝手の優れたゲーミングヘッドセット

 なお、東京ゲームショウでは、ロジクールの親会社Logitechのハードウェア担当者が来日し、インタビューを行なう予定となっている。そこでより詳しく話を聞く予定なのでPRODIGYの設計思想や今後の展開について改めてレポートしたい。