【特別企画】

声出し&グリ復活! USJ「ワンピース・プレミアショー 2023」レポート

あっという間の75分。サービス&サプライズ満載のエンタメショー

【USJ:ワンピース・プレミアショー 2023】

7月5日~10月10日 開催

チケット価格:
Sシート:5,500円(大人)、4,000円(子ども)
Aシート:4,000円(大人)、3,000円(子ども)
Bシート:3,000円(大人)、2,000円(子ども)

 ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて7月5日より10月10日まで開催する「ワンピース・プレミア・サマー 2023」。本稿では、その中でも目玉のひとつとなっているライブショー「ワンピース・プレミアショー 2023」の模様をお伝えする。

 「ワンピース・プレミアショー 2023」は、ルフィをはじめとした「麦わらの一味」が目の前に登場し、ストーリーとバトルを展開していくライブショーアトラクション。客席エリアでの演出や登場人物とタッチできるグリーティングが4年ぶりに復活し、舞台全体を活かしたエンターテイメントに仕上がっている。

プレショーでダンスの指導をしてくれるウソップとブルック。ブルックの第一声は「声を出せるっていうのは最高ですねぇ」

 今回のストーリーでは、ドレスローザ編でのレベッカが登場し、麦わらの一味に助けを求める物語が展開される。「ブラック・キングダム」と名乗る組織との戦闘にも巻き込まれ、さらにはかつての強敵が次々と登場する怒涛の展開が待ち受けている。

「ワンピース・プレミアショー 2023」あらすじ

「3王女、各々の国を揺るがす大悪事を働き逮捕!!」
NEWS COOの一面を飾った衝撃ニュースに仰天したレベッカが、とある寄港地で英気を養っていた麦わらの一味のもとへ現れる。
王女たちを助けるため力を貸してほしいと訴えるレベッカとともに、麦わらの一味は、敵の本拠地へと乗り込んだのだが...
“ブラック・キングダム”と名乗る組織からの突然の襲撃に大混乱!
さらにルフィたちの前に立ちはだかったのは、因縁のあの強敵たちだった――
果たして、敵の目的はいかに?
3王女を無事、救い出すことができるのか!?

 ショーの大きな見どころは、ひとつは舞台全体を使って様々な場所からルフィたちが登場する演出だ。目の前の舞台でなにか起きていると思ったら、近くの通路からふらっとサンジやゾロが現れたりする。ふと振り向くと彼らがすぐ近くにいたりして、眼福なサプライズとなることだろう。

舞台上だけでなく、観客席のエリアも使ってストーリーが展開していく

 もうひとつは、麦わらの一味だけでなく様々な“強敵”が登場すること。キービジュアルに描かれているドフラミンゴ、火災のキング、クロコダイル、藤虎だけでなく、イチジやニジ、またセニョール・ピンクなど、こちらもサプライズ満載だ。もちろん、因縁の対決を再現するかのようなバトルシーンにも注目したい。

 物語の鍵を握るのは、本ショーのオリジナルキャラクター「ヴェン・ヴェンドラー」。「ブラック・キングダム」総帥を名乗る人物で、「ワンピース」登場キャラクターらしいクセの強さがある。指をクネクネさせながら喋る動きがとても印象的で、物語をグイグイ引っ張ってくれる。

ドフラミンゴや火炎のキングが登場する
オリジナルキャラクターの「ヴェン・ヴェンドラー」
部下のネト(左)。彼もオリジナルキャラクターだが、かなりいい味を出してくれる
他にも様々なキャラクターが……

 そして何と言っても素晴らしいのは、水や炎などを使った派手な特殊効果演出だ。決め技に合わせて水しぶきが上がったり、炎が吹き上がったり、火花が飛び散ったりと、作品の迫力と世界観をよく表現している。LEDマントを使用したマジックのような演出や、時には息を呑むようなスタントもあり、75分という上演時間があっという間に過ぎていく。

 観客全員を巻き込んだダンスタイムや、ショーの終わりには登場人物全員が出てくるグリーティングタイムなども盛り込まれており、「ワンピース」世界にどっぷり浸ることができるのが最高だ。パーク内で販売されているグッズやほかの「ワンピース」アトラクションと合わせて、ぜひチェックしていただきたい。

その他にも、キャラクターたちのバトルシーンだったり、見得を切るシーンだったり、見どころはたくさんある。特に見得を切るシーンは「ワンピース」ならではの「どん!!」がよく再現されており、あまりに格好いいので会場からは自然と拍手が起こるほど
ピンチあり、お笑いあり、ダンスあり、グリーティングありと盛りだくさんの75分。あっという間の体感だった