【特別企画】

“フォトナの音ゲー”は意外と難しい!? 「Fortnite Festival」プレイレポート

使うボタンは計4つ! 今後のJ-POP追加にも期待

【フォートナイト:新コンテンツ「Fortnite Festival」】

12月10日 配信開始

 様々な新コンテンツが立て続けに配信されているEpic Gamesの「フォートナイト」。サバイバルアクションゲーム「LEGO Fortnite」、レースゲーム「Rocket Racing」ときて、最後に登場するのは“音ゲー”だ。

 その名も「Fortnite Festival」。音楽のフェスを連想させるタイトルの本コンテンツは、数々のリズムゲームを手がけてきたHarmonixによって製作されており、多数の洋楽を収録している。最大4人でパートごとにセッションすることができる“マルチプレイ対応リズムゲーム”だ。

 そこで本稿では、アメリカ・ニューヨークにて開催されたメディア向けイベントにて「Fortnite Festival」をプレイした様子をお届け。シンプルな操作でありながら、意外と難しいフォトナの音ゲーの魅力を紹介したい。なお、先行してリリースされた「LEGO Fortnite」や「Rocket Racing」のプレイレポートも掲載されているため、興味のある方はぜひご覧いただきたい。

【The Weeknd Takes the Stage in Fortnite Festival】
イベントでの「Fortnite Festival」試遊コーナーの様子

使うキーは計4つ! 5つのパートから選べる「Fortnite Festival」

 まずは「Fortnite Festival」について紹介したい。本コンテンツは、リズムゲーム「Rock Band」などを手がけたEpic Games傘下のHarmonixが制作を担当。「フォートナイト」内に追加される新たなコンテンツとして、本日12月10日より配信開始となった。

 「フォートナイト」をインストール済みのユーザーは、ロビー画面から「Fortnite Festival」を選択することですぐに遊ぶことができる。「Fortnite Festival」は最大4人までのマルチプレイに対応しており、オンライン上のプレーヤーやフレンドを呼んで一緒にプレイすることも可能だ。

 操作はキーボードまたはゲームコントローラーに対応。割り当てはどちらもシンプルで、キーボードの場合はD、F、J、Kキー、ゲームコントローラーは左矢印、右矢印、Xボタン、Bボタンのみだ。操作も簡単で、画面上に流れてくる譜面に応じて、対応するキーまたはボタンを押すだけ。筆者の場合、最初はゲームコントローラーでプレイしていたのだが、本コンテンツの場合はキーボード操作の方がプレイしやすかった。

タイトルの通り、ゲーム内ではフェスのような会場が用意されている

 リリース時点の収録曲は洋楽が中心となっていて、ビリー・アイリッシュ「bad guy」やThe Weeknd「Take My Breath」、レディー・ガガ「Bad Romance」など著名な楽曲が多数収録されている。日本の楽曲が一切ないところに寂しさを感じるが、今後はJ-POPを収録することも検討しているとのことだ。

 ゲームを開始すると、フェスの会場のような画面に切り替わり演奏(プレイ)する曲を選択。それぞれの曲はボーカル、ギター、ベース、キーボード、ドラムのパートにわかれていて、曲選択時に自動的に割り振られるほか、任意のパートを選ぶこともできる。同じ曲の中でもパートごとに難易度が異なっており、今回はドラムパートを中心にプレイした。

 試遊では数曲プレイしたが、最も印象に残っている曲はThe Weekndの「Blinding Lights」だ。普段、筆者は音ゲーをプレイしないのだが、操作方法はシンプルなため「案外簡単かも……?」と思っていた。だが譜面は作りこまれていて、特に「Blinding Lights」のドラムパートは音ゲーに慣れていない筆者には太刀打ちできず惨敗だった。

5つのパートから自動で割り振られる。それぞれ難易度があり、音ゲーに慣れている方も、そうでない方も楽しめるコンテンツだ

 だが、筆者は普段から洋楽を聴いていたため、聴き馴染みのある曲で音ゲーをプレイできるのは新鮮な体験だった。もちろん「Blinding Lights」が難しかっただけで、筆者のような初心者でも高得点をたたき出せる曲もあり、普段音ゲーをプレイしていないユーザーも、音ゲー慣れしているユーザーも楽しめるコンテンツだ。

 無料でプレイできる曲のライブラリは、数週間から数カ月でどんどん入れ替わっていく。これは固定されたライブラリの曲を何度もプレイするのではなく、様々な曲をプレイして「Fortnite Festival」を楽しむためだ。一方で「このアーティストが好き」だったり、「この譜面が好き」という曲はゲーム内通貨「V-Bucks」で購入することで、半永久的にプレイすることができる。

 そのため、課金しなくても新たな曲に入れ替わるので、常に新鮮なゲームプレイを味わえるほか、お気に入りの曲があれば購入することで自分のライブラリに残すことができる。先述したが、J-POPなどの邦楽が導入されると日本でも「Fortnite Festival」の人気に火が付きそうだ。

J-POPの収録も検討中。今後のライブラリにも期待したい

どのコンテンツもフレンドとプレイしたい! 「Fortnite Festival」は本日12月10日より配信

 ここまで「フォートナイト」の新コンテンツ「Fortnite Festival」のプレイレポートをお届けしてきた。“音ゲー”といえば、筆者のように“難しそう”というイメージがある方も多いと思うが、本コンテンツは“音ゲー”らしい難しさを備えつつ、「フォートナイト」内で誰でもプレイすることができる“気軽さ”も兼ね備えていた。

 また、今回追加された「LEGO Fortnite」や「Rocket Racing」、「Fortnite Festival」は全てマルチプレイに対応していて、フレンドと遊びたくなる要素が詰まっている。ぜひ、気の合う仲間たちと「フォートナイト」で色々なコンテンツを楽しんでほしい。