【特別企画】

「FGO」コラボルーム「ホテル カルデア」フォトレポート。ファン同士がアツく語れる共有ラウンジも熱量たっぷり!

【「HOTEL CHALDEA(ホテル カルデア)」】

期間:2023年12月23日(土)~2024年3月31日(日)

場所:東京都豊島区東池袋3‐1‐5 サンシャインシティプリンスホテル「IKEPRI25」

料金:1名21,000円〜(ツインルームBタイプ 1室2名利用時)

 2023年7月30日に8周年をむかえたスマートフォンアプリ「Fate/Grand Order」(以下、「FGO」)と、池袋にある「サンシャインシティプリンスホテル」がコラボレーションしたステイプランが2023年12月23日(土)から2024年3月31日(日)までの期間で登場する。本コラボは「HOTEL CHALDEA(ホテル カルデア)」と題され、サンシャインシティプリンスホテルの25階に位置するコンセプトフロア「IKEPRI25」が、「FGO」の世界観によって彩られる。

 ホテル内のコンセプトフロアは4つの共有スペースと20部屋の客室で構成されている。そして、各客室は「FGO」に登場する個性豊かな8騎の「英霊(サーヴァント)」を二人一組で描いた特別なイラストをテーマとする装飾が施され、ファンはそのシチュエーションを模した世界観を楽しみながら宿泊できる。モチーフになった英霊と、その組み合わせは「アルジュナ」&「カルナ」、「千子村正」&「オベロン」、「シャルルマーニュ」&「ジェームズ・モリアーティ(ルーラー)」、「斎藤一」&「高杉晋作」の合計4組だ。

 また、コンセプトフロアの中枢には、いずれも異なる「FGO」グッズで飾り立てられた4つの共有ラウンジが設けられ、ファン同士がくつろぎながら交流できる専用スペースとなっていた。本コラボは「IKEPRI25」がオープニングを迎えた際にコラボレーションして以来、およそ4年ぶり2回目の企画となる。

 今回は12月23日の正式オープンに先駆け、メディア向けの先行内覧会が行なわれたので、現地の様子をお届けしていきたい。

本ステイプランキービジュアル

中央エレベーターホール

 25階からコンセプトフロアに到着すると、まずファンを迎えるのは今回のコラボでモチーフとなった8騎の英霊たちだ。中央エレベーターホールに備わる合計6基のエレベーターのうち、4基の扉に二人一組での立ち絵イラストがプリントされていた。フロアの構造上、客室から共有ラウンジのアクセスに至るまで、ここが中心部となっている。各部屋はエレベーターホールからそれぞれ1本の通路で突き当たりまで伸びているため、迷う心配もほとんどないだろう。

エレベーターホール内、各エレベーターの扉にはモチーフの英霊たちが描かれている。扉が開くたびにコラボでカップリングされた英霊たちが離れたり近づいたりと、ちょっと面白い
「アルジュナ」&「カルナ」
「オベロン」&「千子村正」
「シャルルマーニュ」&「ジェームズ・モリアーティ(ルーラー)」
「高杉晋作」&「斎藤一」
フロアは中央部のエレベーターホールから、カタカナの「エ」状に通路が伸びている。そして、エレベーターの扉に描かれた英霊たちの位置が、それぞれモチーフになった客室エリアの方角に対応しているとのこと

アルジュナ×カルナの「英雄の間」

 最初に紹介するコラボルームは、アルジュナとカルナがテーブルゲームを楽しんでいるイラストがモチーフの「英雄の間〜静かなる闘争〜」。ボルドーとダークパープルの2色を基調にしたカラーが、客室をリッチな風合いに引き立てる。壁紙には特定の国において神聖な動物とされる「ゾウ」の姿も描かれていた。

アルジュナとカルナのイラストをモチーフにした「英雄の間〜静かなる闘争〜」
2台のベッドの中央にはコンセプトになったイラストが飾られている。ライバル同士のアルジュナとカルナがボードゲームで競い合っている
ベッドの正面には巨大なパネルも設置されている。各部屋にそれぞれ備わっているようだった
アルジュナとカルナはインドの神話「マハーバーラタ」に登場する英雄。ベッドの横には彼らをイメージしたアイテムが置かれていた
イラストの中でアルジュナとカルナが興じていたボードゲームは「JAIPUR(ジャイプル)」だったようだ。一緒に宿泊した友人と部屋の中で遊べる

千子村正×オベロンの「ルーム・アヴァロン」

 次の部屋は「ルーム・アヴァロン〜黄昏のブレイクタイム〜」。“擬似サーヴァント”として現界している職人気質な千子村正と、何かと掴みどころのない性格のオベロンの2騎が、ホテルの部屋を整えているというイラストをモチーフにしている。全体的にシックで清潔感が溢れる一方、刀工・千子村正の刀が飾られているアンバランス加減が面白い。

千子村正とオベロンの「ルーム・アヴァロン〜黄昏のブレイクタイム〜」
ルーム・アヴァロンの壁にはオベロンをイメージさせる蝶のデコレーションも
千子村正の刀とオベロンの王冠。オベロンの原典でも知られる「夏の夜の夢」も置かれていた
一部のルーム・アヴァロンからはスカイツリーも見える

シャルルマーニュ×ジェームズ・モリアーティ(ルーラー)の「カルデア調査本部」

 「カルデア調査本部〜張り巡らされた計略〜」はミステリー小説、あるいは探偵物の小説などを思わせる事件調査部屋のような空間となっていた。この部屋は英霊ジェームズ・モリアーティの空気感が強く、本来ライバル的な立ち位置のシャーロック・ホームズに関わる事件を調査しているシチュエーションだ。英国風な内装であり、紅茶が一層楽しめそうである。

シャルルマーニュとジェームズ・モリアーティ(ルーラー)の「カルデア調査本部〜張り巡らされた計略〜」
本来なら逆に調査対象として追われそうなモリアーティが、シャルルマーニュと共に“刑事”として張り込んでいる
キャプション 被害者は「シャーロック・ホームズ」と思われる事件を調査しているようだ
各部屋の窓もデコレーションされている。一見すると本物のブラインドカーテンに見えてしまう

斎藤一&高杉晋作の「晩酌ノ庵(いおり)〜ぐだぐだな大人たち〜」

 「晩酌ノ庵(いおり)〜ぐだぐだな大人たち〜」は、激動の時代とされる幕末を生きた、斎藤一と高杉晋作をイメージした部屋だ。部屋のモチーフイラストは、三味線を弾く高杉晋作と蕎麦を食べる斎藤一が描かれ、どちらもリラックスしているというもの。前述した3種類の部屋とは趣が異なり、和風テイストで自然に落ち着けそうな空間が演出されている。

斎藤一と高杉晋作の「晩酌ノ庵」。和を基調としたアイテムが揃う
左からB5アクリルパネル、A3ポスターとなっている。また、ホテルオリジナルカードキーを含む3種のアメニティは持ち帰ることが可能だ
部屋に置かれている交流ノートは、同じ部屋に泊まったファンが書き記した日記などを読むためのもの。もちろん、自分で自由に書き残してもOK

「FGO」ファンたちが集って交流できる共用ラウンジ

 共用ラウンジは宿泊しに来た「FGO」のファン同士が交流できるスポット。中央エレベーターホールからすぐにアクセスでき、4つの部屋が用意されている。

 英霊の宝具やゲーム内イラストが展示される「ミュージアム」、展開中のグッズ展示や、本コラボのために描き下ろされたイラストの「缶バッジ」、アクリルキーホルダーが入手できるカプセルトイを設置する「ショップ&ギャラリー」、今年開催された「FGO Fes. 2023」の思い出を振り返れる「コミュニケーションスペース」、フォトスポットなどが設置され、気ままにくつろげる「ストーム・ボーダー」の4部屋となっている。コンセプトが全て異なるため、コラボルームをただ楽しむだけでなく、各部屋でファン同士が「FGO」の思い出話に花を咲かせることができそうだ。

「ショップ&ギャラリー」のスペースではフィギュアやTシャツ、トレーディングカードなど、多数のグッズが展示されていた
ポップアップショップ「FGO MART」のグッズも展示されていた
英霊の代名詞ともいえる「宝具」や、ゲーム内に実装された「概念礼装」イラストなどを展示する「ミュージアム」
ほぼ実物大と思われる「宝具」が複数並ぶ。どの宝具も精巧に作られているのがわかる
セイバーが手にしている「エクスカリバー」の姿も。うっすらと光を帯びているのが美しい
8周年を記念して開催された「FGO Fes. 2023」のメッセージフラッグ(DAY2)が展示されたり、メッセージ&イラストを書き残せたりできる「コミュニケーションスペース」
「HOTEL CHALDEA」の宿泊者同士がコミュニケーションを行う場として楽しめる「ストームボーダー」。フォトスポットの役割も担う

2024年3月31日まで開催中!ここでしか楽しめない「FGO」の世界を体験しよう

 写真主体で紹介してきたが、各部屋と共有ラウンジの雰囲気は味わえただろうか。「HOTEL CHALDEA(ホテル カルデア)」は、2023年12月23日(土)から2024年3月31日(日)までの期間で開催されている。まだまだ非常に高い人気を誇り続ける「FGO」だが、本コラボではその熱量を余すことなく注ぎ込んでいる手応えのようなものが感じられた。

 各客室エリアごとに異なる英霊のテーマが用意されているのも非常にユニークで、全ての部屋を宿泊してみるようなヘビーな楽しみ方もできそうだ。コラボ期間中は、サブカルチャーのアツい「池袋」に足を運び、サンシャインシティプリンスホテルでのひとときを楽しんでみてはいかがだろうか。