【特別企画】

【今日はなんの日?】マンガで振り返るゲーム業界:セガ、ドリームキャストを発表(1998年5月21日)

 1998年5月21日、セガは家庭用ゲーム機の新作、ドリームキャストを11月20日に発売すると発表した(※実際の発売日は11月27日)。

 同日の各新聞の朝刊には、武士たちが討ち死にした写真とともに「セガは、倒れたままなのか?」と題した全面広告が掲載され、ゲームファン以外にも大きな反響を呼んだ。同じく21日の午後、入交昭一郎社長(当時)自らがデモンストレーションを行なう記者発表を実施し、翌22日には武士たちが立ち上がる写真と「11月X日 逆襲へ、Dreamcast。」とのキャッチコピーを掲げた全面広告が、各紙の朝刊に掲載された。

 さらに同年6月以降、セガは湯川英一専務(当時)が自ら出演し、「セガなんてだっせーよな! プレステのほうが面白いよな!」などの自虐的なセリフを使用したテレビCMを盛んに流すようになった。

セガの「セガハードヒストリー」のページ

当時について

 小生は当時、テレビ朝日の「ニュースステーション」で、入交社長がドリームキャストの紹介をしている姿を見た記憶があります。以後、セガが社運を賭け、最新技術の粋を集めて開発した新ハードを売り込むために、あえて自虐ネタを次々と展開したのは衝撃以外の何物でもありませんでした。湯川専務自ら店頭に立ち、ドリームキャストの赤いハッピを羽織って拡声器を手に「ドリームキャストいかがっすか~」と声を張り上げていた姿は、今なお忘れることができません……。

当時の新聞広告
満を持して1998年11月27日に発売されたドリームキャスト本体
「今日は何の日?」とは

 不定期に過去に起きたゲーム業界に関する出来事をマンガでふりかえるコーナーです。

絵:橘 梓乃

 すでにライターデビューから30年が経ちましたが、自身初となるマンガ企画を当GAME Watchにて担当させていただくことになりました。今後もゲーム業界の歴史をユル~く、かつ真面目にご覧いただけるネタをいろいろご用意したいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!

 ゲーム歴40年超のフリーライター。主な著書・共著は「ファミダス ファミコン裏技編」、「ゲーム職人第1集」、「デジタルゲームの教科書」、「ビジネスを変える『ゲームニクス』」、「ナムコはいかにして世界を変えたのか ゲーム音楽の誕生」など。2014年より日本デジタルゲーム学会ゲームメディアSIG代表も務める。

テキスト:鴫原 盛之(フリーライター)