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「Vainglory」、e-Sports大会「RAGE Vol.2」でTeam GLが華麗に優勝

“楽しむプレイ”で大会2連覇を達成! 白熱した試合のポイントをレポート

7月30日 開催

場所:EBiS303

 CyberZは、「RAGE Vol.2 Vainglory Japan Cup GRAND FINALS」を7月30日に開幕した。

 「RAGE」は、CyberZが主催するe-Sportsの大会イベントで、複数のタイトルを採用し、年間を通して大会の運営が行なわれている。開催2回目となる「RAGE Vol.2」では、Android/iOS用MOBA「Vainglory」、PC/プレイステーション 4用対戦格闘「ストリートファイターV」が採用され、それぞれ7月30日と7月31日に決勝大会が実施された。

 7月30日開催の「Vainglory」決勝大会で優勝を飾ったのは、Team GL。Team GLは前回「RAGE」の優勝チームであり、その実力が本物であること見せつけ、「RAGE」の頂点の地位をしっかりと守り切った格好だ。

優勝したTeam GL
惜しくも準優勝となったILLMATIC
今回初出場となったCinq Etoiles(左)とTeam Falcon2(右)は、それぞれTeam GL、ILLMATICに対して善戦はしたものの敗退し、同率3位となった
司会を務めたハリー杉山さん
実況と解説はStanSmith氏(左)と、Mokson氏(右)
【選手紹介VTR】
インタビューを元にした選手紹介VTR。選手の個性を活かして、笑えるような映像作りになっているのが印象的だった

現チャンピオン強し! Team GLがブレない安定力を見せる

決勝戦第1試合より。「終盤に強い」と自負するTeam GLは、15分過ぎに優勢を形作ると、クラーケンを捕獲し一気に勝利を決めた
決勝第2試合のバン&ピック。「RAGE」では禁止ヒーローと使用ヒーローを交互に決めていく

 本大会は事前の予選を勝ち抜いた4チームによるトーナメント戦となっており、Team GLは第1試合で新星「Cinq Etoiles」、そして決勝戦で前回「RAGE」出場チームの「ILLMATIC」との対戦となった。

 Team GLはSTR1125選手が「今回は楽しんでプレイすることに重点を置いた」と語っていた通り、終始落ち着いた試合展開を見せた。

 大会の中で特に印象的だったのは、tatuki217選手が操る「ソー」。tatuki217選手の場合はスキル攻撃力が増幅される「クリスタル力」の購入を中心にビルディングを行ない、中盤以降から見せる圧倒的な火力でその場を制圧していった。

 中でも走って近づいてナイフで刺すスキル「ローディーラン」は試合中も大活躍で、一撃で1,000前後のダメージを与えられる強烈さを誇る。これが決まる度に会場は大盛り上がりであり、水着姿で水鉄砲を武器にする特徴的なスキンでもかなり目立っていた。

 試合として最も盛り上がったのは、決勝の第2試合。本大会は3戦2勝で勝利チームが決まるルールとなっており、第1試合で勝利したTeam GLが再度勝てば優勝が決まる、という状況だった。

 Team GLは「ヴォックス」(silver77選手)、「タカ」(tatuki217選手)、「ライラ」(STR1125選手)という組み合わせで、ステルス能力もあり、近距離で爆発力のある「タカ」に意識が向きすぎると遠距離から「ヴォックス」に仕留められ、「ヴォックス」に意識が行くと「タカ」が背後から狙ってくるという、隙のない攻めで「ILLMATIC」を翻弄していく。

 Team GLは序盤から中盤までペースを掴んでいて、試合時間10分時点でキル数が5対0と有利な展開で試合を進めていた。その後エースを1度取られるものの、試合としては俄然有利であり、15分以降はクラーケンさえ捕獲できれば一気に試合が決まるところまで持ち込んだ。

 このまま試合が決するに思えたのだが、そこで粘りを見せたのがILLMATIC。「ヴォックス」と「タカ」のコンビネーションに耐えつつ、senpan選手が操作する「スカイ」のビルディングが段々と仕上がってくると、「タカ」のデスが増え始める。そしてTeam GLの布陣を破ってクラーケンを捕獲すると、流れに乗って一気に状況を五分に戻すことに成功した。このクラーケンは途中で止められてしまうが、これで勝負の行方がわからなくなる。

 そのままにらみ合いが続き、試合時間25分まで行くと、今度はビルディングをコツコツと重ねたILLMATICが攻撃力で勝る結果となり、「クラル」(tototMix選手)、「ランス」(take_it_easy5選手)、そして「スカイ」のコンビネーションで再度エースを獲得し、試合を一気に決めた。

【決勝第2試合】
Team GLが序盤では着実な優勢を保っていたが、10分前後にエースを取られてから少しずつ状況が変化。もつれ込む展開となり、最後はILLMATICが粘り勝った

優勝時のTeam GL
CyberZ取締役の大友真吾氏
「Vainglory」は日韓戦「龍虎杯」開催が決定

 この逆転劇に会場からは大歓声で、決勝は第3試合までもつれることに。優勝目前だっただけに精神的なダメージが心配されたが、STR1125選手は楽しくプレイしようという意識が強かった結果、「2試合目で負けてもすぐ『最後どうする?』と話すくらい」すぐに気持ちが切り替えられたとし、一方で「負けた時は相当焦った」としたsilver77選手も「3試合目は集中して臨み、最後は良いプレイができた」と逆に冷静さを取り戻した様子を試合後のインタビューで明かしていた。

 3試合目は、2試合目と同じように最初からTeam GLがリードする展開となったのだが、最後までTeam GLがペースを譲ることはなかった。結局16分ほどで決着が付き、Team GLの2連覇が決定した。

 大会後、CyberZ取締役の大友真吾氏は「今回で『Vainglory』の大会は2回目となるが、新しいチームや、新しいスター選手になり得る選手も出てきて、非常に感慨深い。今後はゲームファンだけでなく、幅広い人達に楽しんでもらえるような大会にしていきたい」と話した。

 大友氏からは「Vainglory」の日韓戦「龍虎杯」が9月3日に開催されることも発表され、「Vainglory」大会を引き続き盛り上げていく方針が示された。「Vainglory」はモバイルゲームでありながら大会映えするタイトルとなっているので、急速に成長しつつあるその規模とあわせて、今後も注目していきたい。

【「A応P」特別ライブ】
「RAGE」主題歌を歌うアイドルグループ「A応P」がミニライブを開催し、会場を盛り上げた
【Hammers Velocityとエキシビションマッチ】
優勝者決定後、特別ゲストとして全米チャンピオン「Hammers Velocity」が登場! 左から、Zio選手、Vains選手、gabevizzle選手
ILLMATICからtake_it_easy5選手(左)、Team GLからtatuki217選手(中央)、Team Falcon2からrusk0723選手(右)という選抜チームが対戦相手となった
試合はgabevizzle選手やZio選手の無慈悲なまでに正確かつエグいプレイングによって日本選抜チームのボロ負け。Zio選手の「ケストレル」がチーム16キル中驚異の12キルを叩き出していた
【Hammers Velocityとエキシビションマッチ その2】
大会後、来場者も参加してのアフターパーティーが開催され、そこでHammers Velocityも参加して「大乱闘」のエキシビションマッチが開催された。滅多にプレイの手元が見られないこともあり、後ろのギャラリーがものすごいことに。ちなみにZio選手とgabevizzle選手は、両手の人差し指と親指を使ってものすごいスピードで操作していた