【特別企画】

刀 森岡毅氏、新テーマパークの主眼は“イマーシブ体験”と語る。「ライブエンタメの最先端」を提供

お台場「イマーシブ・フォート東京」が3月1日開業

【イマーシブ・フォート東京】

3月1日 開業

料金: 大人6,800円〜

子供3,000円〜

 刀は2月29日、新テーマパーク「イマーシブ・フォート東京」の開業前セレモニーを「イマーシブ・フォート東京」パーク内で実施した。開業は3月1日。

 「イマーシブ・フォート東京」は、東京・お台場エリアに新たに開業するイマーシブテーマパーク。様々な物語の“当事者”として体験する「イマーシブ体験」のみで構成されるのが特徴で、「テーマパークを超える“完全没入体験”」が可能としている。

 セレモニーでは、刀代表取締役兼CEOの森岡毅氏が登壇。森岡氏は「イマーシブ・フォート東京」について、「従来のテーマパークでは成し遂げられない領域」に挑戦するものだと紹介した。

 従来のテーマパークは「多くの人を同じように同じように楽しませることが主体のモデル」とし、一方で「イマーシブ・フォート東京」は、「10人いたら10人とも体験の質が違う、10回体験したら10回とも体験が違うもの」という異なる方向性のテーマパークを目指しているという。

 森岡氏によれば、「イマーシブ体験」の核は傍観者ではなく当事者として、物語の中にぐっと入り込む没入感にある。自分の行動や判断がときに物語に影響し、中にはひとつの犯罪に関わってしまうような体験をもすることになる。一言にすれば、従来のエンタメとは「ハラハラ、ドキドキが違う」ところが最大の醍醐味で、これこそが「ライブエンタメの進化、最先端」なのだとした。

 こうしたイマーシブ体験を盛り込んだエンタメは世界的に盛り上がっているが、一方で日本ではまだまだ知名度が低い。「本テーマパークは、『イマーシブ体験』と聞いてピンと来ていない人にこそ訪れてほしい。いくら言葉で紹介しても、実際に体験しないとわからないところがある。体験すると、多くの感情が芽生えるような、斬新な感動がある。日本ではまだ大多数の人が知らない体験なので、ぜひ普及していきたい」と語った。

セレモニーの一幕。演者だけでなく、ゲストも“当事者”として主役のひとりになる
目玉のひとつとなるイマーシブシアター「ザ・シャーロック -ベイカー街連続殺人事件-」。広いエリア内で同時多発的に起きる事件を、実際に歩きながら目撃していくことになる