【特別企画】
プレイ中に“いつでも”役割を変えられる楽しさ! 「EXOPRIMAL」CNTレポート
最大10人の協力戦、「エグゾスーツ」の切り替え要素で腕も頭も試される
2022年7月26日 12:40
- 【エグゾプライマル】
- 2023年 発売予定
- 価格:未定
- CEROレーティング:審査予定
- プレイ人数:オンライン専用 1~10人
カプコンは7月25日、チーム対戦型マッシヴアクション「EXOPRIMAL(エグゾプライマル)」のクローズドネットワークテストを開催した。今作は「恐竜」が敵として登場するTPS視点のアクションゲームとなっており、多彩なアクションを可能とする数多のパワードスーツ「エグゾスーツ」を纏ったキャラクターを操作していく。各スーツ毎に役割に特化した「ロール」を遂行しながらチーム対戦を楽しめる作品だ。
ウリとなっているのは、迫りくる「恐竜」の群れをチームメイトと協力しながら駆逐していく爽快感と、戦況に合わせたスーツと武器の選択やチームプレーの戦略性の高さ。本作のメインモードとなる「ディノサバイバル」は5vs5の「対戦型PvE」であり、刺さる人にはとんでもなく刺さるような面白さとなっている。
今回はクローズドネットワークテストに参加しその一端を体験する事ができたので、早速レポートしていきたい。
スーツデザインが秀逸! 「恐竜災害」に立ち向かう協力型アクション
まず初めに「EXOPRIMAL」の世界観について軽く触れていこう。本作は、突如として恐竜の群れが出現し、街や人々が襲撃される「恐竜災害」が世界各地で勃発する近未来の世界が舞台。危機に陥った人類は対抗手段として最新鋭のパワードスーツ「エグゾスーツ」と新世代のAI「リヴァイアサン」を開発する。
「恐竜災害」を事前に察知する「リヴァイアサン」、そして「エクゾスーツ」を身に纏った「エクゾファイター」の存在によって「恐竜災害」に抗っているという世界観だ。プレーヤーは「エクゾファイター」の1人となって数多の「エクゾスーツ」を駆使しながら、各地で発生する恐竜達との戦いに身を投じて行く事となる。
「近未来テクノロジー」×「恐竜」という、どこか懐かしくも新しいコンセプトに心を擽られるし、何より本作を語る上で欠かせない「エグゾスーツ」がハチャメチャにスタイリッシュな事が個人的には最高だと感じている。
無骨でメカメカしい「DEADEYE」や「ROADBLOCK」、クールでスマートなカッコ良さとを感じる「ZEPHYR」や「WITCHDOCTOR」など、他にも計10体からなる様々なスーツを堪能できる。「アイアンマン」が好きな人なら確実に好きになると思うくらいにはスーツデザインが秀逸なため、それらを自由自在に操作できるというだけでも十分に楽しめる事だろう。
役割「ロール」はプレイ中“いつでも”変更可能
続いては目玉となるゲームシステムについてだ。本作は、広大なフィールドを走り回りながら数多の「エグゾスーツ」と武器を用いてチームメイトと協力するTPS視点のチームアクションが一押しの作品。迫りくる恐竜の撃退や「エグゾファイター」同士のバトルを楽しむ事ができる。
プレーヤーが行なえるアクションは自身が装着する「エグゾスーツ」と攻撃方法や操作性の全てが異なる。そこに加えてサブウェポンとなる「リグ」の組み合わせで自分のプレースタイルや戦況に合ったバトルスタイルで戦う事が重要だ。
装着できる10体の「エグゾスーツ」は大きく3つの役割「ロール」で区分けされている。豊富な攻撃手段で敵の駆逐を得意とする戦いの要「ASSAULT(アサルト)」、敵の攻撃を引きつけて味方を敵の攻撃から守るチームの盾「TANK(タンク)」、戦闘力は低いが回復や敵の妨害等が行える支援のスペシャリスト「SUPPORT(サポート)」で、それぞれの得意分野に沿ったアクションを味わえる。
そしてここが本作の面白い部分なのだが、この大きく役割が分かれている「エグゾスーツ」と「リグ」をバトル中に”いつでも”変更する事が可能となっている。つまりいつでもどこでも誰でも「ロール」を変更して戦い方をガラッと変えることができるのだ。
これによって、例えば戦況を見て敵の攻撃が激しいと判断したなら「TANK」の「エグゾスーツ」にチェンジして味方の防衛に回ったり、逆に「TANK」の仲間が敵の猛攻を防いでるが体力が危ないと判断したなら「SUPPORT」にチェンジして回復や支援を行なう、と言ったような臨機応変な戦い方が本作のミソとなる。
チームメイトの動向を見て足りないロールを埋めるも良し、逆に攻め時と感じたなら全員が「ASSAULT」にチェンジし頭を真っ白にして突撃をかけるなど、臨機応変の戦い方が無限に可能となっている。そのため非常にやりごたえがあり、またプレイの腕も試されるシステムとなっているのだ。
行動の選択肢の多さで“頭”も“腕”も試される!
そして本作のメインモードとなるのが「5人vs5人」のチーム戦「ディノサバイバル」。広大なフィールドを駆け巡りながら「リヴァイアサン」から提示される多彩なミッションをクリアし、相手チームよりも速く全てのミッションを達成する事ができれば勝利となる。
恐竜の猛攻や敵からの攻撃をどのように防いで攻め立てるか、自分のチームに足りてない「ロール」は何なのか、現状で最善の「エグゾスーツ」や武器は何なのか等、様々な要素を常に思考する必要があるため、非常に緊張感のあるバトルモードとなっている。
指定されるミッションは恐竜の討伐やボスの討伐がメインとなるのだが、バトルの最後に行なわれるラストミッションでは対人要素の強い特殊な内容のミッションが開催される。敵チームとの特定のアイテムの争奪戦やお互いの護衛対象を破壊し合うゲームなどから選択され、非常にバラエティ豊かな内容だ。中には対人では無く”敵チームと強力して”超強大な敵に立ち向かうという異例のミッションが発生する事もある。ゲーム自体の戦略性の高さと相まって毎回全く違う試合展開を楽しむことができるため何度繰り返しても飽きずにゲームをし続ける事ができるだろう。
今回実際にプレイして分かったのは、チームとして勝つための立ち回りがハチャメチャに難しい分、それを思考し色々実戦してみるのが面白いゲームという事。正直筆者は「ASSAULT」で立ち回るのはまだ割と得意だったが、「TANK」はギリギリ仕事を遂行できるレベルで「SUPPORT」はチームメイトに謝罪するレベルでド下手なプレーヤーだった。
それでも状況によっては自分が「SUPPORT」に回った方が良い場面が出てくるので、その時に意固地になって「ASSAULT」で立ち回り続けるとチームとしての戦力バランスが最悪になったりする。実際に何試合かプレイした中では、自分の得意ロールを押し付けるよりも苦手でもチームの為に臨機応変な動きができた時の方が勝率が良く、何より楽しいと感じる事ができた。
アクションの腕ももちろん重要だが、それと同じぐらい状況を見て臨機応変に動く頭のキレも重要だ。自分の得意ロールと戦況を天秤にかけ、戦略的に必要ならロールを変えて行くことも今作では重要ポイントだと思っている。
また最大10人という多人数でのチーム戦がメインコンテンツという事もあり、自由度の高い戦略やプレイが行えるシステムという部分も良かった。例えば作戦として、メインの味方部隊が相手の注意を引き付けている内に、裏工作として1人だけ別行動してアイテム回収や敵のデータキーを破壊させてみたり。
また敵の進行を食い止める壁をフィールドに生成する「ウォールキット」を1カ所に集中して使い、チームメイト全員でとんでもなく分厚い壁を作り出して道を塞いだり。ただ単純に真っ直ぐ敵を殲滅しながら進むだけでなく、勝つための作戦として起こせる行動の選択肢が多い。アクション性の強いPvPならではの変則的な作戦や魅せプレイが十分に期待でき、対戦界隈を盛り上げてくれると筆者は考えている。
今回はクローズドネットワークテストで常にランダムのチームメイトで戦ってため深い意思疎通が難しく簡易的なチームプレイしか行なえなかったが、それでもチームプレーらしく動けた時の爽快感は強く、試合中も自分のロール選択など立ち回りを考える事が多く常に楽しむことができた。
これが、もしボイスチャットで友人等と一緒にチームプレーができたらと考えると興奮が止まらない。のめり込み度で言えば対人ゲームとして非常にレベルの高い完成度のシステムとなっていたため、PvPでかつ本格的なチーム戦の対戦ゲームに飢えているゲーマーに本作は強くオススメできる。気になったプレーヤーは現在8月に行われる2回目のクローズドネットワークテストの応募も行っているので是非応募してみて欲しい。
■「EXOPRIMAL」クローズドネットワークテスト特設サイト
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