【特別企画】

表情豊かなヒロインたちが動きまくる「Hookah Haze」の体験版を先行プレイ

シーシャ屋を舞台にしたヒューマンドラマ作品の体験版が6月11日配信

【Hookah Haze】

7月11日 発売予定

価格:1,980円

【Hookah Haze 体験版】

6月11日 配信

 アニプレックスは、Nintendo Switch/PC用ヒューマンドラマアドベンチャー「Hookah Haze(フーカーヘイズ)」7月11日に発売する。価格は1,980円。

 「Hookah Haze」は余命幾許もない主人公「炭木トオル」が期間限定のシーシャ屋Hookah Haze(フーカーヘイズ)の店長として、シーシャ屋を営み、そこへ訪れる3人のヒロインたちとコミュニケーションをとっていくヒューマンドラマアドベンチャー作品。本作では「VA-11 Hall A」(PLAYISM)や「コーヒートーク」(Toge Productions)のように、ヒロインの求めるシーシャをリクエストに応じて提供することで、物語が進んでいく。

 「Hookah Haze」は7月11日発売ではあるが、製品版の発売に先駆けて6月11日0時に体験版がSteamで配信される。体験版は序盤のストーリーをプレイできる形ではなく、ゲーム本編とは別のオリジナルストーリーが用意されている。今回はそんな体験版をひと足早くプレイすることができたので、本稿では気になるゲームの内容や雰囲気についてお届けしていく。

【『Hookah Haze』アドベンチャーパート紹介映像】

そもそも「シーシャ」ってどんなもの?

 「Hookah Haze」に触れる前に、最初はゲームの題材にもなっている「シーシャ」について紹介しておきたい。

 「シーシャ」は別名“水タバコ”とも呼ばれているタバコの1種だ。皿の上で燃やしたタバコの煙を「水パイプ」という専用の器具でろ過し、長いホースで吸う。水パイプには名前のとおり水が入っており、そこに煙をくぐらせることから、“水タバコ”と呼ばれている。また、煙にはさまざまなフレーバーをプラスできるという特徴もあり、多彩な味や香りを楽しめることから男性はもちろん、女性にも人気が高い。

 そんな「シーシャ」を気軽に楽しむことができるのが本作の舞台にもなっているシーシャ屋だ。

作中ではシーシャの炭を変えるなど、機材の調整を行なう場面も登場する

シーシャのフレーバーをMIXしつつ、3人のヒロインたちと会話しながら過ごす不思議なドラマゲーム

 本作ではシーシャ屋「Hookah Haze(フーカーヘイズ)」の店長として物語を進めていく。店長らしくSNSでシーシャのオススメフレーバーを投稿したり、新しいフレーバーの組み合わせを研究したりする。お店にはSNSの情報をもとにヒロインたちがやってきてはシーシャを楽しみながら店長と会話をして時間を過ごしていく。

 今回プレイできる体験版では、SNSにおすすめを投稿しそのシーシャが気になったヒロインが来店。各々にあったフレーバーを調合し、提供できれば和やかに会話が進み、ショートエピソードが楽しめるという流れだ。そんな日常の2日間を体験することができる。

体験版ではお店での2日間を体験できる
「Hookah Haze」の1日の始まりはSNSへの投稿と確認から始まる
SNSにきたメッセージに返信してお客とコミュニケーションすることもできる
オススメで投稿したシーシャのフレーバーによってお店に来るキャラクターが変わる
ヒロインたちは好きなシーシャのフレーバータイプをリクエストしてくるので、好みに合ったフレーバーを組み合わせて提供すると喜んでくれる
見事好みのフレーバーを提供できるとご機嫌なヒロインと会話することができる
途中、シーシャの炭を交換して煙の調整を行なう必要がある
調整がうまくいくとヒロインもご機嫌だ
ひとしきり会話が終わるとヒロインは帰っていき、店の営業が終了する

 これを繰り返すことで、提供できるフレーバーのレシピが増えたり、ヒロインたちの物語を進めていくことができる。彼女たちとの会話は基本的にボイスなしのテキストベースだ。だが、今回の体験版では意外な演出も用意されていた。

ドットで描かれた表情豊かなヒロインたち

 プレーヤーである主人公の「炭木トオル」の他に、本作には3人のキャラクターがシーシャ屋の客として登場する。

【炭木トオル】
画像左の白髪のキャラクターが本作の主人公。シーシャ屋「Hookah Haze(フーカーヘイズ)」の店長
【愛上あむ】
秋葉原のコンカフェ店員。愛されたがりで寂しがり屋。自分のことがとにかく大好き
【明月院こころ】
ショップ店員。礼儀正しく理知的で、普段は明るく元気だが、あるトラウマを抱えている
【古森くるみ】
企業所属の人形作家。マイペースな性格で、人とのコミュニケーションが苦手

 どのキャラクターも個性あふれるデザインや性格をしているのだが、最大の魅力はその表情の豊かさだろう。会話の節々でドットで描かれたキャラクターたちが様々な表情をみせてくれる。また、ゲーム内の演出もマンガのコマ割りのようになっていたり、キャラクターたちの動きにも多彩なアニメーションが用意されていたりと、やや地味になりがちなADVジャンルとは思えないほど画面が賑やかだ。

シーシャの吸い方や、煙の吐き方もそれぞれ違っている
会話では怒ったり慌てたり落ち込んだりとヒロインたちが感性豊かにリアクションしてくれる
あまりの表情豊かさに会話中のヒロインたちをみてるだけでもかわいさに癒やされてしまう

音楽やネオンの色など、店の雰囲気を自分好みにカスタム可能

 キャラクターたちの動きだけでも十分すごいのだが、プレイ中のBGMでもある店内に流す音楽やネオンライトを変更できるところも実に興味深かった。特にネオンはUIのウィンドウ枠の色になっており、さらに枠の光量も変更できるようになっているなどかなりの凝りようだ。

選べるネオンの色は3種類
BGMには結構な数の曲数があり、自分だけのプレイリストもつくれるようになっている

 体験版ということもあって短いストーリーではあるが、それだけでもこの作品の魅力を感じることができた。今回プレイした体験版の物語はゲーム本編とは別のオリジナルストーリーということもあり、主人公のことや各キャラクターとの関係性などは語られていない。そのため、製品版ではこれがどのように展開されていくのか実に楽しみだ。

 日本ではまだ数も少なく、メジャーとは言えないシーシャ屋を舞台とした珍しい本作。シーシャという普段触れる機会の少ない物を知れるのはもちろん、ヒロインたちの動きをみるだけでも楽しいので、この機会に是非とも「Hookah Haze」の体験版をプレイしてみてほしい。

【藍月なくる×DECO*27×tepe「Hookah, whoo!」MV / ゲーム『Hookah Haze』主題歌】