【特別企画】
「プロジェクトセカイ」バーチャルライブ「コネクトライブ」ついに開催!
「コネクトライブ」にライブイベントの新たな形を見た!!
2022年6月13日 15:16
- 【コネクトライブ】
- 6月11日 開催
セガがColorful Paletteと共同開発したAndroid/iOS用ゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」(プロジェクトセカイ)は、スマートフォンなどでプレイすることができるリズム&アドベンチャーゲームだ。6つのユニットメンバーたちのストーリーを楽しめるだけでなく、リズムゲームを多数の楽曲でプレイすることができる内容となっている。
今回新しく追加された「コネクトライブ」は、従来から用意されていたバーチャルライブのアッパーバージョンともいえるものだが、むしろ“リアルライブイベント”のバーチャル版と表現するのがマッチしているかもしれない。それは、コネクトライブでは参加メンバーたちがフルバージョンでの楽曲公演、ダンスやトークをリアルタイムで配信してくれるといった特徴があるからだ。ここでは、その体験レポートをお届けしよう。
「Vivid BAD SQUAD」のバーチャルライブを体験
コネクトライブの項目は従来のバーチャルライブと同じく、ゲーム画面の“ライブ”をタップして表示されるメニューから、“バーチャルライブ”を選んだ先に配置されている。まずは、ここから“コネクトライブ”を選択。今回開催されたのは、ゲーム中に登場するユニット「Vivid BAD SQUAD」のファーストライブとなる、「Vivid BAD SQUAD 1st CRASH」だ。
コネクトライブをタップすると待合エリアに入るのだが、これまでのバーチャルライブと違って最初にしなければならないのが、リアルイベントと同じくチケットショップでのチケット購入。チケットは有償クリスタルでしか買えないので、あらかじめ準備しておくとスムーズに事を運べる。
チケットを手に入れたならば、待合エリアの奥に見える“ライブ会場”と書かれた場所へ移動するか、または画面右上にある“入場”と書かれたボタンをタップすれば、そこはもうライブ会場! ここで開演までの時間を待つことになるのだが、会場には既にユーザーのアバターキャラがギッシリと入っているのがわかるだけでなく、吹き出しなども数多く見られた。これらは、通常のバーチャルライブ時と同じように使える表現方法だが、一部はバーチャルコインまたはクリスタルが必要となるものもある。
時間になりステージが暗転すると、今まで何もなかった場所に巨大な画面が表示されカウントダウンがスタート。それが終わると、入れ違いに「Vivid BAD SQUAD」の小豆沢こはね・白石杏・東雲彰人・青柳冬弥の4キャラクターとミクさんを加えたメンバーが現われ、いよいよライブが始まった。その記念すべき1曲目となったのは、「Forward (作詞/作曲:R Sound Design)」。
画面中央に円形に配置されたステージには、演者が通る通路やメンバーは配されておらず、ある意味360度すべて上手(かみて)と表現できるかもしれない。つまり、全方向が正面になる、見通しの良い舞台となるのだ。
ライブ中は、画面左側1/3の部分でプレーヤーアバターの立ち位置を、画面中央をピンチアウト・ピンチインすることで拡大縮小、画面右側1/3をスワイプすれば視点を、それぞれ変更することができる。通常のライブイベントでは、基本的には指定された場所からの移動は許されていないし、ましてや演者を間近に見ることは双眼鏡でも持っていなければ不可能だ。しかしコネクトライブでは、そのような制限は一切ない。好きな場所で、見やすい角度で、プレーヤーが自由に鑑賞することができるのだ。
ステージ上では演者もあちこちに動くので、推しメンだけを正面に補足するよう追いかけながら見たり、舞台を一望できる場所に移動してのんびり鑑賞するなど、好みのスタイルで楽しめてしまう。
そうこうしているうちに、1曲目の演奏が終わっていた。通常のバーチャルライブであればここで終了となるのだが、コネクトライブはそんなこぢんまりとはしておらず、リアルライブと同じようにちょっとしたトークも挿入されていく。さらには、ステージ上のメンバーが途中に表示されたプレーヤー達のコメントを拾ってくれるだけでなく、その発言者名も読み上げてくれることもある。どれほどの確率かはわからないが、名前を呼ばれるのは相当なレアケースだと思われるので、選ばれた人が羨ましいことこの上ない。
ここで、ミクさんと入れ替わりでレン君が登場し、5人で2曲目の「Beat Eater(作詞/作曲:ポリスピカデリー)」を披露。さらに、3曲目では再びミクさんがレン君と交代し、「RAD DOGS(作詞:q*Left/作曲:八王子P)」へと続いた。
アンケート機能でプレーヤーの要望に添ってトーク内容を決定
これが終わると、次のトークテーマとして“今日歌った曲の話”と“学校生活の話”のどちらが聞きたいかを、プレーヤーアバターが装備しているペンライトを使いアンケートが行なわれた。リアルライブでやろうとすると、集計作業が大変なので実現が難しいが、コネクトライブなら各プレーヤーのタップした結果を集めればすぐに答えが出るということで、ある意味リアルライブよりも優れた部分かもしれない。そんなアンケートの結果は“学校生活の話”に票が集まったということで、杏と彰人が追試を受けたことなどが語られ、冬弥に「追試のせいで練習時間が取れなくなるのはどうかな?」と突っ込まれるというオチに(笑)。
トークが終わると、最後の曲として演奏されたのが「シネマ(作詞・作曲:Ayase)」。ここでは、前のコーナーでレン君くんと入れ替わったKAITOが参戦し、大盛り上がりのうちにライブは終了した……と思ったところで、画面には“アンコール”と書かれたアイコンが登場。つまりは、リアルイベントと同じくアンコールも、各プレーヤーの行動次第ということのようだ。ボタンを押せば、画面からは“アンコール”の吹き出しと共に、アンコールのコールが聞こえてくる。これは、実際にライブに来ているのと変わらない盛り上がりだ! と思いつつアンコールボタンをタップしまくっていると、改めてミクさんがステージに登場した。
「みんなの声が届いたよ」というメッセージと共にアンコール演奏が始まり、5曲目の「Just Be Friends(作詞・作曲:Dixie Flatline)がこはね・杏・ルカさんの3人で、6曲目となる「威風堂々(作詞・作曲:梅とら)」が彰人・冬弥・KAITOの3人により続けて披露された。
この後にトークパートを挟み、最後に「Ready Steady(作詞:q*Left/作曲:Giga)を「Vivid BAD SQUAD」の4人とミクさんで披露して、初となるコネクトライブは終了となった
リアルとバーチャルのいいとこ取りのコネクトライブの今後に期待!
自宅環境が許せば、今はまだ難しいリアルイベントでの大声コールも可能なほか、実際のライブでは会場が広すぎてメンバーに届かないメッセージも、コネクトライブならコメントを送ることでそれができてしまうなど、ある意味ではリアルライブを越えている一面を体験できた。
リアルにはリアルの、バーチャルにはバーチャルの良さがあるが、コネクトライブではそれらのいいとこ取りをしていると感じられたので、「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」をプレイしている人はもちろん、このご時世でライブに行けなくてしょんぼりしている人や、イベントに興味はあるものの実際に行くのには躊躇していたという人も、ぜひ一度体験してみてほしい。
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