【特別企画】

冬の大型アプデでジンオウガ降臨! 待望の双剣&ランスも導入へ「モンハンNow」新シーズン発表会レポート

【Monster Hunter Now:アップデート】

12月7日 配信予定

 Nianticとカプコンは、Android/iOS用位置情報ゲーム「Monster Hunter Now (モンスターハンターナウ)」の新シーズン発表会を11月30日に開催した。今回のイベントでは、本作の開発と運営を担当するNianticプロデューサーの大隅栄氏より、12月7日に実施される冬の大型アップデート「雪華散らす碧雷」についての詳細が発表された。

Nianticプロデューサー大隅栄氏
【モンスターハンターNow 大型アップデート「雪華散らす碧雷」WebCM】

ジンオウガやラドバルキンなどモンスター4種が新たに登場

 今年の9月14日にグローバルローンチされて以来、総ダウンロード数が1,000万以上という大ヒットとなった「Monster Hunter Now」。本作は、Nianticが得意とする位置情報を活用した、リアルワールドでハンティングアクションが楽しめるゲームだ。

 本作の冬の大型アップデートである「雪華散らす碧雷」が12月7日に配信される。「Monster Hunter Now」では、約3カ月に1度こうした大型アップデートが実施されるが、今回は新しいモンスターや新しい武器種の追加などが行なわれる。

 今回のキービジュアル自体はX(旧Twitter)などでも公開されているが、モンスターがリアルな街中に登場してハンターたちが戦っているといった場面になっている。設定としては、ニューヨークのマンハッタンにある金融街がモチーフになっており、冬の大型アップデートということもあり雪が積もっている様子になっているというわけだ。また、よく見るとハンターたちの装備もこの後に紹介する新武器のランスや双剣や、新たに追加されたモンスターの防具などを身にまとったものになっている。

 今回のアップデートで追加されるモンスターは4種だ。なかでもメインとなるのは、キービジュアルにも描かれているジンオウガで、本作に初登場する。シリーズファンの間でも非常に人気が高く、欧米でもジンオウガ装備の防具デザインの人気が高く、現地のイベントではその衣装をまとったコスプレイヤーの姿を多く見かけるそうだ。

今回のアップデートのメインともいえるモンスターのジンオウガがついに登場!

 冬のモンスター登場に合わせて、12月7日よりフィールドも雪景色に変わる。そちらに合わせて、バフバロやベリオロスといた、冬にちなんだモンスターたちも新たに登場する。バフバロは、大きなツノで木を持ち上げて攻撃をしてくる。一方のベリオロスは、竜巻で風を巻き上げてプレーヤーに攻撃してくるモンスターだ。これらモンスターの登場により、新たな戦い方が楽しめるようになる。

冬のモンスターとして登場するバフバロ
こちらも同じく冬のモンスターとして追加されるベリオロスだ

 加えて、初めて睡眠属性のモンスターとして登場するのが、ラドバルキンである。その素材からは、睡眠の武器を作ることもできる。うかつに近づくとガスで眠らされてしまうのだが、眠ると無防備になる時間が想像以上に長いため、かなり手強い相手となっている。ラドバルキンを倒して睡眠属性の武器を手に入れることで、新たな戦い方ができるようになるというところもポイントだ。

46個の武器と4種の防具セットが登場

 先ほども少し触れたが、今回新たに双剣とランスの2種類が武器として追加される。特に双剣に関しては、ユーザーからの要望も多く、待ちわびていたハンターたちも多いことだろう。スピーティでアクロバティックなアクションが楽しめる武器となっており、爽快感もかなり増している。ランスは双剣とは対照的な武器だが、ガードを使いながらカウンターを狙うといった戦術的な戦い方ができるところが特徴だ。新たな武器種の追加により、「Monster Hunter Now」の中でも戦い方の幅が大きく広がっていくことになる。

新たな武器の登場により、これまでとはひと味違った戦い方が楽しめる!

 武器種としては2つが実装されるが、実はアップデートに合わせて合計で46個もの武器が追加される。これには、双剣とランスが、ジンオウガなど新たに追加される4種のモンスターから作ることができるほか、既存種のモンスターからも作ることができるからというのが理由だ。それに加えて、片手剣や大剣など既存の武器の分を加えてこの数になるというわけである。

 防具については、4種の防具セットが登場する。こちらは、新たに追加されるモンスターに合わせて、ジンオウガ、ラドバルキン、バフバロ、ベリオロスのセットが新たに追加されるといった形だ。

ゲームバランスの調整も実施

 今年の9月にグローバルローンチされてから2カ月ほどが過ぎたが、様々な武器種とスキルの組みあわせで多彩なハンティングができるものの、どうしても固定の武器種に偏ってしまいがちであったという。さらに、特定の武器種があらゆる面で有利な状態になってしまっていた。その一方で、他の武器種があまり有用ではない状況になってしまっている。

 具体的な例としては、遠距離と近距離でそれぞれの武器の特性や有用性にフォーカスし、バランス調整が行なわれる予定である。こちらの詳細については、12月初旬にブログで発表される予定である。

Nianticとカプコンの両プロデューサーよりメッセージ

 最後に、大隅栄氏と会場に訪れていたカプコンのプロデューサー砂野元気氏から、メッセージが語られイベントが締めくくられた。

写真左はカプコンのプロデューサー 砂野元気氏

大隅氏 :私自身も「モンスターハンター」のファンでもありますし、その体験を外でも感じられるというのを実現したいと思っていました。ユーザーから「こんなのモンハンじゃない!」とか、「これはナイアンティックのゲームじゃない!」といったご意見はあまりなく、たくさんのユーザーに楽しんでいただけて嬉しいなと思っています。

 3カ月ごとに、シーズの整備や新しいコンテンツ、新しいアップデート機能などを追加していきますので、引き続き楽しんでください。

砂野氏 :今年の9月にリリースされて、大変ありがたいことに多くの世界中の皆さんにプレイしていただけました。街中や電車の中などで持ち寄ってプレイしてもらっているのを目にしたときに、「モンスターハンター」としても懐かしいというか、すこし感慨深いものがあります。

 「Monster Hunter Now」はどんどんアップデートしていくタイトルなので、たくさんの可能性が開かれています。今までの「モンスターハンターにはなかったよね?」といった、本作ならではのオリジナルな部分もどんどん増やしていけると思っています。

 特に来年は「モンスターハンター」シリーズ20周年ということもあり、「Monster Hunter Now」でもいろいろやっていこうと考えていますので、引き続きよろしくお願いします。