【特別企画】

「ナンジャタウン」が30周年! 新アトラクション「太鼓の達人 ドーンとでっかいお祭りだドン」を先行体験してきた

【太鼓の達人 ドーンとでっかいお祭りだドン】
7月6日17時〜 一般稼働開始
料金:ナンジャコイン3枚(600円)

 バンダイナムコエクスペリエンスが企画・プロデュースする屋内型テーマパーク「NANJATOWN(ナンジャタウン)」が、1996年7月6日の開園からちょうど30周年を迎えた。同社では30周年を記念するセレモニーを開催するとともに、セレモニー内にて、新たなアトラクション「太鼓の達人 ドーンとでっかいお祭りだドン」を初披露した。

 新アトラクション「太鼓の達人 ドーンとでっかいお祭りだドン」は、2001年から稼働を開始した和太鼓をモチーフとしたリズムゲーム「太鼓の達人」を元に設計されたもので、直径約180cmの巨大な打面をバチで直接叩く世界最大級の「太鼓の達人」アトラクションとなっている。

 7月6日17時から一般稼働を開始しており、1回の価格はナンジャコイン3枚(600円)で、ナンジャタウン入園料(ナンジャエントリー)は別料金(1,200円)となる。なお、入園料と園内のアトラクションが遊び放題となるナンジャパスポート(3,700円)購入者ならプレイ1回分の料金が含まれる形となっている。

 同様に、新たなデザート店舗となる「大判小判亭」も同日13時よりオープン。「太鼓の達人」をモチーフとした「太鼓焼き」やジェラート、スカッシュ系ドリンクのほか、ねぎとろ丼や焼きそばなどのラインナップを揃えている。

 本稿では「ナンジャタウン」に新たに追加となった新アトラクション「太鼓の達人 ドーンとでっかいお祭りだドン」を実際に体験してきた様子や、プレイした印象などを中心に、30周年のセレモニーの様子や「ナンジャタウン」の魅力などをまとめてレポートする。

ナンジャタウンの30周年セレモニー会場では、本日稼働開始となる新たなアトラクション「太鼓の達人 ドーンとでっかいお祭りだドン」がベールを脱いだ
本日以降の「新ナンジャタウン」の見どころを身振り手振りを交えて解説するマスコットキャラクターのナジャヴ
「太鼓の達人」のベテランプレーヤーとしても知られるお笑い芸人のパーマ大佐もゲストとして会場を訪れた

直径約180cmの巨大太鼓に圧倒! 全身で叩きまくれ!

 まずは、本日から新たに稼働開始となる新アトラクション「太鼓の達人 ドーンとでっかいお祭りだドン」について紹介するとともに、メディア向けに行なわれた先行体験で実際に筆者が太鼓を叩いてきた時の模様を紹介する。

 直径約180cmの太鼓の打面部を備える大型の「太鼓の達人」筐体を新たに用意。ナンジャタウン入口からすぐの位置に「太鼓の達人」エリアがあり、このエリア内に丸く囲むように5台の筐体を設置し、各筐体2名、最大10名で同時にゲームがプレイできる仕組みとなっている。

 ディスプレイは搭載せず、本体上部に設置されたプロジェクターから、打面部に映像を投影するプロジェクションマッピングの仕組みを採用。専用のバチで叩いた判定は、打面部上部に備えるセンサーが行う。従来のゲーム筐体用のバチではなく、本アトラクション専用の大型で軽いバチを使用する。

 楽曲についても、本アトラクションに合わせて新たに用意された10曲の中から、アトラクション開始時にランダムで選択されて、その楽曲でアトラクションに挑む。アトラクションの内容自体は従来の「太鼓の達人」とほぼ同等で、プレーヤーは打面部に表示されるサークルの位置に、本作のイメージキャラクターとなる「どんちゃん」と「かっちゃん」の顔を模したアイコンが到達すると同時に叩くことでポイントが加算されるほか、「太鼓の達人」ではおなじみの連打などの操作も必要となる。

 楽曲が終了するとプレイ中の打点を元に評価が表示される。最高評価については公開されておらず、具体的なポイント表示も行なわれない。

ナンジャタウンの入場口からすぐの位置に設置されている「太鼓の達人 ドーンとでっかいお祭りだドン」エリア
筐体は直径約180cmの太鼓の打面部と両端下部に備えるスピーカーで構成される。打面部には上部プロジェクターから映像が投影される仕組み
本アトラクション専用のバチはかなり大きいが、かなり軽いのでスムーズに振り回せる
筐体上部にプロジェクターが設置されている
バチの判定は打面部上部のセンサーで行なう

 まずは1人用プレイを選択し、筆者が1人で挑戦してみた。ランダムで選ばれた楽曲は松平健さんの「マツケンサンバII」。筐体が稼働を開始すると、ゲーム開始前であっても、打面部を叩けば「ドン」という鈍い音が響くほか、ふちを叩けば「カン」と軽めの音が鳴る。打面上には注意事項やルールなどについての解説が表示されるので、初めての人でも迷うことなくプレイできる。

 準備が整うといよいよゲームスタートだ。打面下部などにランダムに表示されたサークルに向かって、打面奥から「どんちゃん」の顔が近づいてくる。タイミングよくバチで叩ければOKだが、軽くて大きめのバチはタイミングを合わせるのに多少のクセがある。自身の腕の振りの速度などを意識して速度とリズムを調整して気持ちよく指定通りのタイミングでバチが叩けるとかなり爽快だ。

 画面に配置されるのはシンプルな1個のサークルだけでなく、複数のサークルの同時叩きや、テンポよく連打したり、流れるように叩くところ、たまにやってくるふちのアクセントは「かっちゃん」の顔のアイコンなので判別しやすい。こうして、曲が進むごとに難易度が上がっていき、リズム感がより重要になってくる。カウントダウンから始まる連打のアイコンは、中央付近を勢いよく2本のバチで交互に連打すると一気に得点が稼げる重要な要素と言える。

 楽曲の音声は会場自体が開けていることもあり、音が多少拡散して若干聞き取りにくい面もあり、楽曲を知っていても楽曲のリズム通りに叩くにはそれなりの集中力が必要になると感じた。「太鼓の達人」シリーズの熟練者であれば、音声を聞いたうえで打面の映像を見ていれば調整することもできそうだ。

 こうして一通り楽曲が終わると「盛り上げレベル」と「パフォーマンスレベル」という2軸の評価結果が画面に提示され、その後は「今日のおみくじ」が表示されてゲームは終了となる。楽曲の長さは本アトラクションに合わせて、やや短めに調整されているようで、プレイ終了後は軽い疲れが感じられるくらいの負荷となっており、よほど全力でバチを振り回さなければ、ちょっとの休憩ですぐに復帰できるだろう。

 うまくバチを叩くためのポイントとしては、少し引き気味の位置で打面全体を見渡すポジション取りが重要になりそうだ。今回は1回しか試していないが、打面に寄りすぎてしまうと、どこに次叩くためのサークルが出現しているのかの位置が把握しにくくなってしまう。特に太鼓のふちを叩くアイコンは打面の端に表示されるため、目線が打面に寄りすぎていると、見落としやすくなってしまう。一歩引いた位置で全体を見渡しながら、叩く位置を把握してから近づき、また戻る「ヒットアンドアウェイ」の動きが重要になると言えるだろう。

筆者のチャレンジは松平健さんの「マツケンサンバII」。これはさすがに知ってる曲なので楽勝か?
打面部の端から端までサークルは広範囲に配置されるので、腕を伸ばすだけでは足らず、全身で叩きにいく必要がある
連打アイコンはとにかく日頃のストレスを発散する勢いで叩きまくると気持ちいい!
終了後の結果は「盛り上げレベル」も「パフォーマンスレベル」もB評価という悲しい結果となった
占いの結果は中吉……こちらも微妙な結果だな

 本アトラクションがユニークなのは1人プレイと2人プレイとで、これらの評価軸やプレイスタイルが若干変化することだ。続いては、会場のスタッフに依頼して2人同時プレイを行なってもらった様子をチェックしてみた。

 2人プレイの場合、太鼓の左側と右側にそれぞれプレーヤーが立って1つの太鼓をたたくことになるのだが、それぞれがターゲットとするサークルとアイコンの色が異なる。そのため、左のプレーヤーが叩くべきサークルを右のプレーヤーが叩いても有効にはならないわけだ。

 そして実際のプレイ画面を見ていると、左のプレーヤーが叩くサークルが左から右に向かって幅広く展開するようになるので、このような時は右のプレーヤーが少し下がって左のプレーヤーが右に移動できるようにスペースを空けてあげる必要があるのだ。ほかにも同じタイミングでやってくるアイコンに対して、2人がいかに同時に叩けるかといった面も重要になるようで、終了時の評価軸は「盛り上げレベル」については1人プレイ時と同様だが、もう1つの評価軸は2人プレイ時のみ「シンクロレベル」へと変化しており、2人のシンクロ率の高さが高得点の鍵になるようだ。

会場のスタッフの方に2人同時プレイをお願いした。説明を見ていると、左プレーヤーと右プレーヤーとで叩く色が異なるのが確認できる
中央に出現した連打アイコンは2人同時に連打連打!
左プレーヤーが右端まで移動して叩く場合もあれば、右プレーヤーが左端まで移動して叩く配置なども出てくるので、そのような時は片方のプレーヤーが下がって移動スペースを確保!息の合った連携プレイは見ていて気持ちいい
お2人の終了後の結果は「盛り上げレベル」も「シンクロレベル」もともにA評価とかなり高め!

新たに追加のデザート店「大判小判亭」の「太鼓焼き」はあんこもクリームもうまい!

 フードエリアの1つである「福袋デザート横丁」において、新たに追加となる「大判小判亭」についてもチェックしてきた。今回実際に食べてきたのはあんこ入りの「太鼓焼き」と、クリーム入りの「太鼓焼き」の2種類だ。

 一般的な大判焼きなどと比べると厚みはやや控えめで、ちょっと平たいサイズ感となっていた。表面には「どんちゃん」または「かっちゃん」の顔の焼き印が押されており、カリっとした食感でサクサクと食べられる。一方で背面エリアはもちもちっとした柔らかい食感で、あっという間に2個を食べることができた。

 「大判小判亭」では、メニュー1品注文するごとに全10種類のステッカーからランダムで1枚が付属するので、全種類を集めたいなら「太鼓焼き」複数個に加えて「和田どんのとろとろねぎとろ丼」や「和田かつの好物やきそば」などのご飯類、「スカッシュ」なども合わせて頼めば、多くのステッカーが1度に獲得できそうだ。

スイーツなどの店が並ぶ「福袋デザート横丁」に新たに「大判小判亭」が追加となった
メニュー看板。甘いスイーツだけでなく、ガッツリ食べられる丼ものも2品用意
ガラスケースに保温されている「太鼓焼き」たち
あんこ入りの「太鼓焼き」とクリーム入りの「太鼓焼き」を食べ比べてみた。どちらも表面の焼き印は「どんちゃん」か「かっちゃん」の好きな方が選択できる
焼き印のある表面はカリっとサクサク、裏面は柔らかもっちりの食感が面白い
4枚のステッカーを並べて撮ってみたところ

「思い出とときめきのテーマパーク」へ。30周年セレモニーで見据えるナンジャタウンのこれからの展望

 池袋サンシャインの噴水広場にて行なわれた「NANJATOWN 30周年セレモニー」では、バンダイナムコエクスペリエンスのCXパーク事業ディビジョン ディビジョンマネージャーの皆川悠介氏が登壇。ナンジャタウンが「思い出とときめきのテーマパーク」をコンセプトに30年前に誕生し、時代の変化に合わせて様々なリニューアルを繰り返してきた歴史を振り返った。

 今回のリニューアルの経緯については、「開園当初から大切にしてきたナンジャタウン独自の『世界観』と、バンダイナムコグループならではのIP(知的財産)体験をかけ合わせることで、より魅力的な場へと進化させていく」とリニューアルにおける決意を語った。

 今後の展望としては、バンダイナムコグループの「リアルエンターテインメント」を象徴するテーマパークを目指し、すべてのお客様にとって特別な思い出の場所になることを願うと述べ、今回のリニューアルに協力したサンシャインシティや関係者、これまで来場したすべてのお客様へ改めて感謝を伝えるとともに「新しいナンジャタウンを心ゆくまで楽しんでほしい」と締めくくった。

30周年セレモニーでは、ナンジャタウンの30年の歴史が紹介された
バンダイナムコエクスペリエンスのCXパーク事業ディビジョン ディビジョンマネージャーの皆川悠介氏が登壇
セレモニーでは、お披露目されたばかりの「太鼓の達人 ドーンとでっかいお祭りだドン」にパーマ大佐が初のチャレンジ!
初プレイながらも結果はなんと「盛り上げレベル」、「パフォーマンスレベル」ともにS評価!これが最高評価かと思いきや、会場でのやり取りによると、さらに上のランクもあるようだ
物販ブースでは、「太鼓の達人 ドーンとでっかいお祭りだドン」のボーロとキーホルダーが発売される
7月20日から8月30日までは、Nintendo Switch向けソフト「たまごっちのプチプチおみせっち おまちど~さま!」とのコラボイベントとして「ナンジャタウンで たまごっちのプチプチおみせっち おまちど~さま!」がスタート
ナンジャタウンの常設アトラクション「ニンジャ訓練所」の「しゅりけんやさん」に挑戦すると、全6種類のホログラムダイカットステッカーが1枚プレゼントされる
「福袋デザート横丁」の「サンタチューボー」では限定メニュー「フォーチューンラテ」が発売され、全6種類のステッカーから1枚がプレゼントされる。「大判小判亭」でもたまごっちデザインの「太鼓焼き」が発売され、こちらも全6種類のオリジナルステッカーから1枚プレゼントされる
たまごっち関連商品を1会計税込2,000円買うごとにたまごっちのポストカードがプレゼントされる

餃子に猫の街、昭和レトロな空間……幅広い層に愛され続けるナンジャタウンの尽きない魅力

 以上、ナンジャタウンに新たに追加となった新アトラクション「太鼓の達人 ドーンとでっかいお祭りだドン」の体験レポートをお届けした。

 ナンジャタウン30周年ということで、改めてナンジャタウンのパーク全体をチェックしてみたが、屋内型テーマパークということもあり、アトラクションは基本的に小学生くらいの子どもでも楽しめるような内容のものが多い印象だ。一方で改めて本日会場を訪れていた客層をチェックしてみたが、子供連れの両親はもちろんのこと、男女2人のカップルや、女性2人で訪れる人たちなど、こちらの想定以上に幅広い層に受け入れられているテーマパークになっていると感じた。

 理由はシンプルで、こうした大人向けの展示エリアとして、他社IPを活用した展示物の数々が多く見られたほか、ナンジャタウンが2002年から開始しているフードエリア「ナンジャ餃子スタジアム(開始当初は池袋餃子スタジアム)」の存在が大きいからだ。

 園全体の雰囲気は昭和テイストの懐かしさ漂うビジュアルや、全国各地の餃子の名店が出展して、色々な餃子が食べられる仕組みなど、フードテーマパークとしての側面が、幅広い来場者を今も引きつける要因の1つと思われる。このあたりの仕掛けについては、新横浜の「ラーメン博物館」と同じようなテイストが感じられたが、同じチームによるものと聞いて大いに納得だ。

 さらにはエリア全体が迷路のようにやや複雑な構造となっており、油断すると同じ場所をグルグルと迷ってしまうようなまさに「不思議な街」のような作りもナンジャタウンの魅力を高める要因の1つといえそうだ。加えて完全別料金の猫の街「ニャンジャタウン」など、ほかにはないユニークな複合的テーマパークとなっているので、30周年を迎えたその様子を見に来てはいかがだろうか。

「ナンジャ餃子スタジアム」では、全国の餃子の名店が集結!餃子以外にもチャーハンやラーメンなど豊富なメニューが各店に用意されている
せっかくだから俺はこの「食べ比べ二店盛り」を食べるぜ!
焼きたての餃子6個が1皿に乗って提供された
特定のアトラクションを1回だけ楽しみたい場合には入場だけして、こちらの「ナンジャコイン」を規定枚数購入すればアトラクションを楽しめる
試しに1枚購入してみたが、かなりしっかりした作りのコインが出てきた
昔ながらの雰囲気が感じられる街並みが魅力
猫の住む街にお邪魔できるという「ニャンジャタウン」なんてものもあって驚く