【特別企画】

「ジャングリア沖縄」はどんなテーマパークか?【ジャングリア沖縄 最速レビュー】

沖縄北部ならではのオリジナリティ。注意点も合わせて紹介

【JUNGLIA OKINAWA(ジャングリア沖縄)】
7月25日 開業予定
チケット価格:
1Dayチケット:6,930円
スパチケット:2,790円 など

 7月25日に開業するテーマパーク「ジャングリア沖縄」。公式には「沖縄本島北部に広がるやんばるの森の真っただ中に、圧倒的なスケールで新たに誕生する大自然没入型のテーマパーク」と説明されているが、実際にはどのようなところなのか、メディア向けの内覧会での体験をもとに、ご紹介したい。

 「ジャングリア沖縄」があるのは、那覇空港から車で約1時間30分、直行バスで約2時間20分、沖縄美ら海水族館のある沖縄北部エリア。もともとあったゴルフ場を改装するかたちで整備されている。

 大自然が打ち出されているテーマパークではあるが、実際には通路や施設などはきれいに整備されている。周りのロケーションや元からある自然を活かしつつ、安全かつ快適に大自然に触れることができる場所となっている。

入口付近のシンボル、ジャングリアツリー
入口にある巨大な駐車スペース。取材した日は虹がかかっていた
入口先のテラスから見える景色
通路はきれいに整備。道中にはカートワゴンや給水スポット、トイレなどが随所に設置されている

 アトラクションは大自然&絶叫、恐竜と出会えるもの、ショーエンタテイメントなどが並ぶ。中でも目玉となっているのは、装甲車に乗ってティラノサウルスから逃げる「ダイナソー サファリ」、そして上空200mを気球で浮遊する「ホライゾン バルーン」の2つ。いずれも、他の大型テーマパークでは味わえないようなオリジナリティがある。

 ほかにも、バギーを自分で運転する「バギー ボルテージ」、恐竜の赤ちゃんを探し出す「ファインディング ダイナソーズ」、またオリジナルキャラクターであるヤンバルクイナの「ジャン」とのトークが体験できる「やんばるフレンズ」などがある。

ダイナソー サファリ
ホライゾン バルーン
バギー ボルテージ
ファインディング ダイナソーズ
やんばるフレンズ
ほかに、パークを入口付近から半周する「タム タム トラム」などもある。ナビゲーターが流す音楽に合わせ、席に設置された楽器を鳴らして楽しむ

 ショーエンタテイメントでは、びしょ濡れイベントや花火イベントを鑑賞できるフェス会場が用意されていたり、突発的にはじまるショーがあったりと、幅広い楽しみ方が用意されている。

 絶叫系が好きであれば、入口から右手側に広がる「ジャングル エクストリームズ」エリアがオススメ。ハーネスと命綱を装着し、沖縄の大自然の上を滑空したり、ゆらゆらと揺れる吊橋を命綱1本で渡ったり。大自然のなかに飛び出していくような7つの体験を遊ぶことができる。

 もっとゆっくりとリゾートを楽しみたいという場合は、浴場施設の「スパ ジャングリア」もある。そちらでのんびりと過ごすのもいいだろう。

最新テーマパークらしいびしょ濡れイベントもある
スパ ジャングリア

行く前の心構えや注意点を紹介

 一方で、いくつか注意点もある。

 まずパーク内にWi-Fiは飛んでいない。チケット管理や体験同意書などはスマホ用の公式アプリを利用するため、事前にしっかり準備しておくことをオススメする。

 次に現地までの移動について。パークは山奥にあるため、車以外にたどり着く方法が基本的にない。定期運行バス、レンタカー、タクシーなどを利用して現地へ向かうこととなる。

 パーク入り口の駐車場は有料(2,000円)かつ予約制。ちなみに、レンタカーなど車で向かう場合は、名護市のイオンに提携駐車場があり、こちらから無料のシャトルバスが出ている。イオンの駐車料金も無料なので、コストを抑えたいという場合はこちらを選択するのもいいかと思う。

 天候については、取材した7月後半は天気が不安定で、もともと晴れていても、とつぜん雨がザバッと降って、5分ほどですぐ晴れる、といったことが何回かあった。いわゆるスコールで、沖縄ならではの天候だが、本当にとつぜん降るので、晴れていると思っていても雨の対策は必要だと感じられた。

 またある程度の雨が振ると、屋外のアトラクションは安全確認の必要があり、運行が一時的に中断する場合がある。ここも、あらかじめ考慮に入れておく必要があるだろう。

晴れていても、突然天気が変わる場合もある

 もうひとつは、暑さ。沖縄なので暑いのは当然ではあるものの、施設と施設の間は距離があって歩くことになる。そのため水分補給などの熱中症対策は万全にしておいた方がいいだろう。パーク側では日傘のレンタルをしていたり、水筒などに無料で給水できるウォーターステーションを設置していたりもするので、合わせて利用したい。

 そして最後は、靴の用意だ。ジャングリア沖縄では、スカート、サンダル、ハイヒール、厚底靴を着用している場合、体験できないアトラクションがあると案内されている。

 利用できないのは、上記にもある「ジャングル エクストリームズ」の体験と、「ダイナソー サファリ」「バギー ボルテージ」。こちらはサンダルなどの場合、体験自体が不可となる。体験の予定がある場合は、服装はしっかり準備しておくといいだろう。

 大自然のなかにありながら、誰もが楽しめるリゾートとして整備されたテーマパークが「ジャングリア沖縄」だ。注意点を踏まえつつ、沖縄北部観光の目玉として、ぜひ注目していきたい。

雨も楽しむ! くらいの気持ちで臨みたい