サクセス、PSP「ようこそ ひつじ村 ポータブル」
カワイイ“ひつじ隊”がまきば暮らしの楽しさをアピール
発表会で「ようこそ ひつじ村 ポータブル」を存分にアピールした天野あいさん(左)といずみ唯さん |
発表会ではビジュアル撮影が行なわれた「那須アルパカ牧場」のスライドが上映され、トークも大いに盛り上がった |
「ようこそ ひつじ村 ポータブル」は2003年にプレイステーション 2用タイトルとして発売され人気を集め、2008年にはニンテンドーDSの機能を使った新システムを採用した「箱庭生活ひつじ村DS」が発売された。今回発売されるシリーズ最新作はPS2版「ようこそ ひつじ村」のシステムを踏襲しながらも、様々な面でブラッシュアップが図られている。
ゲームは、プレーヤーが主人公「ヒュー・ローダー」となり、旅の果てに流れ着いたひつじ村に住み着くところからスタート。プレーヤーは1つの牧場を託され、牧場で動物や作物を育て大きくしていく。自由度が高く、ヒツジを飼ってみたり、ガーデニングを行なったり、はたまた犬ばかりかまっていてもいい。作った作物や育てた動物は市場で交換し、さらなる高みを目指していってもいい。どうぶつは雄と雌がおり、繁殖させる事も可能となっている。
PSP版の新要素としてまずは、純粋なオリジナルの動物たちの追加が挙げられる。たとえばブタや牛、アンゴラウサギや、最近話題のアルパカも追加されている。アルパカは前作でも登場したがグラフィックスが使い回しだったということで、今回は新グラフィックスとなっているだけでなくカラーバリエーションも豊富になるという。もちろんこのほかにもレアキャラクタも登場する。
前作で好評だったプレーヤーを助けてくれるキャラクタブラミーの存在も忘れてはならない。ゲームではブラミーが日記をつけてくれるなど様々な世話を焼いてくれるようだ。
前作のプレーヤーにとってよりゲームをプレイしやすくなる機能も追加される。これまで牧場の地べたに収穫物などを並べておくなどしていたが、貯蔵庫が追加された事で整理整頓が行なえ、スッキリとプレーヤー好みの美しい牧場をとことん作り上げる事ができる。
さらに面白い機能が追加されている。それはスクリーンショットの撮影機能だが、それだけでは特に目新しくはない。「ようこそ ひつじ村 ポータブル」では撮影されたグラフィックスデータにゲームの進行状況まで記録され、メモリースティックを通じてPCでそのデータを活用しアプリケーション上から牧場の全体像をスクリーンショットで再現したり、これまでできなかったことが可能となる。このPCとの連動機能については、スクリーンショットをブログなどで公開しやすいフォーマットとするなど、コミュニティを作りやすくするアイディアの一環とも取れる機能となっている。
発表会では同作のプロモーション活動を行なう「ひつじ隊」のお披露目も行なわれた。ひつじ隊として活躍するのは、タレントの天野あいさんといずみ唯さん。2人とも大のゲームファンで、特に天野さんはアドベンチャーオタクだときっぱり。「おさわり探偵 小沢里奈」の大ファンでそれを作っているサクセスからのオファーと言うことで、初めて聞いた時は本当にうれしかったのだという。
ひつじ隊はポスターの作成などをすでに行なっており、会場ではそのイメージビジュアル撮影時の話題が披露された。撮影はゲームの舞台が牧場と言うことで那須の「アルパカ牧場」で行なわれた。アルパカがPSPを眺めている風景を撮りたいと撮影に挑んだが、そこは動物なので思った通りに動いてくれない。そこでスタッフの私物のPSPにえさをくっつけてアルパカを呼んだところ効果覿面。PSPに近寄ってきたところをパチリと写真に収めたという。しかし、PSPはアルパカのよだれでべとべとになり、PSPを提供したスタッフは涙したという。
ゲームについて天野さんは「オープニングの音楽がすごく良いんです。癒されます」と切り出し「壮大なドラマのゲームは気構えてプレイしますが、このゲームはなにも構えることが無く、寝る前に本を読むようにプレイできる。自然体でプレイできます」とアピール。一方DS版をプレイしたといういずみさんは「DS版では捌くなどサバイバルな面があり、まきばをリアルに体験するという側面があったけれど、PSP版はお金が無く物々交換だしほのぼのしている感じ」とその違いについて語った。
さらにひつじ隊の2人はそれぞれブログを開設し、ユーザーの視点に立ったゲームの日記をブログで展開していく。このほかにも前述のスクリーンショット撮影機能を使用したコンテストも後々行なわれる事が明らかになった。もちろんひつじ隊はこちらにも参加する。天野さんはスクリーンショット機能について「ワンステップで撮れる」と手軽に撮影できる点を強調。「アルパカ君で一杯にしたい」と抱負を述べた。いずみさんは「動物を雄と雌で繁殖させて色違いを作って枠で区切って全制覇したい」と野望を語ると、スタッフから「かなり志が高いですね」とつっこみが入っていた。
このほかにも発売を記念してのキャンペーンとして、「早期購入特典 まきばで使える!特製軍手」のデザインコンテストが行なわれる。これは購入者にプレゼントされる軍手のデザインがWEB上で公開され、好きなデザインをファンの投票で決めてしまおうというもの。また、今回の発表会の会場となった秋葉原のコスプレ居酒屋「Little BSD」で3月29日から4月4日までタイアッププロモーションとして「ひつじ村カフェ」がオープンとなる。ひつじ村をイメージしたお食事と飲み物が用意され、会期の初日とラストは特別な衣装による接客も予定されているとか。
最後にこれらのプレモーション展開への意気込みとして天野さんは「箱庭シミュレーションは自分の作りたいものを仮想空間に作り上げることができる。それは人に見せたくて仕方がなくなる。それをブログで書いていき、見に来て欲しい。それに人の牧場も気になるので見に行くし、ブログなどを通じてファンとコミュニケーションをとっていきたい」とコメント。いずみさんは「シリーズを知らない人にはブログを見に来てもらいたくさんの人に広めたい。また『ひつじ村』歴が長い人とはどちらが素晴らしい牧場を極められるか勝負したい」とやる気満々な一面を見せていた。
(C) 2009 SUCCESS
□サクセスのホームページ
http://www.success-corp.co.jp/
□「ようこそ ひつじ村 ポータブル」のページ
http://www.success-corp.co.jp/software/psp/hitsuji/
(2009年 3月 19日)